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パッシブハウス・ジャパン視察ツアーin黒部

March 17, 2017

昨日は、パッシブハウス・ジャパン設立7周年記念大会オプショナルツアーとして、弊社で施工担当させていただいた前沢パッシブハウスをはじめ、パッシブタウンで先行している3つの街区を見学して回りました。当日は、パッシブハウス・ジャパンの代表理事である森みわさん(キーアーキテクツ代表)をはじめ、同理事でもある松尾設計室の松尾和也さん、西方設計の西方里見さんなど錚々たるメンバーが参加。その時の様子を写真ダイジェストでご紹介します。

 

 

パッシブハウス・ジャパン|黒部パッシブたうんハウス|上越市・妙高市・糸魚川市の工務店|注文住宅|木の家づくりハウスメーカー|キノイエ|

 

 

弊社で施工させていただいた前沢パッシブハウス(2015年11月竣工/設計:キーアーキテクツ)。

 

 

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この日の黒部市内の日中最低気温は、-3℃。ですが、26前後をキープした室内は、大勢の見学者が中に入っただけでオーバーヒートするほど。もちろん、室内は一般的なエアコンが1台稼働しているだけです。

 

 

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2015年11月の竣工依頼、YKKの研究チームによるデータの収集と解析が進んでいます。

 

 

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パッシブタウンとは、YKK株式会社様が自然エネルギー活用の可能性を徹底追及。自然の恵みを享受する「パッシブデザイン」を目指して、真に持続可能な街と住まいを黒部に実現することを通じて、これからの日本のモデルを黒部に創ること、また、黒部から日本、そして世界へ発信することを目標としています。(YKK株式会社様報道発表より要約)

 

 

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具体的には、YKKグループの社宅跡地3万6,100㎡をおよそ6期に分けて開発するという壮大なプロジェクト。全体のランドスケープデザインは、プレイスメディアの宮城俊作氏。自然エネルギーを活用する「パッシブデザイン」でエネルギー消費を削減することを設計の条件としていますが、その達成プロセス、デザインや設備の選定などは設計者に任せていることが大きな特徴。完成後はエネルギー削減目標に対する達成率や、再生可能エネルギーの使用率などを検証することになっています。2025年までに賃貸集合住宅250戸を完成させる計画で、すでに第1期街区36戸の入居が確定しています。

 

 

今回は、既に工事が完了、あるいは竣工目前となっている1~3街区工事の全体を視察しました。

 

 

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第1期街区の設計は建築家の小玉祐一郎氏によるもの。最大の特徴は、室内にエアコンが一つもないこと。北アルプスを源流とする黒部川扇状地特有の豊富な地下水を建物内に循環させる他、夏場の季節風「あいの風」を巧みに取り入れて、室内を快適な温度に保つ仕組みになっています。

 

 

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第2街区の設計は、建築家の槇文彦氏。最大の特徴は構造熱橋防止システム「イソコルブ」を採用し、躯体の内外熱伝導を最小限に抑えている点。空調機器は一般的なエアコンを複数台採用していますが、外皮性能の強化+熱交換換気と通風、給湯熱負荷は太陽熱活用による組み合わせにより、負荷削減率8割以上の性能が期待されます。

 

 

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第3街区は、前沢パッシブハウスの設計も担当した森みわさんが担当。元の躯体を生かして高気密高断熱化したリノベーション単身寮。施工箇所によりEPS、ロックウールを使い分けて外断熱を付加した躯体(内断熱は既存のものをそのまま採用)に、地元産の杉板を大胆に採用したインパクトのある外観が特徴。2棟に分かれている建物はそれぞれドイツパッシブハウス認定とアメリカLEED認証という各国のハイレベルな基準をクリアした文字通り究極のエコハウス。竣工のプレス発表前のため、工事中及び完成写真の撮影はNGでしたので、こちらの模型写真のみ。ちなみに、この模型は、プロモデラーである森さんのお父様が製作されたそうです。

 

 

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1~3街区の地下には巨大な駐車場を完備しています。また、木質バイオマス発電設備や太陽熱利用システムも備え、循環する水の温度を調整しています。このバイオマスボイラーで給湯も賄っています。

 

 

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黒部の先進住居としてあこがれの存在となり得るパッシブタウン。入居される方がうらやましいと素直に感じました(笑)

 

 

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