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肩寄せ合うも

December 3, 2018

以前、出張で横浜を訪れた時の1コマ。この日は、知る人ぞ知るディープな飲み屋街がひしめく「野毛」というエリアに足を運んでみました。

 

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桜木町駅から徒歩7~8分ほど歩くと、大岡川沿いに面して横に長く湾曲した2階建ての集合ビルが目に飛び込んできます。ここは「都橋(みやこばし)商店街」と呼ばれ、野毛のランドワークともいえる建物です。見るからに昭和のレトロな雰囲気を醸し出しており、ともすると常連さんの巣窟のようにも見えますが、近年は地元、観光客、老若男女を問わず、多くの人たちから愛される野毛の人気ハシゴ酒スポットになっています。

 

 

建物内には約60店も肩を並べて軒を連ねており、その一つひとつのお店は3坪ほどの広さしかありません。カウンター越しに7、8人も座ればほぼ満席のような状態になります。お店によっては立ち飲みオンリーというところも多数。もちろん、各お店にトイレはなく、ビル内に設置されている共用のトイレを使用しますが、その扉を開けるには、各店内に掛けてある共有の鍵を借りなければ開けられないようになっています。

 

 

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そんな小さなお店に足をひとたび足を踏み入れると、その日初めて出会った人たちばかりなのに、なぜか10分後には、みんながカラオケマイクを手に仲良しになるという不思議な雰囲気があります。狭い空間だからこそお互いに譲り合いながら身を寄せ、カウンター越しのママさん(バーテンさん)とのさりげないキャッチボールから違う席のほろ酔い気分のお客様にパスが流れ、そこから気の利いたジョークが返ってくる・・・まさに、昭和の懐かしい人情劇が建物内のあちこちで繰り広げられています。

 

 

そんな楽しい時間を過ごしながら、実はあらためて建築の役割の重要性を感じました。清潔感あふれる開放的な空間創造も建築の仕事であるなら、人と人とが肩をぶつけあい、自然と気心を交わせる仕掛けを創造することも建築の重要な仕事・・・この都橋商店街を見ていると、その原点を思い起こさせられたような気がしました。

 

 

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ちなみに、その都橋商店街ビル前の通りを1本入った裏通りに、「日の出理容院」と書かれた廃墟のような怪しげな建物がありますが、これもれっきとした立ち飲みバー。その名の通り、昔理容院だった場所をほぼそのまま再利用して使用している、知る人ぞ知る隠れ家バー。うっすらと灯る照明だけが営業しているかどうかを見分けるサイン。まともな看板すら立てていませんので、初めての人は勇気が試されます(笑)気になる方はぜひ、野毛のディープな世界をぜひ覗いてみてはいかがですか?

 

 

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