Kinoie Work Gallery

vol.08

高田の家

[上越市高田地内]


敷地の裏には小さな川が流れる閑静な住宅街。お施主様の思い出がたくさん詰まった所縁の地に建てられた高田の家。

ポイントはソトとナカをつなぐ窓の切り取り方。古くからの住宅街でもあり、建物が密集している立地でありながら、リビングにある大きな窓、そして2階の階段ホールにある二面の大きな窓から差し込む光と景色は、移りゆく四季折々の変化を感じさせます。
さりげなく主張する佇まい
落ち着いたオフブラックの外装に、さりげなく配置された木質パーツ。軒下、出窓回り、そしてファサードと、全体に占めるその木質の割合はとても抑えめ。なのに、通りを行き交う人の目を惹くその外観。やり過ぎない、オーソドックスでありながら、ずっと眺めていたくなるアクセントの効いた佇まいは「木視率」が決め手。考え抜かれたバランスの中にデザインの本質があります。

ぬくもり、空気感を大切にする
玄関土間はキノイエのアイデンティティでもある大谷石を使用。土間に使う石材の中でも特に柔らかいこの大谷石は、靴の上からでもその感触の違いを感じ取れるほど。この大谷石と天然木の相性は、素材の中でも黄金バランスともいえる組み合わせ。多くの建築家に愛されてきました。

そこから素足になってリビングへ一歩足を踏み入れると、天然木の心地よい足触りと香り。また、視覚、触覚、嗅覚だけでなく、何とも言えないやさしい音の反響の違いにも気づくはず。キノイエの家づくりは、こうしたぬくもり、空気感をとても大切にしています。
季節の表情を楽しむ極上の額縁
2階へ上がる階段ホールに、南東にひらく大きな二面の窓があります。

窓の向こうには、小川を挟んで緑が立ち並んでおり、春には桜が、冬には白銀のアートが、また、朝は木漏れ日のシルエットが楽しめます。少しずつ変化する季節の表情を楽しむには贅沢過ぎるほどの眺め。それはまるで毎日取り替えられる絵画の額縁のよう。ソトとナカをつなぐキノイエの設計思想がここにも生かされています。
静寂を味わう
寝室には、あえて小さく切り取られた二面の出窓が、その空間に最低限必要十分な光をもたらしてくれます。そこにキノイエの定番である「すのこ天井」は、室内に反響する音をやわらげる特性を持ち合わせています。

もともと閑静な住宅街の中にある高田の家。その中でも寝室は最も静寂を味わえる空間に仕上げています。
歳月をかけて魅力が増していく家
天然木は築後100年~200年かけてその強度を増していきます。新築した多くの家は、完成した瞬間がピークですが、キノイエは、この天然木の時間の流れとシンクロするように、歳月をかけて魅力、所有する喜びを増していく家になるよう意識して設計されています。




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