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吊りデッキ


July 17, 2016

新潟の工務店|注文住宅|現代町家|自然素材の家|木の家|キノイエ|

July 17, 2016

キノイエのアイテムをまたまたご紹介。今回は「吊りデッキ」です。

 

吊りデッキ

 

住まいのコストダウンは至上命題です。しかし、コストダウンによっていちばん失われやすいのが、外観の個性です。特にバルコニーや出窓など、立体的な造作はコストアップの要因となり、設計上敬遠されつつあります。結果、家は平面的なつまらない顔になってしまいがちです。

 

吊りデッキ

 

そこで考案されたのが、この「吊りデッキ」。一般的なバルコニーやベランダとは一線を画し、この吊りデッキは登り梁を軒に大きく突き出させ、そこからボルトで吊る仕組み。実にシンプル。現代町家の標準設計パーツとして規格化されていますので、オリジナリティを持ちながらも施工にかかる費用がリーズナブルです。しかも、上から吊るという構造的メリットは非常に大きく、地上からの柱が不要になります。これにより、デッキ下に障害物がなくなり、自由度の高い空間設計が可能になります。

 

また、強度も十分にありますので、ベランダとしてはもちろん、物干し、プランターなどの植栽置き場としても機能します。

 

キノイエ外観

 

吊りデッキは、住まいに立体感とアクセントを与える機能美の優れたアイテムなのです。

 

コンパクトでハイクオリティ、かつコストバランスのいい住まい。それがキノイエの基本理念です。

 

吊りデッキ

 

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餅まき上棟式


July 16, 2016

上棟式

July 16, 2016

上越地域でも見かけることが少なくなってきた「餅まき上棟式」。塩屋新田の家の建設にあたっては、あえて、この餅まき上棟式を行いました。

 

上棟式

 

「上棟式」の歴史的な背景について、少しだけ簡単に触れてみましょう。上棟式とは、日本で建物の新築の際に行われる祭祀で、棟上げ(むねあげ)式、建前(たてまえ)、建舞(たてまい)とも呼ばれます。竣工後も建物が無事であるよう願って行われるもので、通常、柱・梁などの基本構造が完成して、棟木を上げる際に行われます。式の方法や次第には、地域による違いもあるようです。

 

上棟式

 

そして、地域により、ここに「餅まき」という風習が加わります。餅をまく目的は、諸説ありますが、一般的には、様々な厄災を避けるためで、神饌であり保存食でもある餅をまくことが広まったとされています。そして、餅と一緒に、この上越地域では小銭をまく風習も残っています。そもそもこれは、「家を建てる」ということが、地域の住人たちによる助け合いの共同作業であったことに由来します。穴の開いた硬貨に紅白の紐を通して投げる風習には、「よきご縁となりますように」という意味も込められています。また、家を建てられるということは、一定の富を得たということの証でもあり、地域の人々にその幸せをお裾分けすることで、地域の中での人間関係をより円滑にするためのとても大切な習慣でした。

 

上棟式 上棟式

 

ところが、日本の経済成長がピークに向かう1980年代以降、世帯の核家族化が進行し、建売住宅などが大量に流通するような時代に突入すると、近所づきあいの希薄化が加速していき、次第に上棟式自体の重要性が薄らいでいきました。

 

上棟式

 

近年では、「上棟式は、建主が大工や工事関係者に気持ちよく仕事を進めてもらう、もてなしの意味が強い」、「わずか1時間前後の儀式に十数万円かかる」として、簡略化や省略を勧める住宅会社も多くなりました。たしかに、建主様、同時に施工会社側にも物理的・時間的な負担が生じる「餅まき上棟式」の簡略化を勧めることは、考え方としてある意味合理的であるかもしれません。

 

上棟式

 

しかし、考え方によっては、むしろこんな時代だからこそ、この儀式のもつ目に見えない影響力や、先祖からの繋がり、ご家族にとっての大切な思い出など、様々な判断材料をふまえた上で、実施の有無を決めていただくことがとても大切なのではないかと考えています。

 

上棟式

 

上棟式

 

先祖代々から住み慣れた地域、あるいは新たに近所付き合いを始めようとする土地で、家を建てるということは一生に何度もあることではありません。私たちは「最高の地元ライフ」とは何か?ということを常に追求しながら、お客様の人生の大きな節目である「住まいづくり」という場面で、様々な助言など、悔いのない関わり方をしていきたいと考えています。

 

上棟式

 

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キノイエのスタッフたち その2


July 15, 2016

キノイエスタッフ

July 15, 2016

本日は、また一人キノイエスタッフのご紹介です。

 

キノイエスタッフ

 

今回ご紹介するのは、前回ご紹介した杉の上と共にキノイエのブランドディレクターを務める藤田麻実子(ふじた まみこ)です。

 

上越市出身。今年で在籍12年のベテランセールスエンジニア。二級建築士。常に笑顔で人と接する彼女のキャラクターは、多くのお客様から愛され、厚い信頼を得ています。

 

そんな藤田のキノイエでの主な役割は、ブランドディレクターとして、特にお店づくりと魅力発信に力を発揮。来週開催される「涼」を楽しむ暮らし方見学会の企画も彼女が中心となって組み立てられたもの。しかも、このチラシ作成にあたっても、モデルハウスの演出や広告用の撮影に至るまで、まるでテレビ局のADさん並みに一人で何役も担っています。撮影時、どうしても演出上欠かせないアイテムが上越市内のお店になかなか置いていないと知るや否や、市内の雑貨店を隈なく駆けずり回って撮影ぎりぎりに間に合わせたり、小さなモデルのちーちゃんが途中で飽きて投げ出してしまわないように、おもちゃを持ち出してあやしたり、バイタリティあふれる彼女の動きはなかなか真似できるものではありません。

 

キノイエスタッフ

 

そんな彼女の最大の武器は、その明るさと共に多くの仲間を巻き込む「チームづくり」の力。その力は、入社して間もない新人時代から既に遺憾なく発揮されています。当時、会社から指名された企画チームで、突然「感謝祭をやりましょう!」と発案。なんとそれこそが、現在までカネタ建設で12年間続く、1日で3,000人以上を集めるモンスターイベント「オレンジフェア」なのです。当日総勢70名ほどになる運営スタッフは、ほとんどが藤田よりも年配の男性社員と協力業者の幹部社員たち。彼女を中心リーダーとした実行委員会がその全てを取り仕切っていますが、これを可能にしているのはまさに、彼女の「人を巻き込む力」に他なりません。

 

オレンジフェア

 

オレンジフェア2015

 

キノイエスタッフ

 

このオレンジフェアの誕生秘話、波乱万丈の成長ストーリーについては、話せば非常に長くなりますので(笑)、いつか別の機会でお話しすることにしたいと思います。

 

キノイエスタッフ

 

キノイエスタッフ

 

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7/23(土)・24(日)「涼」を楽しむ暮らし方見学会


July 14, 2016

暮らし方見学会_キノイエ

July 14, 2016

昨日ご紹介したちーちゃんが登場する広告の全貌がいよいよ公開です。

 

来週7月23日(土)・24日(日)の2日間、キノイエ上越モデルハウス「塩屋新田の家」にて、「「涼」を楽しむ暮らし方見学会」を開催します。

 

チラシは、こんな感じに仕上がりました。ちーちゃんとママの素敵な関係性が伝わる素敵な写真。

 

涼を楽しむ暮らし方見学会

 

涼を楽しむ暮らし方見学会

 

以下は、チラシ本文です。

 

‟照りつける強い日差しと蒸し暑さが特徴的な上越地域の夏。窓を閉め切り、エアコンをまわす暮らしが当たり前になった現代。ですが、時にはそんな夏の一日、住まいをほんの少しソトに開いて、自然が運んで来るやわらかい心地よさを楽しんでみませんか?

 

冷暖房機器の存在しなかった時代の日本の住まいには、家の中を抜ける風の心地よさ、ちょうどよい軒の出がつくり出す陰影、障子に映る木漏れ日に加え、すだれや風鈴、打ち水など住まい手のひと手間が加わり、「やさしい快適さ」が存在していました。

 

キノイエは、次世代基準を上回る高い断熱・気密性能を持ち合わせながらも、ナカとソトをつなぎ、光と風を操るパッシブデザインの住まいを追求しています。この地域で賢く暮らしてきた先人たちの知恵と工夫を上手に取り入れた「新しくて懐かしい」住まい。その魅力をぜひあなたの五感で感じ取っていただければ幸いです。”

 

涼を楽しむ暮らし方見学会

 

この暮らし方見学会には、イベントメニューも盛りだくさん。親子で風鈴づくりの工作教室、初日は無料で専門家による浴衣着付け教室もご用意。ちょうど、23日(土)からは高田地区で上越まつりが、そして26日(火)からは直江津祇園祭が始まります。お母さんと娘二人で浴衣を着てお出かけ・・・夏の思い出、最高の地元ライフをお手伝いできればと思います。また、お子様にはかき氷も用意しています。この他、24日(日)はとことん家づくりの不安にお答えする無料コンサルティングメニューもご用意。そして、サプライズのおもてなしメニューも登場予定(!?)どうぞお楽しみに。

 

涼を楽しむ暮らし方見学会

 

イベントの詳細は、こちらのページでご紹介しています。

「涼」を楽しむ暮らし方見学会

 

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新・小さなモデルさん


July 13, 2016

キノイエ_小さなモデルさん

July 13, 2016

昨日は、上越モデルハウス「塩屋新田の家」にてとある撮影会が行われました。

 

キノイエ_小さなモデルさん

 

小さな邸宅にまたしても小さなモデルさんが登場。今回は、昨日ご紹介したブランドディレクターの杉ノ上とその愛娘ちーちゃんです。

 

親子揃ってかわいい浴衣姿。実は、今月23日(土)・24日(日)2日間開催予定の「暮らし方見学会」の広告用写真の撮影でした。テーマは「夏」。涼を楽しむ暮らし方を皆様に楽しんでいただこうとスタッフが鋭意画策中です。

 

キノイエ_小さなモデルさん

 

それにしても、ちーちゃん、よくがんばりました。カメラ目線になることもほとんどなく、まるでプロモデル並みの自然な立ち振る舞い(笑) 約1時間ほどの撮影でしたが、途中で投げ出すことなく、ママの言うことを概ね(笑)きいてくれました。おかげでいい写真がたくさん撮れました。

 

キノイエ_小さなモデルさん

 

昨日は、ちーちゃんとママにとって特別な日となりました。だって、親子でお仕事初共演の記念日なのですから。ちーちゃんが大人になった時、チラシを見て、この日のことを思い出してくれるといいなと思います。

 

キノイエ_小さなモデルさん

この日は、ちーちゃんの大好きなおばあちゃんもお手伝いに来てくれました。

 

※見学会イベントの詳細は確定次第、こちらのページでご案内予定です。

→ イベント情報

 

 

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キノイエのスタッフたち


July 12, 2016

キノイエスタッフ

July 12, 2016

キノイエスタッフ

(写真左)ブランドディレクター 杉ノ上まゆみ / (写真右)チーフ・ブランドマネージャー 伊藤正之

 

キノイエのブランド展開を統括している中心メンバーをほんの少しご紹介します。

 

写真右は、チーフ・ブランドマネージャーの伊藤正之。左は、ブランドディレクターの杉ノ上まゆみ。

 

チーフ・ブランドマネージャーの伊藤は、キノイエの中心人物。糸魚川市出身。「小さな邸宅。」のコンセプトの元になる設計思想、そして、施工管理体制を含めた技術面の全てを統括するマネージャー。二級建築士、一級建築施工管理技士、インテリアコーディネーターの資格の他、パッシブデザインの住まいづくりにとって極めて重要な「省エネ建築診断士」の資格を、上越地域の住宅会社で初めて取得した、まさに「建築好き」「家づくり大好き」を地でいく意欲的なエンジニアです。家庭ではよき父。サッカー少年でもあり、チームプレーを重視する体育会系。協力業者さんからも信頼が厚く、彼の周りには常に最先端の情報が集まってきます。

 

キノイエスタッフ

 

ブランドディレクターの杉ノ上は、設計事務所の経験を経て、弊社のセールスエンジニアとして長年多くの住まいづくりに関わってきました。彼女の最大の長所は「共感力」。実は、家庭では一人娘を育てるよき母でもあり、誰よりも「暮らし」が分かるという点が強みです。常にお客様の言葉に耳を傾け、彼女独特の非常に物腰の柔らかい姿勢で問題解決のための様々な提案を提供してくれます。同時に彼女は、上越支店長という肩書も持つスーパーマネージャー。二級建築士、宅地建物取引主任者の資格を有しています。上越市出身。

 

キノイエスタッフ

 

この他にも、キノイエ・チームには、この地元新潟県上越地域で生まれ育った個性的で頼りがいのある素敵なスタッフたちが集まっています。このブログでも少しずつご紹介していきたいと思いますので、どうぞお楽しみに。

 

キノイエスタッフ

 

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小さなこだわり


July 11, 2016

こいずみ道具店のTongue

July 11, 2016

こいずみ道具店のTongue

 

キノイエのこだわりは、細部に息づいています。

こちらは、家具デザイナーの小泉誠氏が手掛ける「こいずみ道具店」の「Tongue」というアイテム。革の取っ手で、大きなネジで取り付けるというシンプルさ。遊び心満載です。そして、使い込む程、手に馴染んできます。

 

このTongueは、収納の取っ手の他、吉村障子の引き込み用の取っ手等、隠れた場所にもさりげなく使用されています。

 

tongue

 

このTongueを使った家具が採用されているキノイエ上越モデルハウス「塩屋新田の家」の見学はこちらまで

https://www.kinoie-niigata.com/gallery/model_index.html

 

※小泉 誠  Makoto Koizumi
 
1960年東京生まれ。デザイナーの原兆英・原成光両氏に師事した後、1990年コイズミスタジオ設立。箸置きから建築まで生活に関わる全てのデザインを手掛ける。2003年にデザインを伝える場として東京の国立市に「こいずみ道具店」を開き、リアルなデザイン活動を展開している。

 

 

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モデルの正体


July 10, 2016

キノイエの小さなモデル

July 10, 2016

キノイエ

 

小さな邸宅、キノイエのホームページに、ちらっと登場する小さな女の子モデルの正体、実は弊社代表 猪又の三女でした。

撮影日当日に、近くに立ち寄ったので急遽撮影に混ぜてもらいました。

社長とそっくりです(笑)

 

キノイエ‗モデル

 

キノイエ‗モデル

 

キノイエの小さなモデル

 

キノイエの小さなモデル

 

キノイエの小さなモデル

 

3姉妹

 

 

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建具の美しさを追求する


July 9, 2016

心地のいい空間|キノイエ|新潟県上越市・妙高市・糸魚川市の注文住宅|木の家づくり工務店|

July 9, 2016

塩屋新田の家|上越市・妙高市・糸魚川市の注文住宅|木の家づくり工務店|キノイエ|

 

この障子の写真を見て、ピンと来た方はかなりの建築通です。

 

この障子は、「吉村障子」といいます。吉村障子とは、建築家の吉村順三氏が、框と組子の見付寸法を18ミリで統一し見込を30ミリとした障子デザイン・・・要するに全ての枠の寸法が同じになっていることが特徴。普通の障子の場合、強度や作業性を考えて大抵が外側の枠が太くなっていますが、吉村障子は外枠も中枠も同じ寸法でつくられており、これにより、閉めた時、まるで一枚の障子に見えるようにデザインされています。やわらかな光、美しいシルエット・・・ミニマリズムを追求した日本の建具は、けして和風建築のだけのアイテムではなく、様々な様式の建築スタイルにも合うということが分かる実例です。

 

ただし、この建具製作にはかなりの技量が要求されますので、製作できる職人は非常に限られています。キノイエには、これを非常に高い精度でカタチにできる、とても腕の良い職人さんたちが仲間にいます。弊社とは非常に長い付き合いになります。キノイエの小さな邸宅は、まさに、こうした職人たちの手仕事が随所に息づいている上質な木の家なのです。

 

吉村障子‗キノイエ|上越市・妙高市・糸魚川市の注文住宅|木の家づくり工務店|キノイエ|

 

上越モデル「塩屋新田の家」を見学希望の方はこちらへ

 

※吉村順三(1908~1997)

日本の建築家。皇居新宮殿の建設に関わった日本の建築界の巨匠。東京都生まれ。東京芸大教授。フランク・ロイド・ライトに学び帝国ホテル建設の際に来日したことで有名なアントニン・レーモンドに師事し、彼に日本建築を伝えた人物。戦後日本のモダニズムを代表する建築家として、海外で高い評価を受ける。代表作に国際文化会館、ニューヨーク近代美術館日本館などがあります。

 

 

 

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無垢の床~表面処理の違い


July 8, 2016

キヌカ

July 8, 2016

前回は、天然無垢の床材の樹種による性質の違いについてお話しさせていただきました。

今回は、その無垢の床材の表面処理に関するお話をしてみたいと思います。

 

樺桜無垢フローリング

 

フローリング

 

無垢フローリングを表面処理するのは、表面の保護と木目に美しい表情を持たせることなどが主な目的で、表面処理剤には、現在多数の選択肢があります。

 

まず、これまでいちばん一般的とされていたのが、アクリル系の「樹脂ワックス」です。樹脂ワックスは塗るだけで透明で光沢のある硬い塗膜(フィルム)をつくります。乾燥時間、硬化時間が早いので、これまで広く一般的に使用されてきました。ただし、アクリル系樹脂ワックスには光沢仕上げしかなく、塗り重ねることで床材表面の光沢が増しますが、その分、天然木本来の暖かみのある風合いが損なわれるというデメリットもありました。

 

ワックス

 

その後、「ウレタン塗料」が広く用いられるようになりました。ウレタン塗料は、樹脂ワックスと比較して6~10倍強の厚みの塗膜を形成し、床をしっかりと保護してくれるのが特徴です。また、表面の風合いも光沢、半光沢、つや消し仕上げなど、目的に応じてテイストを選べるのが特徴です。なお、ウレタン塗装には油性と水性があります。

 

ウレタン塗装

 

そして近年、シックハウス症候群、化学物質過敏症など、室内環境の意識の高まりから「自然塗料」系と呼ばれる選択肢が広く出回るようになってきました。自然塗料とは、通常鉱物系の顔料と植物油から構成されるものを指します。樹脂(油脂)の成分の種類の違いから塗膜となって木材を保護する方法が異なります。あまに油やひまわり油等、植物の種子などから採取される天然油脂を主成分とした「オイル系」と呼ばれる浸透型の塗料、セラックやダンマル等、樹木や昆虫等の天然樹脂を主成分とし、木材の調湿機能を残しながらも塗膜を造り素材を保護するため耐水性に強い「ワニス系」と呼ばれる造膜型の塗料、蜜ロウやカルバナロウ等のロウ類を主成分とし、多くはオイルやワニス塗装後の塗膜の補助膜として使用される「ワックス系」の塗膜保護剤などがあります。

 

ミツロウワックス

 

「オイルは自然塗料なので環境に優しい」という風潮もありますが、オイルには多くの有機系の溶剤が含まれる場合があります。また、頻繁にメンテナンスが必要で、そのメンテナンス時に使用するフロアオイルの大半が溶剤であるため、必ずしも自然塗料のすべてが環境に優しいとは言い切れません。

 

 

キノイエに使われている無垢の杉フローリングには、オイル系の自然塗料の中でも、100%天然成分で構成される「キヌカ」という塗料を使用しています。主成分は私たちの主食のお米(ぬか)が原料なので、「赤ちゃんが舐めても大丈夫」というのがキャッチフレーズになっています。キヌカは、浸透性の塗料です。表面に塗膜を作らないので木の呼吸を失わず、木の香り、質感と共に調湿作用を維持します。また、溶剤を使用していないので、塗装直後でも室内に臭いが残らないので、換気も不要というのが特徴です。

 

キヌカ

 

木目が際立ち、木になじみやすくしっとりと仕上がる100%天然塗料。無垢材の特徴を失わず裸足で暮らす日本人の生活に最適な素材をキノイエでは厳選して使用しています。

 

キノイエ

 

 

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