YouTubeで紹介しています「住宅と花とアート展」
April 21, 2022
ブログでも度々ご案内しておりましたが、4月8日(金)~10日(日)の3日間、自分スタイルで楽しむお花と素朴なアートのある空間を上越在中のクリエイターが提案するコラボイベント「素敵空間創造企画 〜 住宅と花とアート展」が開催されました。
その時の様子をインタビューを交えてYouTube動画にUPしましたので、ぜひご覧ください。
ご好評により続編の開催も検討中です。どうぞお楽しみに。
<Creator>
ground.p(グランプ)
https://www.ground-plants.com/
2,000組を超えるウエディングを手掛けたフローリストがプロデュースする上越市の フラワーショップ。フラワーアレンジ、花束、ワークショップ、フラワーギフト、ドライフラワー、押し花(加工)、アフターブーケなど豊富に取り扱う。
vinculo.flower(ヴィンクロ・フラワー)
https://www.vinculo2019.com/
好奇心や遊び心をくすぐる、花とコーヒーの専門店。テーマは“植欲を満たす空間デザイン”。店内では、ネイティブフラワーと呼ばれる南アフリカやオーストラリア原産の花と、それらを使ったドライフラワーや雑貨、多肉植物などを販売。
kiichi(きいち)
https://www.instagram.com/kiichi_miwa/
絵描きであり自然物作家。 独自の世界観による作風で多くのファンを魅了。小さな体の中に命を感じます。見たことのないカタチの命ですが、いつだったかどこかで出逢ったことがあるような…なんだかずっとそばにいてくれたような…そんな感覚。
5 bottle club(5ボトルクラブ)
https://www.instagram.com/fivebottle_club/
ground.pから生まれたコミュニティ。クラブの趣旨は、5ボトルの花器を使って遊び、仲間と共有すること。
kinoie(キノイエ)
https://www.kinoie-niigata.com/
地材地建 美しい木の家
株式会社カネタ建設が提供するオリジナルブランド。まちの中にありながら、限りなく自然との調和を楽しみ、暮らしの豊かさを存分に味わうことのできる木の家です。
地元糸魚川産の杉を使った外壁などが特徴。コンパクトででハイクオリティ、かつコストバランスの良い住まいです。
<Contents>
生花・ドライフラワーデザイン展示
木彫りアート展示
即売
キノイエ(住宅)見学
【お知らせ】こどもみらい住宅支援事業がはじまりました
December 29, 2021

※注1「子育て世代」とは、18歳未満の子を有する世帯

住宅街にありながら
October 17, 2021
最近は敷地が小さくなったせいか、家づくりを考え始めた時に庭をあきらめてしまう人が増えました。
家を建て、カーポートをつくればそれでもういっぱい。
庭なんて作る余裕がない・・・、ついそう思ってしまいがちです。
私たちキノイエの家は「たとえ一坪でもいいから庭をつくろう」と考えています。
もともと日本の町には家々に庭があり、そこが色々な生き物の住処になっていました。
モデルハウス「塩屋新田の家」にも様々な生き物が遊びに来ます。
先日も庭の草取りをしているとご近所の方にきれいに色づいたムラサキシキブを褒められました。
ですが、このムラサキシキブ、キノイエが建てられた5年前にはお庭になかったんです。
きっと鳥が運んできたのでしょう。
一坪でもいい。
住宅街にありながらも鳥が遊び、蝶が戯れる小さな緑のネットワークを広げたいものです。
【暮らし番外編】雨の美山デイキャンプ
May 5, 2021
カネタ建設のYouTubeチャンネルに、私たちの暮らす上越、糸魚川地域の暮らしの魅力について、スタッフの視点で編集する「最高の地元ライフ」番外編「雨の美山デイキャンプ」の映像をUPしました。
新型コロナウイルス感染症の拡大、都市部の緊急事態宣言の影響等で、人と人との直接交流が難しい昨今ですが、地元の暮らしの楽しみ方について、今後はこうした映像メディア等も駆使して皆様にお届けしていきたいと考えています。
YouTube動画視聴は上の画像をクリック↑
糸魚川市最大規模の都市公園である美山公園。糸魚川駅から車でわずか数分に位置し、各種スポーツ施設や遊戯施設、ミュージアムなどさまざまな機能を有している市民の憩いの場。そして、海山の絶景を楽しめる最高のロケーションにキャンプスポットがあります。
しとしとと響く雨音、立ち昇る煙、ゆるやかな会話・・・雨の中のデイキャンプもまた風情があります。
大自然に囲まれた極上のダイニングでいただくアヒージョやアクアパッツァ、そして懐かしい本格中華そばなど、どれも絶品。地魚、山菜、お米、地酒・・・地元の食材は春夏秋冬豊富に揃っています。
地元にある資源を生かした様々な暮らしの楽しみ方、これからも私たちの視点でお届けしていこうと思います。
今回お届けした美山公園キャンプ場はこちら
芽吹き
April 16, 2021
大雪の中に埋まって枝がしなったり、折れてしまった樹木たちですが、この数日の暖かさでつぎつきに芽吹きはじめました。
この1、2月は塩屋新田の家が誕生して初めて経験した35年ぶりの豪雪。家の周りに2m近くの雪が積もり、アプローチから雁木の玄関ポーチに入るのも一苦労の状況でした。
この大雪を体験し、キノイエ板壁材の越後杉たちも今年のような大雪を何十回いえ何百回と乗り越えてきたのだと思うと頭が下がります。
そして、改めて大雪の中で育つ杉のしなやかな強さを大切に感じることができました。
そして、これからの季節は厳しい冬を耐えてきた越後杉の板壁に新緑が映える季節になります。
私たちがこだわりぬいたキノイエの素材ひとつひとつのストーリーをお客さまにお伝えしていきたいと思います。
地域課題で息を合わせる
March 9, 2021
先日のブログの続きです。
緑でつなぐ未来創造会議(3M)の令和2年度事業として取り組んできたビジョンマップが完成したことを受けて、糸魚川市役所にて完成報告を行いました。
報告会は糸魚川商工会議所の高瀬吉洋副会頭、糸魚川産業創造プラットフォーム事業の田邉榮三委員長、3Mの座長である弊社代表猪又並びに3Mメンバー企業の方々が出席し、米田市長へ完成したリーフレットとポスターをお渡ししました。
更に、弊社猪又や3M参画企業より糸魚川市長へ事業報告や今後の3Mの取り組み等を説明。糸魚川市長からは官民連携の本事業に対してお礼のお言葉をいただきました。3Mの取り組みは、素晴らしいメンバーに恵まれ、官民お互いの特技、長所を生かし、本当に息の合った連携プレーで事業を進めることができ、「地域課題はこういうチームワークで取り組むべき」という手応えを感じた事業になりました。
繰り返しになりますが、こちらのリーフレットとポスターは市内の学校や駅等で配布、設置、他にも多方面での活用を検討しています。
また、このビジョンマップは始まりに過ぎず、今後、糸魚川杉を活かした商品開発、ブランディング、教育プログラム、ツーリズム・レジャー、エネルギーなどのテーマについてよく検討し、産官連携で取り組んでいく予定です。
このリーフレットやポスターを目にした糸魚川市民のみなさんが、この糸魚川の豊かな森林資源のことを考えていただけるきっかけになれば嬉しいです。
世界の常識に近づけるか
March 5, 2021
3/4の日経新聞の報道で、国土交通省が2025年度にも、新築住宅について省エネルギー基準の適合を義務付ける方針であることが明らかになりました。
これまでは、個人が住宅を取得する際、住宅事業者に課されていた義務は、住宅の省エネ性能に関する説明のみにとどまっていましたが、政府の「2050年のカーボンニュートラル(温暖化ガス排出量実質ゼロ)を実現」という方針の下、ようやく止まっていた時計の針が動き始めたようです。
省エネ基準への適合が義務化されると、外壁の断熱材、高断熱性の窓設置、高効率の空調や発光ダイオード(LED)照明の導入などが求められるようになります。報道では、「これまではコストがかさみ、悪影響が及ぶと考える業界の反対が根強く、住宅は義務化には至っていなかった。」とあります。しかし、ここには、日本の住宅の高性能化に後ろ向きであった利害関係者の影も見え隠れし、真面目に高性能かつ良質な住宅づくりに取り組んできた多くの工務店経営者のみなさんは違和感を感じたに違いありません。また、たとえ義務化されても、その基準値がどの程度のレベルを要求しているかが重要です。
こう書くと皆さんの多くは驚かれるかもしれませんが、実は世界の先進国レベルで見てみると、日本の住宅はあまりにも性能基準が低すぎる(+義務ではない)というのが厳然たる事実であり、今や世界の常識となっています。よく、日本よりも極寒の地である北欧諸国から来日される外国人のみなさんが、「日本の家は寒すぎる」と口にするのも偶然ではありません。関連ブログ記事:「世界一燃費の悪い住宅」をお読みいただけると、少し事情がご理解いただけると思います。
今回、そこに風穴を開けたのが、先日河野大臣を中心に行われた内閣府「第5回 再生可能エネルギー等に関する規制等の総点検タスクフォース」でした。有識者による少し専門的な内容も多いのですが、通しでご覧いただけると、これまでの日本の住宅政策の功罪と課題、そこに変革を起こそうとする河野大臣の姿勢などがよくわかる内容になっています(特に後半の1時間56分あたりから、河野大臣の総括のコメントに注目です)。こちらの模様は、業界内でも非常に話題となり、この数日後に今回の報道に至っています。ご興味ある方はぜひ以下のYouTubeをご覧ください。
内閣府「第5回 再生可能エネルギー等に関する規制等の総点検タスクフォース」
今回の記事には、「日本の二酸化炭素(CO2)排出量の15%を占める家庭分野の改革を進める。」とあります。その通り、世界各国のエネルギー事情を考えてみても、膨らみ続けるエネルギー消費をいかに抑えるかを考える上で、家庭で使用される冷暖房器具の電気、化石燃料の消費量抑制が大きなカギとなります。また、日本の住宅性能の高度化は、エネルギー問題だけでなく、私たちの健康寿命にも大きく影響します。(関連ブログ記事:「老後の健康寿命は断熱化がカギ」をお読みください)
【大阪市千里ニュータウンで80名を調査。それぞれの住人群の住人の、60歳からの要介護状態になった年齢をグラフに示したもの】
すでに欧米やアジアの国々は、日本とは比較にならない省エネ性能基準が義務化されています。日本の住宅のあり方が世界の常識に近づけるか、これからに注目です。
地産地消の持続可能なまちづくりへ
March 2, 2021
森は油田だ!
糸魚川の豊富な森林資源を活かした独自の地域経済循環をつくりたい!
そんな思いで制作したビジョンマップが完成しました。
この取り組みは、林業、製材業、木材加工業、工務店、設計事務所をはじめ、糸魚川市内の森林資源に関する川上から川下までの仲間が有志で集まって組織された「緑でつなぐ未来創造会議(Midori Mirai Meeting/通称:3M(さんえむ))」によって実現しました。なお、3Mの座長は弊社代表猪又が担当しています。
完成したパンフレットは1万部発行。市内の学校や公共施設、各企業など広域に配布され、ポスターも約100ヶ所の施設に掲示されます。
糸魚川市の森林面積は市全体の約87%。その面積は東京23区を包み込むほどの大きさ。にもかかわらず、その大半がまだ未活用のまま、森の高齢化が進んでいます。
目先の損得だけで輸入木材を買えば買うほど、糸魚川市からはお金が流失し、森は荒れ、海の資源にも影響を及ぼします。地元で経済活動を行う私たちの責任も大きいと感じています。
反対に、森を適切に維持管理し、整備すれば、アウトドアレジャーやグリーンツーリズムなど、この地域の特色を生かした新たな産業育成にもつながります。また、間伐された木材を建材だけでなく、エネルギーや熱源としても利用可能です。
SDGsの考え方が少しずつ浸透し始めている今だからこそ、地元の木で学校や施設をつくり、家を建て、エネルギーとしても活かすという地産地消の「持続可能なまちづくり」の大切さを地域のみんなで学ぶチャンスだと思います。
https://www.facebook.com/MidoriMiraiMeeting
風情のある暮らし
August 7, 2020
先日、上越モデルハウス「塩屋新田の家」の芝刈りを行いました。
短くなった芝からコオロギが顔を出しました。
日中はセミの鳴き声が聞こえますが、
日が暮れてくると、この子たちにバトンタッチをしているのでしょうか。
お盆を前にさっぱりしたお庭。
夏はビニールプールや、友人を呼んでバーベキューなどお庭での楽しみ方がたくさん。
窓を開けて、自然が運んでくるやわらかい風の心地よさを感じる。
ソトとナカをつなぐキノイエの住まいだからこそ楽しめる風情のある暮らしです。
世界最大の無印良品 直江津に出店
August 2, 2020
2020年7月20日、上越市西本町3の直江津ショッピングセンター2階に「MUJI 無印良品 直江津」がついにオープンしました。コンセプトは「地域の“くらしの真ん中に”」。オープンにあたり、全国から公募した社員が事前の上越市内フィールドワークを実施。そこで生まれた様々な地域密着のアイデアを反映させた挑戦的なお店になります。
直江津ショッピングセンターは、2019年5月にキーテナントであったイトーヨーカドー直江津店が撤退していましたが、このテナント2階部分のワンフロアが無印良品で埋め尽くされています。売り場総面積は約5,830平方メートルで、同社の取り扱いブランドのほとんどとなる約7,000アイテムの商品が並び、無印良品としては世界最大級の広さになります。
新潟県補助事業である「令和元年度 ふるさと新潟木づかい事業」により、店内は雁木通りをイメージした梁をはじめ、至る所に上越産の杉がふんだんに使用されています。地元密着を意識した設計になっています。
店内のメインコンテンツともいえる「BOOKS & CAFÉ」コーナーは、MUJI BOOKSとスターバックスコーヒーで構成されており、ひときわ目を惹きます。
スターバックスコーヒーが無印良品内に出店するのは、この直江津店が初めて。というより、実は、無印良品自体がこうしたサブリースの形で外部企業に売り場内に出店させたのは、この直江津店が初めて。他にもカルディコーヒーファームや久世福商店(長野)などが参加しています。
地元上越産の杉材をふんだんに使用した本棚が渦を巻くように並ぶ同コーナーには、食と絵本を中心とした書籍と古本約3万5,000冊が並びます。本を買わなくても3冊までならスタバに持ち込んで読めるというのもうれしい仕掛け。
スターバックスコーヒー裏面の壁画コンセプトは、上越市出身の児童文学作家・小川未明の代表作と店のつながりを表す人魚のアートが描かれています。ここでも地元上越地域を意識した工夫がなされています。
店内には他にもフードコートとして「なおえつ良品食堂」があります。妙高名物「とん汁のたちばな」さんからつくり方を教わった豚汁など、随所に地元との共生を意識したメニューも並んでいます。将来的には地元企業が自ら出店・運営できるように促していくことで地域活性化に貢献しようという狙いがあります。
無印良品の住宅ブランド「陽の家」のショールームも全国で初めて店舗内に設置されました。
ここでは、住宅と暮らしに関する様々なアイテムが取り揃えられています。ハウスメーカーとは一線を画すシンプルで自然派志向の暮らしのイメージ。家づくりを考える人にとっては、暮らしのショーウィンドウとしての利用価値は大いにあるのではないかと思います。
写真:キノイエ「南寺町の家」(糸魚川市)
ちなみに、上の写真は私たちの「キノイエ」。実は無印良品さんのアイテムとの親和性も高く、実際にキノイエの住まいを建てられたオーナー様の中にも無印良品ユーザーがいらっしゃいます。また、反対に、木の家づくりを得意とし、地元産の杉をはじめ、自然素材にこだわり、ここちよい暮らしを設計する私たちの家づくりの価値など、無印さんとの比較を通じてより一層理解が深まるのではないかと私たちは考えています。
無印良品 直江津は、JAえちご上越の農産物直売所「あるるん畑」とも連携。上越産の野菜や米など約100品目を販売する「なおえつ良品市場」も地域連携の特徴的な例。下の写真の通り、ここまで潔く上越産杉材を取り入れる無印良品の店舗デザインの発信は、地元の杉材に対する肯定的なイメージを増幅させ、多くの上越市民のマインドに「地元×デザインがいい」というパラダイムシフトをひき起こしてくれたのではないかと感じています。
また、店内には、上越市の後援により自習や休憩スペースとして開放する「Open MUJI」と呼ばれるコミュニティースペースもあります。
今後、こちらのスペースでは、デザイナーの展示会や同店スタッフによるワークショップなどのイベントも開催する予定とのこと。また、オープンキッチン設備も充実。料理教室や関連イベント、キャンプ関連のワークショップも積極的に実施予定としており、ここからも地域との共生、土着化にかける無印良品の本気度が伝わってきます。
この他、「くらしの備え。いつものもしも。」をコンセプトに、普段から使っているアイテムを万が一の災害時に防災用品として活用できるよう提案する「MUJI CAMP TOOLS」コーナーを無印良品として初めて設け、無印の商品と合わせ国内外の20アウトドアメーカーの商品が並べられています。
コロナ禍でのオープンでありながらも、休日は特に隣県からの来場もあり、時間帯によっては入場制限がかかるなど、店内は大変なにぎわいで、アクセス道路もやや渋滞気味になります。
実はそこから車でわずか数分の通り沿いに私たちカネタ建設の上越店があります。店内は木をふんだんに使っていることから、無印良品 直江津を見てからご来店いただいたお客様から、「MUJIさんの別館みたい」という感想をいただくこともあったります(笑)
ちょっと便乗したような感じ(笑)に見えますが、私たちの店舗はそれ以前に完成していますのでそこに意図はありません。ですが、お客様のご要望に応じ、無印良品のアイテムや世界観からインスパイアされた暮らしのイメージを具現化するお手伝いもまた私たちの得意分野。一方で、地域密着の建築設計のプロとしてより有益な情報をご提供し、失敗しない家づくりをナビゲートすることも私たちの重要な仕事だと考えています。