現代町家という、ひとつの考え方
February 18, 2026

現代町家は、
昔の家をそのまま再現するのではなく、
町家の知恵を、いまに生かした住まいです。
かたちをなぞるのではなく、
人と暮らしの関係性をどうつくるか。
光の入り方や、
外との距離感、
奥へとつながっていく空間のつくり方。

そうした、これまで大切にされてきた考え方を、
いまの暮らしに合うかたちで
そっと受け継いでいきます。
開放的でありながら落ち着きがあり、
閉じているようで、外とつながっている。
内と外、開と閉、そのあいだにある心地よさ。
そんな、少し不思議な感覚があります。

住まいのかたちは違っても、
大切にしているのは、
日々を穏やかに重ねていけること。

現代町家も、そのひとつのかたちだと考えています。
過去のブログ:現代町家憲章
冬でも窓辺の居心地がいい理由
February 20, 2025
今月の『 新光町の家 フリー見学Day 』
悪天候の中、たくさんの方にご来場いただきまして、ありがとうございました。
この日は10年に1度ともいわれていた大雪の日。窓から見える景色は真っ白でした。
つい除雪を考えると億劫になってしまいますが、改めて雪景色を見ると、きれいだなと思えた日でした。

そして、ご来場された多くの方が驚かれていたのが、家の中のあたたかさです。
当日の外気温は2度でしたが、新光町の家では床下エアコン1台だけで、各部屋の室温を20~22度で保っていました。(設定温度23度)

左:外気温2度 右:室温24度

床下エアコンの設定温度23度

1階広間の温度(22.1度)

2階子供室の温度(20.6度)
玄関は寒いイメージがありますが、家の断熱性と気密性を高め、適切な換気計画を行うと、玄関もあたたかい場所になります。
なので、家に入った瞬間からあたたかさを感じ、ホッとした気持ちになれます。
また、この断熱性能を高めるために、断熱材を工夫するだけでなく、窓(サッシ)もトリプルガラスの高性能サッシを採用しています。
ガラスとガラスの間に熱の移動を抑えるガスを注入しているので、内外の熱の損失を減らし、窓際にいても気流を感じたり、ひんやりしないのが特徴です。

この高性能サッシを使う理由は、単に性能をよくするため、だけではありません。
このサッシを使うことで、窓際の結露を減らすことができ、冬でも窓際を居心地のいいところにすることができます。
かつての単板ガラスやアルミ複層ガラスの窓では、この時期窓ガラスがびちゃびちゃに濡れて、結露ワイパーで水分を取ったり、断熱シートを貼ったり、冷気を遮断するためにカーテンや障子を閉めっぱなしにする状態が当たり前になっていました。

結露のイメージ
ですが、この日の新光町の家の窓は・・・

内外の気温差が20度以上あり、場所によっては雪が窓ガラスに付いていましたが、窓内側ではガラス面もサッシ枠も結露していませんでした。※ガラスに付いている水滴は屋外側の雨です。

そのため、結露のストレスもなく、冬でも景色を楽しむことができます。

あたたかいコーヒーを片手に窓辺で読書・・・
冬でも外とのつながりを持ちながら、おうち時間を楽しむ。
次回の『 フリー見学Day 』は、3月8日・9日です。
■ ご家族だけでゆっくりと見学したい
■ 資金・土地など具体的な相談や質問がある
■ ゆっくりと住まいのご相談をしたい
■ 平日やフリー見学以外の土日に見学をしたい など
じっくりご覧になられたい方はご予約も承っております。
まだまだ寒い日が続く今だからこそ、ぜひご体感いただきたいと思います。
現代町家がつくる、まちかど
January 31, 2025
昨年の10月に着工した、kinoie姫御前の家。
「姫御前」は ”ひめごぜ” と読みます。
この地はかつて姫御前という地名で、遺跡も発掘されているような歴史のある場所です。

そこに今、2棟の現代町家kinoieが並ぼうとしています。
奥に見えるのが、昨年お引渡しさせていただいたkinoie東寺町の家です。
設計プランや外装は異なりますが、設計思想は同じ。
まちの風景になじむような、低く安定感のあるプロポーションはどのkinoieも共通しており、それが複数棟並ぶと、美しいまちの風景へと変わります。
1つの家族が住む1つの家。それが家族のためだけでなく、地域の人のためにもなったら。
この道を通る人たちにも、なんだか気持ちいいなと思ってもらえるような、そんなまちの風景を目指しています。
そんな姫御前の家は、現在外部の施工がほぼ完了し、中で大工さんたちが天井や床を作っています。

外壁には、新光町の家と同じ、糸魚川杉を使用しています。
今はこげ茶のような色味で、木質感やあたたかみがありますが、経年変化でシルバーグレーに変わっていき、年々渋みのある格好いい色味になっていきます。
まちの風景をつくるkinoieですが、家の中からは景色を楽しみます。
こども部屋からは、糸魚川の山々が見え、1階の居間からは桜の木が見えます。

また、性能も高めながら、この家では太陽光発電も採用。
パッシブ設計の観点から、南面に勾配をつけていますが、その屋根の形状にしておくと、太陽光パネルも好条件で載せることができ、発電量が増えます。

電気代が上がり続けている中で注目されている太陽光パネル。
現在はさまざまな補助金も出ているので、採用しやすくなってきています。

これから内部を仕上げていきます。
完成見学会は5月に予定しております。
ぜひまちかどの風景から内部の心地よさまでご体感していただければと思います。




















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