間もなく開催「陀羅尼町の家」完成見学会
September 23, 2021
間もなく開催となるキノイエの完成見学会「陀羅尼町の家」。
おかげさまで予約枠も残りわずかとなりました。
ブログにて度々紹介させていただいている陀羅尼町の家ですが、
本当に多くの方に見ていただきたいおうちです。
キノイエの良さを最大限生かした外に開く設計。
今日は私のお気に入りポイントをご紹介します。
陀羅尼町の家は周辺の景色を取り入れる大きく開いた窓と、
窓に面してウッドデッキがあります。
ウッドデッキにはお手製のベンチがあります。
実はこのベンチ、下にエアコンの室外機があります。
三方が人の行きかう道に面しているため、おうちの三面には機械設備が表に見えてこないよう工夫しました。
少しの工夫、少しの手間。
ただつけるのではなく、そこには細やかな心遣いがある。
本物の良さと、上質な空間を是非体感してください。
まずはオリジナルムービーをご覧ください
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町の景色の一つになる
September 22, 2021
街角の小さな庭
September 20, 2021
「陀羅尼町の家」にはこの街に住む皆様が季節を感じられるよう、敷地内に小さな庭があります。
周りの景色を切り取り、取り込む「借景」や、自分たちが室内から楽しむためのガーデニングはよく聞くと思いますが、この庭は見てもらう為につくりました。
シンボルツリーは「ソヨゴ」という木です。
ソヨゴは柔らかい印象が人気の常緑樹で、名前の由来は「風に葉がそよそよとそよぐ」ことからつきました。
春には白い花を咲かせ、秋には赤い実をつけるので道を通る皆様が季節を感じ、少しでも安らいでいただけるように。
もちろん室内もキノイエならではの景色を切り取る工夫がされています。
家の中からは春は桜、秋は紅葉と周辺の景色を室内に取り込む「借景」を生かした設計をしています。
キノイエは窓をうまく使い、外にひらくつくり方。
敷地の中だけでは完結しない設計を是非体感してください。
城下町高田 ~ kinoie陀羅尼町の家~
September 13, 2021
今回は、「陀羅尼町の家」のある城下町高田の暮らしについてお話してみたいと思います。
上越市高田を調べてみるとまず上がってくるキーワードが高田城址公園の桜、そして「町家」と「雁木」が出てきます。
私(スタッフN)も上越出身ですが、実家は町家ではなかった為この仕事に携わるまで町家とはどのような家なのか知りませんでした。
町家とは、間口が狭く奥行きの長い家のつくりをいい、狭い土地により多くの町民が住むためと間口の幅で税が決まった事から造られるようになったと言われています。
町屋の特徴の一つ「通り庭」
上越地域には高田と直江津地域それぞれに町家の並ぶエリアがあります。その一帯に現存する古い建物のほとんどは昭和中期から明治期に建てられたものですが、中には江戸時代後期に建てられた町家も残されています。
旧今井染物屋:江戸時代末期の建物。上越市内に現存する町家の中でも最も古く最大級の町家
この町家のもう一つの特徴が「雁木」です。
江戸時代、「この下に高田あり」と高札がたてられたほど豪雪地帯だった高田では、冬季間でも人の往来ができるよう、家の前に張り出した庇である雁木が作られました。
雁木通りは最盛期には17.9キロにも及んだと言われ、現在は駅前や商店街のアーケードなども含め16キロ程の雁木が現存し、日本一の長さを誇っています。
雁木は母屋の一部であり、雁木の下は私有地なので、庇の高さや下の舗装も一軒一軒異なります。
大雪の時ばかりでなく、雨風や夏の日差ししのぎ安全な通学路としても活躍しています。
こんな町家の良さを「かたち」だけではなく、「暮らし方そのものの知恵と工夫」、人として普遍的な「居心地のよさ」を現代の暮らし方に上手に変換してあげること、それがキノイエの目指す家づくりの理想です。
キノイエは現代町家ともいい、雪国の暮らしに根付いた土間のある空間や、雁木を思わせる軒下空間。
陀羅尼町の家はそんな城下町高田に新しく建てられた歴史を感じさせる家になりました。
夜を美しく
September 11, 2021
キノイエは夜の姿も素敵なんです。
落ち着きがあり、ゆっくりと時が流れるような優しい光。
80年の生涯を送るとするとそのうちの65年は家で過ごす時間だそうです。
さらに仕事をしている年代であれば夜の時間が一番長いでしょう。
夜の明るすぎる照明は睡眠の質や時間・生活リズムにも影響を与えます。
足し算ではなく、引き算する設計は照明にも生かされています。
キノイエの照明はデザインも実にシンプルで、明かりも壁の反射をうまく利用します。
壁紙は卵の殻を主原料としたエッグウォールを使用することで光の質感もなめらかになります。
エッグウォールは光の反射具合が塗り壁に近いため、美しい光のグラデーションとなります。
おうち時間が見直されている昨今、ホッとできる空間づくりの一つとして照明も大切になります。
夜の顔も素敵なキノイエ、是非一度体感ください。
キノイエの木視率
September 9, 2021
「木視率」という言葉を聞かれたことはありますか?
人は木を眺めているとストレスが軽減すると言われ、木視率が40%~50%ある家は格段に安らぎ感が増すのだそうです。
キノイエの木視率は40%前後です。
多すぎず、少なすぎずリラックスした空間に感じます。
ちなみに一般的な住まいは20%程度。
間取りにもよりますが、部屋のおおよその面積の割合は、
「天井 20% ・ 床 20% ・ 壁 60%」と、言われています。
昔ながらの日本家屋を訪れた際に感じる何とも言えない「居心地のよさ」や「やすらぎ」は木視率も関係していると思います。
この木視率、適度にパーセンテージが高くなるほど和やかさや安らぎを感じることが医学的・生理学的にも証明されています。
よく、モデルハウスに来られたお客様からは「とても落ち着く」と、お褒めの言葉をいただきます。
キノイエの設計にはにはすべて理由があります。
模造品を使わず、本物だからこそできる安らぎの空間。
他にはない安らぎの空間設計を是非ご覧ください。
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