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手触りを大切にする


November 19, 2017

無垢の家|上越・糸魚川・妙高の工務店|新築・リフォーム|自然素材の注文住宅|キノイエ|

November 19, 2017

今月末まで完成見学会が開催されている「大和の家」(上越市)は、コンパクトでハイクオリティ、かつコストバランスの良さを追及して設計された住まいですが、見た目のデザイン性だけではなく、毎日手に触れる喜び、つまり「手触りのよさ」を大切に考えています。

 

 

無垢の家|上越・糸魚川・妙高の工務店|新築・リフォーム|自然素材の注文住宅|キノイエ|

 

 

中でも大切なのは、毎日手に触れる家具や建具のセレクト。キノイエでは、お施主様の暮らしむきを考えながら、ショップセレクトとオリジナル製作を上手に組み合わせてご提案します。

 

 

無垢の家|上越・糸魚川・妙高の工務店|新築・リフォーム|自然素材の注文住宅|キノイエ|

 

 

キノイエには、長年のお付き合いの中で私たちの設計意図をしっかりと汲み取りながら、与えられたコストの中で、唯一無二の素晴らしい家具を製作してくださる建具職人さんがいます。彼らの素晴らしいところは、視覚的な美しさもさることながら、お施主様が毎日手に触れることに様々な想像力を働かせ、手に触れた瞬間の指触りと動作のしやすさ、使い続けることで生まれる、素材の経年変化の美しさなどにきめ細かな気遣いをしてくれている点です。けっして「複雑につくり込む」ことや「いい素材を無制限に使う」ということを善しとせず、職人としてのこだわりよりも、どこか人に対する優しさを感じるところがとても好きです。

 

 

無垢の家|上越・糸魚川・妙高の工務店|新築・リフォーム|自然素材の注文住宅|キノイエ|

 

 

そして、この「手触り」感の違いこそが、上質な住まいと安っぽい家とを決定づける一つの要素になります。写真や遠目ではごまかせても、この手触り感だけはとても正直です。本物を手にする喜びを知っている人は、この手触り感をとても大切にします。

 

 

家はさまざまな人が介在してつくられます。そして、そこに関わる人の心のありようがその建物に如実に表れてくるのが、家づくりの素晴らしいところでもあります。

 

 

|自然素材の家|上越・糸魚川・妙高の木の家|新築・リフォーム|キノイエ|

 

 

「雁木のある暮らし~大和の家」完成見学会は、11月30日(木)まで毎日開催中です(10:00~16:00)。詳しくはこちらをクリック↓↓

 

|完成見学会|上越・糸魚川・妙高の自然素材の木の家|新築・リフォーム|キノイエ|

 

 

|上越・糸魚川・妙高で自然素材の家づくり|木の家の注文住宅|高性能エコハウス|キノイエ|小さな邸宅|最高の地元ライフ|

ファブリック選び


October 23, 2017

|ファブリック選び|自然素材の木の家|上越・糸魚川・妙高の注文住宅工務店|新築・リフォーム|キノイエ|

October 23, 2017

先日のブログでもご紹介していました家具選びの続きです。今回は、キノイエのオーダー家具のファブリック選びについてです。

 

 

|ファブリック選び|自然素材の木の家|上越・糸魚川・妙高の注文住宅工務店|新築・リフォーム|キノイエ|

 

 

住まう人に寄り添い、毎日の暮らしをさりげなく引き立てる家具たちの役割は重要です。住まいが完成し、お引渡しが完了したその先は、衣服や雑貨など、お施主様のチョイスによりその家に少しずつ様々なアイテムが仲間に加わっていきます。そのお施主様のチョイスしたアイテムたちとも仲良くできる色と素材選びは、中でもとりわけ重要な作業なのです。

 

 

まず大切なのは、張り生地。今回ベンチソファでセレクト中の生地はリバコトレーディング社のNCシリーズから。このNCシリーズは、多くの椅子に採用されている実績があり、椅子張り生地の定番ともいえるアイテムでカラーも豊富です。弊社モデルハウス塩屋新田の家でも採用されています。

 

 

|キノイエ|新潟県上越市・妙高市・糸魚川市の注文住宅|木の家づくり工務店|

 

 

素材の内訳はアクリル70%にウールが30%の構成。アクリル素材100%だと固く冷たいイメージになりやすい生地感に、ウール素材が含まれることで、やわらかい肌触りと素材感を実現しています。ウールは夏場だと暑苦しいイメージがあるかもしれませんが、このNCシリーズの配合バランスはとても絶妙で、夏場でもそれほど暑苦しさは感じられず、一年中快適に座ることができます。気になった方は、ぜひモデルハウス塩屋新田の家で実際に座ってみてください。

 

 

|ファブリック選び|自然素材の木の家|上越・糸魚川・妙高の注文住宅工務店|新築・リフォーム|キノイエ|

 

 

お次は色。色とりどりの素材サンプルを見ると、どうしても鮮やかで発色のよいものに目を奪われがちですが・・・

 

 

|ファブリック選び|自然素材の木の家|上越・糸魚川・妙高の注文住宅工務店|新築・リフォーム|キノイエ|

 

 

キノイエのコンセプトには、「何十年たっても飽きのこないデザイン」、「歳を重ねるごとに味わいが深まる素材・デザイン」という不文律があります。もちろん、鮮やかな色をチョイスする場合もありますが、今回は、ネイビー系、グレー系の落ち着いたカラーから厳選中。カットサンプルだけでは、なかなかイメージしにくいかもしれませんが、この組み合わせ、無垢材との相性、なかなかいいですよ。お施主様の個性と馴染んだ時、じわじわと良さが伝わってくるようなインテリアになりそうです。来月の見学会をどうぞお楽しみに。

 

 

|自然素材の注文住宅工務店|キノイエ|上越・糸魚川・妙高の家づくり|最高の地元ライフ|木の家|

無垢材と突板


February 3, 2017

突板|上越市・妙高市・糸魚川市の工務店|注文住宅|木の家づくりハウスメーカー|キノイエ|

February 3, 2017

無垢材に囲まれた住まいは、長く使えば使うほど、キズや色の変化そのものを風合いとして楽しむことができる上、素材そのものの重厚感や頑丈さも含めて一生ものの財産になるので非常に魅力的です。

 

 

銘木|上越市・妙高市・糸魚川市の工務店|注文住宅|木の家づくりハウスメーカー|キノイエ|

 

 

反面、合成建材との比較において、造り付け家具や内装の広範囲に無垢材を使えば、それなりの価格になります。材種にもよりますが希少材種や高級木材はなかなか手が出ません。(もちろん、一生ものの財産と考えれば、その魅力は価格以上であることは間違いありません)

 

そこで、コストのバランスを考えつつ、プリント合成された建材を使わずに無垢材の風合いを生かした家づくりを実現する選択肢として「突板」が挙げられます。

 

 

突板|上越市・妙高市・糸魚川市の工務店|注文住宅|木の家づくりハウスメーカー|キノイエ|

 

 

「突板(つきいた)」とは、木材を0.2ー0.6mmほどに薄くスライスした板材、つまり木のシートのようなもので、下地素材に貼り合わせることで無垢材のような造作材をつくることが可能です。希少性の高い美しい木目を持つ木材が用いられることから、銘木単板(めいぼくたんぱん)とも呼ばれます。無垢材に比べると、壁材・床材・天井材の使用面積に対して天然木の表情を生かしたまま、価格を抑えることが可能です。また、無垢材とは異なり、内部の構造を自由に組み立てることで、無垢材特有の反りがほとんど発生しないという利点もあります。

 

 

突板|上越市・妙高市・糸魚川市の工務店|注文住宅|木の家づくりハウスメーカー|キノイエ|

 

 

写真は、当社の過去の施工実績から。ここでは、ブラックウォールナットを突板に使用しています。無垢材ではコスト的に見ても到底再現することのできない贅沢な風合いを広い面積で使用することが可能です。

 

 

弱点は、無垢材と比べて傷や汚れがつきやすく、人の手や物の接触が多い箇所は、表面が剥がれて下地が出てきてしまうリスクがある点です。一般的にはテーブル板や椅子などには不向きです。

 

 

突板|上越市・妙高市・糸魚川市の工務店|注文住宅|木の家づくりハウスメーカー|キノイエ|

 

 

無垢材と突板の性質を理解し、上手く使い分けることで、1ランク上質な家づくりが可能になります。

 

 

 

木の家フェスタ|上越市・妙高市・糸魚川市の工務店|注文住宅|木の家づくりハウスメーカー|キノイエ|

 

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UUチェア


January 10, 2017

UUチェア|小泉誠|上越市・妙高市・糸魚川市の工務店|注文住宅|木の家づくりハウスメーカー|キノイエ|

January 10, 2017

家づくりと共にとても重要なのは家具選びですが、特にその家の顔となるのはダイニングチェアです。

 

 

塩屋新田の家に使われているのは、デザイナーの小泉誠氏が手掛ける「UUチェア」。製作は徳島県鳴門市で木製椅子・ソファの製造を専門とする宮崎椅子製作所様。このUUチェアは小泉氏の家具を好んでチョイスする建築家の間では定番アイテムの一つとなっています。

 

 

UUチェア|小泉誠|上越市・妙高市・糸魚川市の工務店|注文住宅|木の家づくりハウスメーカー|キノイエ|

 

 

まず、UUチェアの登場以前に同じく小泉誠氏が手掛けた「Uチェア」について知っておく必要があります。

 

 

|上越市・妙高市・糸魚川市の工務店|注文住宅|木の家づくりハウスメーカー|キノイエ|

Uチェア:株式会社宮崎椅子製作所様のサイトより

 

 

宮崎椅子製作所様のサイトには、小泉氏の解説としてこう記されています。

 

 

「自分が設計をした空間に似合う椅子が欲しいと思いデザインをしました。 日本の空間は角材で構成される事が多く、この「U chair」も角材の構成で身体を心地よく支えながらも建築的で空間に馴染む事を考えています。 その名のとおり背とアームがUの字をしているので「U chair」です。単純な形態をしていますが、肘をゆったりと掛ける事が出来てなかなかの座り心地です。 このUの字の部材をフィンガージョイント+削り出しをしていますので、とても「木」らしい魅力的な印象に仕上がりました。」(小泉誠)

 

 

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Uチェア:株式会社宮崎椅子製作所様のサイトより

 

 

背もたれのUの字を描いた美しい曲線につながる直線的な脚。どの角度からも美しく見えるシルエットは、日本のスタンダード木造住宅にマッチする不朽の名作といえるでしょう。

 

 

そして、そのUチェアの人気を受けて新たに生まれたのがこの「UUチェア」です。

 

 

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UUチェア:株式会社宮崎椅子製作所様のサイトより

 

 

「U chair の評判がとてもいいもので、もっと座り心地の良いアームタイプの椅子に挑戦しました。U chair の上にU型のアームを付ける事で、背の当たる面積も増え、肘当てにも余裕ができ、何よりも構造的に強い形になりました。 じつは、小泉が仕事場で常時座っているのがこの UU chair です。」(小泉誠)

 

 

|上越市・妙高市・糸魚川市の工務店|注文住宅|木の家づくりハウスメーカー|キノイエ|

Uチェア:株式会社宮崎椅子製作所様のサイトより

 

 

作者本人が実際に仕事場で使われているというだけあって、長く使われることにフォーカスして考え抜かれた実用デザイン。Uチェアに比べて肘の掛け心地を優先したことで、若干サイズアップしていますが、全く重たい印象がありません。シルエットは非常にシンプルスマート。まさに引き算のデザインが生み出す「用の美」を感じさせる作品です。

 

 

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UUチェア(左)とUチェア(右):通販サイトcosha様のサイトより

 

 

ご興味を持たれた方は、ぜひ塩屋新田の家にご来場いただき、実際に腰かけてみてください。しっくりとくる肘掛けの肌触り、丸みを帯びた背もたれのなんともいえない格別の座り心地は、他のダイニングチェアには味わえない感覚です。日常の食事時間が、あるいはデスクワークの時間がいつもより楽しくなる、そんなアイテムです。

 

 

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色の引き算


November 30, 2016

|キノイエ|新潟県上越市・妙高市・糸魚川市の注文住宅|木の家づくり工務店|

November 30, 2016

キノイエの佇まいの基本は、「引き算する設計」。コンパクトでありながら、機能性と暮らしやすさを追い求め、小さくした分だけ少し上質な本物素材(+温熱性能)を選ぶことで、長く飽きのこない普遍的なデザインの住まいを実現することができます。

 

 

そして、それは使用する色の考え方もまた同じ。引き算の思想で組み立てられています。

 

 

|キノイエ|新潟県上越市・妙高市・糸魚川市の注文住宅|木の家づくり工務店|

 

 

珪藻土を使用し上質さのある胡粉色(ごふんいろ)の壁、経年で少しずつ表情を変える天然無垢の杉の生色を中心にしたシンプルな構成。強いて言えば、塩屋新田の家では玄関土間に大谷石を使用しており、日本の色でいうところの浅葱鼠(あさぎねず)や千草鼠(ちぐさねず)といったような淡い青緑がかった色がさりげないアクセントとして調和しているくらいで、後はほとんど色を入れないというのがスタンダードな考え方です。

 

 

大谷石の土間|キノイエ|新潟県上越市・妙高市・糸魚川市の注文住宅|木の家づくり工務店|

 

 

住まい手の個性は、むしろ取り込む家具や小物、普段着などによって表現される方が自然ではないかと考えています。だから、住まいそのものをいたずらに彩色・デコレーションするのではなく、よりシンプルに研ぎ澄ませることで、何十年経っても飽きのこない上質なキャンバスのような存在となります。「色を引き算するから色褪せない」とはちょっと乱暴な表現ですが、何年経っても、建物自体の個性が鼻につくようなことがありません。また、オーナーが世代交代することで、差し色も変わり、その家に新たな生命が吹き込まれていきます。

 

 

|キノイエ|新潟県上越市・妙高市・糸魚川市の注文住宅|木の家づくり工務店|

塩屋新田の家に設置されたオリジナル製作のソファ。向日葵色(ひまわりいろ)のファブリックが一つ入るだけで、オーナーの人柄や趣向イメージがガラリと変わります。

 

 

キノイエ

 

 

キノイエは、住まい手の個性を最大限引き出す「引き算」の思想で家づくりを行います。

 

 

 

|キノイエ|新潟県上越市・妙高市・糸魚川市の注文住宅|木の家づくり工務店|

 

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毎日手に触れるものだから


November 16, 2016

|キノイエ|新潟県上越市・妙高市・糸魚川市の注文住宅|木の家づくり工務店|

November 16, 2016

一日の始まりと終わりに必ず握手をする相手・・・それは玄関のドアノブであったりします(笑)

 

|キノイエ|新潟県上越市・妙高市・糸魚川市の注文住宅|木の家づくり工務店|

 

今は、建材メーカーから毎年様々な高機能の玄関ドアが発売されており、日に日に進化していますが、キノイエではお客様のご理解の下、あえてオーソドックスな真鍮のドアノブを提案させていただいています。

 

 

建材メーカーの新製品も魅力的かもしれませんが、反対に「玄関ドアを見ると年代(古さ)が分かる」と言われるくらい栄枯盛衰が激しいのも特徴です。そうであるなら、長年、毎日握手しても飽きのこないマテリアルを選ぶ・・・というのも賢い選択かもしれません。

 

 

|キノイエ|新潟県上越市・妙高市・糸魚川市の注文住宅|木の家づくり工務店|

 

 

以前のブログ記事『用の美』でも触れたように、一見すると、まるで普通のデザイン。他にも似たような道具があり、さらに巷には次々と最新の機能やデザインを有した新製品が生み出されているにも関わらず、何年も捨てられずに大切に使われ続けている道具や家具などがあります。そうしたモノには、おそらく、作り手の思いの深さの違いが存在しています。これまで、形を変えることなく、何十年とロングセラーを続けているドアノブには、そうした「用の美」を感じずにはいられません。

 

 

自邸にお客様をお招きした時、最初の入り口である玄関のドアノブ一つでそのことを感じ取ってくれるお客様が増えていくと、この上なく嬉しいものです。

 

 

 

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用の美


October 18, 2016

用の美

October 18, 2016

「用の美」という言葉があります。歴史を遡ること1926(大正15)年にはじまった「民芸運動」から生まれた言葉です。

 

 

用の美

 

 

日本各地の焼き物、染織、漆器、木竹工などの日用雑器、朝鮮王朝時代の美術工芸品、江戸時代の遊行僧・木喰(もくじき)の仏像など、それまでの美術史が正当に評価してこなかった、西洋的な意味でのファインアートでもなく高価な古美術品でもない、そんな無名の職人による誠実な手仕事による民衆的美術工芸を「民藝」と名づけ、世に紹介することに尽力した思想家の柳宗悦(やなぎむねよし)氏の提唱により生まれた概念です。

 

 

柳宗悦 バーナードリーチ

左(上):柳宗悦/右(下):柳宗悦に影響を受けた陶芸家のバーナード・リーチ

 

 

作り手の魂(仏)が宿る・・・そんな例えが正しいかどうかはわかりませんが、職人たちが本当に使いやすいものを求めて無心に努力を重ねた結果、そのかたちには美しさが宿るという考え方です。

 

 

用の美

 

 

一見すると、まるで普通のデザイン。他にも似たような道具があり、さらに巷には次々と最新の機能やデザインを有した新製品が生み出されているにも関わらず、何年も捨てられずに大切に使われ続けている道具や家具などがあります。そうしたモノには、おそらく、作り手の思いの深さの違いが存在しています。その職人たちがあらゆる使用場面を想像しながら、一手一手丁寧につくり込む過程で、その業界の常識やシステムに惑わされない、本当に必要なモノ・コトだけに意識を集中した手仕事が加わっていきます。そのことをまさに「用の美」が備わっていると言うのでしょう。

 

 

用の美

 

用の美

 

 

先にご紹介した柳宗悦氏は、かつて「今の器が美に病むのは用を忘れたからである」と話しています。また、「用と美と結ばれるもの、これが工藝である」とも話しています。用の美は単なる「機能美」ではないというところに、この言葉の深さがあります。

 

 

私たちキノイエの求める住まいづくりも「用の美」でありたいと考えています。

 

 

キノイエ

 

 

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『ハウジングこまち(冬・春号)』撮影


October 16, 2016

ハウジングこまち撮影

October 16, 2016

本日は、県内大手の住宅雑誌『ハウジングこまち(冬・春号)』用のモデルハウス写真撮影日でした。

 

 

ハウジングこまち撮影|上越市・妙高市・糸魚川市の注文住宅|木の家づくり工務店|キノイエ|

 

 

でも、誰もいないモデルハウスを撮るだけでは味気ない・・・ということで、いつも仲良くしていただいているS様ご家族にお願いして、モデルとして登場していただくことになりました。

 

 

ハウジングこまち撮影|上越市・妙高市・糸魚川市の注文住宅|木の家づくり工務店|キノイエ|

 

 

S様ご家族は、以前にリフォームのお仕事をさせていただいたお客様。それ以降も、キノイエのオープン当初から、時々開催されるイベントにも何度も足を運んでいただいています。このキノイエのコンセプトにとても共感していただき、モデルハウスにご来場される度に「何度来てもいいなー。本当にここに住みたいと思う家だよ!」といつも言って下さっていました。スタッフにとってもこの上ない喜びです。

 

 

ハウジングこまち撮影|上越市・妙高市・糸魚川市の注文住宅|木の家づくり工務店|キノイエ|

 

 

好きな人のオーラは伝わるもの・・・ということで、今回の『ハウジングこまち』掲載にあたり、モデルはS様以外に考えられない!とスタッフの意見が一致。早速S様にお願いしてみたところ、快くお受けしていただきました。

 

 

ハウジングこまち撮影|上越市・妙高市・糸魚川市の注文住宅|木の家づくり工務店|キノイエ|

 

 

当日、事前にお願いしてあった通り、普段着姿でモデルハウスにお越しいただいたS様ご家族。「モデルなんて初めてなので・・・本当に私たちなんかでいいんですか?」と不安そうにされていましたが、しかし、いざ撮影が始まると、そこには、とても自然で、明るい会話の弾むS様ご家族の姿が。ご家族の人柄、仲のよさがファインダーを通してあふれ出てくるほどの素晴らしい撮影会となりました。中でも、長女のTちゃんの明るい笑顔と愛嬌のある様々な表情は、スタッフみんなも吸い込まれてしまう可愛らしさ。間違いなく、今からモデル事務所ですぐに活躍できそうなレベルです。

 

 

ハウジングこまち撮影|上越市・妙高市・糸魚川市の注文住宅|木の家づくり工務店|キノイエ|

 

ハウジングこまち撮影|上越市・妙高市・糸魚川市の注文住宅|木の家づくり工務店|キノイエ|

 

ハウジングこまち撮影|上越市・妙高市・糸魚川市の注文住宅|木の家づくり工務店|キノイエ|

 

 

もちろん、キノイエの世界観とも相性バッチリ!撮影を担当していただいたカメラマンのYさんも、時間をオーバーしての力の入る撮影となり、これまで以上に今から仕上がりがとても楽しみです。

 

 

S様、本日は本当にありがとうございました。私たちにとっても本当に楽しい時間を過ごさせていただきました。ぜひ、また遊びにお越しください。

 

 

なお、『ハウジングこまち(冬・春号)』は今年12月の発売予定です。どうぞお楽しみに。

 

 

ハウジングこまち撮影|上越市・妙高市・糸魚川市の注文住宅|木の家づくり工務店|キノイエ|

 

 

・・・ちなみに、S様のご商売は、地元はもとより他県でも有名なカスタムカーの専門店。こちらの写真に写っているランドクルーザーは、比較的流通している「80」系のボディをベースに、FRP加工で一部ボディーパーツをオリジナル製作し、なんと骨董品レベルの名車「60」系に姿を変えてしまっている優れモノ!(自動車に詳しくない方、ごめんなさい)こういったオリジナルパーツの加工・製作ができる会社は、全国でもほとんど存在しないのだそうです。・・・ここまで書くと、ほぼお店の名前がお分かりの方も多いかもしれませんね(笑)

 

 

 

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建築家 趙海光先生からの応援メッセージ その2


September 7, 2016

趙海光

September 7, 2016

キノイエの企画・設計・監修を担当していただいた建築家の趙海光(ちょう・うみひこ)先生から、素敵な応援メッセージの第2弾が届きました!現代町家の考え方を提唱し、全国の建築関係者から注目されているその道のエキスパートでもある趙先生が、私たちのために特別に寄稿していただきました。

 

趙海光

趙海光(ちょう うみひこ)先生

 

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【その2 キノイエの職人さんたち】

 

みなさんこんにちは。残暑にあえぐ東京目黒から、二回目の応援メッセージを送ります。

 

前回は我が家のリフォームの話でしたが、こんどはキノイエの現場で出会った職人さんたちの話。とっても魅力的な人たちでした。ただし、実際にお顔を拝見したのは大工さんだけなんですけどね。なのにどうして魅力的だって分かるのか?

 

うん、そこが私たちの仕事の面白いところです。

 

 

趙海光先生

 

 

図面を描くとそれが現場で実物になるって、当たり前みたいだけど本当は凄いドラマだって思いません?

 

実物ができるのは図面があるから、では図面にはいったい何が描いてあるのか。

 

形?寸法?素材?色?どれも大事ですけど、でもいちばん大事な情報は「どうつくって欲しいか」というメッセージなんです。

 

もちろん言葉でそう書くわけじゃなくて、あくまでもこれは寸法や素材を通しての密かなメッセージなんですけどね。このメッセージがうまく伝わるかどうかが図面を描く人間の腕の見せ所。たとえばキノイエの障子の図面に、私は桟の幅15ミリと描きました。図面を受け取った建具屋さんはきっと疑問を持ったはずです。———ふつうの障子は外枠と中桟の寸法が違うはずなんだけど、なんでこの図面はどこもみな15ミリなんだろう?

 

 

このとき建具屋さんに、「あーあ、このヒト(図面を描いたヒト)現場を知らないな」と思われたらアウトです。そう思われないために、図面を描く人間は寸法や形にメッセージをこめる。この障子の場合、図面に描かれた全体の形を見たとたんに建具屋さんの疑問は解消されたはずです(きっと)。「ああ、なるほど、そういうことか、ヨシムラ式ね。」

 

前にもこのキノイエブログのどこかで触れられていましたが、この障子はかの建築界のレジェンド「吉村障子」の変形バージョンなのです。

 

 

キノイエ‗吉村障子

 

 

そのむかし吉村順三という昭和の大建築家がいて珠玉の住宅をつくりました。彼が編み出したのが升目の大きな荒間格子の障子です。で、その最大の工夫は中桟と縦框の幅を同じにしたところ。こうすると二枚の引き違い障子が、離れてみるとただの一枚障子に見えるんですね。

 

ところで正統の「吉村障子」は碁盤の目格子なのに、私の設計は縦格子で横桟は一本だけ。きっと職人さんは苦労したと思うのですが、その出来映えはなんとも見事なものでした。現場で完成した姿を見てちょっと感動。嬉しかった。

 

 

キノイエ

 

 

さてこんな話をしたのは、じつは心配だからです。———やがて職人さんとこんなふうに図面で語り合うみたいなつくり方はできなくなるんじゃないか。

 

いまはなんでも既製品の時代で、図面を介して職人さんと対話しながら手づくりするチャンスはどんどん減っています。当然のように職人さんも減ってますから、そのうち図面を描いてもそれを実物にするヒトがいない、なんてことになりそう。そうなると私も失業しちゃうわけで、うーん、これはピンチ。

 

でもね、こういう場合は明るくいったほうがいい。嘆いたって始まらないんです。嘆くよりは、どうやったらいまの既製品全盛の時代に職人さんの腕を活かせるかを考えるべきなんですよね。

 

 

こいずみ道具店のTongue

 

 

というわけで、キノイエ設計チームではこう考えました。つまり、全部を手づくりにしようなんて思わない。既製品が活かせるところは既製品でOK。ただしいまでも手づくりのほうがリーズナブルなところだってあるのだから、その部分をなるべく増やそう。

 

そこで私が思い出したのはあるグループのことでした。

 

東京に「わざわ座」というのがあります。「わざわざ、やろうよ」を合い言葉にした職人、デザイナー、工務店の集まりです。彼らが考えたのは「職人が手仕事でつくる道具を、デザイナーが計画して、工務店が四方良しの価格で住み手に手渡す」というやり方。つまり「手仕事を活かすためのネットワーク」なんですね。

 

「四方良しの価格で」なんて、泣かせるじゃありませんか。大工さんに頼んでテーブルやキッチンを手づくりしてもらう、なんてことはこれまでにもよくありましたが、ここではそれをもっと組織的に計画的にやろうというわけです。

 

 

平牛の家テーブル

 

 

これをお手本にキノイエでも、障子に限らず他のところにもできるだけ手づくりのパーツを増やそうとみんなで知恵を絞りました。キノイエに置かれているソファー、テレビボード、パントリーなんかはそんな考え方から生まれたものです。

 

 

箱パントリー01

 

箱パントリー‗キノイエ

 

キノイエ

 

 

これらはみんなキノイエの大工さんが、新潟産の厚板を素材にして型紙(図面)からつくってくれました。型紙は保存されていますから、お望みならこれをお読みの皆さんにも同じものをお分けできます。(値段はたぶん家具屋で買うよりも安いはず。)

 

IKEAで量産品を買うのもよいですけれど、チャンスがあったらキノイエネットワークがつくる新潟産厚板クラフトワークの品々を使ってみませんか。そうすると地場の製材所や職人さんにもお金が回って、ちょっとだけみんなの暮らしが良くなります。

 

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趙先生、本当にありがとうございました。これからもどうぞよろしくお願いいたします。(キノイエ スタッフ一同)

 

 

趙海光先生とキノイエスタッフ

 

 

趙海光

 

趙 海光  ちょう うみひこ  (一級建築士)

1972年法政大学工学部建築学科卒業。1980年(株)ぷらん・にじゅういち設立。
1990年代に台形集成材を使用した一連の木造住宅「台形集成材の家」を設計。
2000年代に「フツーの木の家」シリーズ。
2007年以降は町の工務店ネットと共同で「現代町家」シリーズに取り組む。

一貫して国産材を使用した現代型の木造住宅を設計するとともに、『住宅建築』誌を中心に木造住宅についての論考を多く発表し、国産材の開発と普及に努めている。
編著書に『高山建築学校伝説』鹿島出版会。
また『新建築住宅特集』に「在来工法ファイル」を連載(2004~2005年)

受賞歴

2011年 「びおハウス」により、チームおひさまのメンバーとしてグッドデザイン賞。
2009年 「博多・現代町家」により、町の工務店ネット、長崎材木店とともにグッドデザイン賞。

 

 

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「テロワール」と地元の木


August 31, 2016

越後杉 糸魚川

August 31, 2016

ワインの価値は、「テロワール」で決まると言われています。

 

テロワール(Terroir)とは、「土地」を意味するフランス語terreから派生した言葉で、 もともとはワイン、コーヒー、茶などの品種における、生育地の地理、地勢、気候による特徴をさすフランス語です。 同じ地域の農地は土壌、気候、地形、農業技術が共通するため、作物にその土地特有の性格を与えると言われています。その独特の地域性がワインの個性となり、その違いがそれぞれのブランドにつながっています。つまり、地域性がブランド競争の原点になるというのがワインの世界の常識です。

 

さて、本日は、ワインとは関係ありませんが、このテロワールに関連するようなお話を家づくりに絡めてしてみたいと思います。

 

糸魚川市_製材工場

 

私たちは、定期的に地元の製材屋さんと情報交換をしています。

 

新鮮な情報は現場にあります。お客様のために、少しでもよい材料の選別や、最新の加工技術の情報交換もさることながら、時には、昨今の木材市況の話や経営の話に至るまで、内容は多岐に渡ります。

 

越後杉 糸魚川

 

その中で、最近特に頻繁に話題に上がるのは、「地元産の木材がなかなか思うように出荷できない」というもの。その深刻さは年々増しているようです。最大の要因は、住宅そのものが工業規格化されていき、かつ室内はビニルクロスで覆われ、構造材としてはほとんど見えない家づくりが主流になってしまったため。海外の安価な材料が市場に出回り、国内各地で製材をしても品質の良さが伝わらず、価格競争で埋もれてしまうという話は、全国の製材業に共通する悩みでもあります。

 

糸魚川市 製材工場

 

そのような市場背景のため、国内では数十年前に国策で植林された非常に質の良い、主に杉材を中心とした原木が、伐採されることなく眠っているケースも少なくありません。

 

糸魚川市 製材工場

 

仮に、運よく切り出された原木でも、主たる構造材や造作材として製材されずに残ってしまっているものが多く、出荷されずに年数が経ってしまうと、今度は劣化が始まり、黒ずんだり、肉痩せや変形を生じ、最後は製品としての価値を失ってしまいます。また、そのような環境が伐採業者の衰退を生み、今では、街中の老木に倒壊の危険性が発生しても伐採処分ができる職人をすぐに手配できないという状況も生まれています。

 

地元の気候風土の中で育ち、いちばん身近にある天然の材料なのに、使われないままでいるのは、非常に勿体ないことです。

 

糸魚川市 製材工場

 

そこで、私たちのような家づくりの立場と、木の特性をいちばんよく知る製材工場の立場のスタッフが膝を突き合わせ、「地元の木の生きる道」について真剣に語り合うことがとても重要な意味を持ちます。お客様のニーズ、その木のもつ特性、価格、利用価値・・・これらについて自由に意見をぶつけ合っていると、ふとした時に、素晴らしいアイディアが生まれる場合があります。

 

外壁_糸魚川産杉

 

キノイエの標準仕様である杉板の外壁材以前のブログでも紹介)は、そうした製材工場の中で、品質は上等ながらも運悪く眠っていた地元糸魚川産の杉材を、キノイエのデザインのためだけにオリジナルピッチでカットして生まれたものです。価格も手ごろで、輸入材にはない独特の風合い、そして何より「地元で生まれ育った」ストーリー(=テロワール)の重みが、住まう人にとって特別な意味と愛着につながります。

 

キノイエ 玄関

 

他にも、以前のブログでご紹介した、地元杉の幅はぎ材でつくられたオリジナルテーブル。デザイナー家具の良いところを応用しつつ、材料は地元調達。製材屋さんとじっくり吟味し、価格と品質のバランスのいいものだけを厳選し、いちばん杉の木目が美しくなるように合わせていくことで、価格以上の付加価値を持たせることができます。

 

平牛の家テーブル

 

地元の木を地元の職人が切り出し、地元の技術者が加工し、地元の住まいに利用され、地元の人々の暮らしと共に愛され受け継がれていく。――この美しい地域循環に魅力を感じる人は、けして少なくないと思います。家づくりにテロワールの考え方を持つことで、もっと自分たちの住まいに愛着が深まるのではないでしょうか?

 

まさに「最高の地元ライフ」。――私たちは、そうしたことに共感していただける皆様に、手間暇を惜しまず、しかし手の届く最高の暮らしをお届けしたいと考えています。

 

 

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