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本物の木の家で本物の温かさを知る2日間


December 12, 2016

|キノイエ|新潟県上越市・妙高市・糸魚川市の注文住宅|木の家づくり工務店|

December 12, 2016

昨日は上越市内も一時うっすらと白くなり、塩屋新田の家の玄関アプローチも一瞬、冬景色に変わりました。今朝もぐんと気温が冷え込み、本格的な冬の到来を感じる季節になってきましたが、急激な気温変化により同時に体調を崩しやすい時期でもありますので、皆さん、体調管理にはくれぐれもご注意ください。

 

 

|キノイエ|新潟県上越市・妙高市・糸魚川市の注文住宅|木の家づくり工務店|

 

 

ちなみに、本格的な冬の到来を感じる季節ということは、つまり、住まいの外皮性能(気密・断熱性能)の差が比較しやすい季節でもあります。

 

 

そんな中、今週末の12/17(土)・18(日)の2日間は、「本物の木の家のつくり方 見学・相談会」を上越モデルハウス「塩屋新田の家」にて開催させていただきます。主な主旨は、初めての方でもよくわかる本物の木の家づくりに関する説明・Q&A・相談会・見学会形式の内容となっておりますが、同時に、高性能で本当に暖かい家の快適さと経済性を体感できるまたとないチャンスでもあります。住宅会社のモデル展示場も様々で、実際の家では使用しない(できない)空調機による過剰な暖房のものもあれば、家庭用エアコン一台で足元まで暖かい暮らしを実現できる等身大のモデルハウスもあります。キノイエのモデル展示の基本的な考え方は「今すぐこのまま買っても使える」“等身大の高性能”仕様について知っていただくことです。

 

 

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まだ気候の緩やかな季節に、一度モデルハウスにお越しいただいたことのある方も、ぜひこの機会に足を運んでみてはいかがでしょう?また新たな発見と共に、いい家の選び方に関する目が養われるのではないかと思います。

 

 

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K-TOWN二期工事上棟式


December 5, 2016

K-TOWN二期工事|YKK|黒部市|キノイエ|新潟県上越市・妙高市・糸魚川市の注文住宅|木の家づくり工務店|

December 5, 2016

ご縁をいただき、現在お隣の富山県黒部市にて建設中のYKK株式会社様発注によるK-TOWN第2期工事(YKK様単身寮第2期工事)の上棟式が本日行われました。

 

 

K-TOWN二期工事|YKK|黒部市|キノイエ|新潟県上越市・妙高市・糸魚川市の注文住宅|木の家づくり工務店|

 

 

K-TOWNとは、黒部市の地域経済を支えるビッグ企業YKK株式会社様が手掛ける社員寮で、まさに黒部駅前の中心市街地が大きく様変わりをするまちづくり事業。高性能木造社員寮を建設する二期工事で、私たちカネタ建設は全14棟中最大数の6棟を担当します。この背景には、昨年施工させていただいた、国内12例目、北陸第1号のドイツ認定パッシブハウス「前沢パッシブハウス」の実績が評価されたことが非常に大きく影響していると思われます。あらためて、関係者の皆様に感謝の気持ちでいっぱいです。

 

 

K-TOWN二期工事|YKK|黒部市|キノイエ|新潟県上越市・妙高市・糸魚川市の注文住宅|木の家づくり工務店|

 

 

弊社の手掛ける6棟の施工場所は、あいの風とやま鉄道 黒部駅の本当に目の前!工区内には、カネタ建設をはじめ、富山県内の有力企業がほぼ同時に建設工事が進行中。本日は、各社が手掛ける1棟目の建物にて上棟式が執り行われ、YKK株式会社の役員幹部の皆様、並びに設計者のアプルデザインワークショップの担当者の方もそれぞれの上棟式をハシゴして回られておられました。

 

 

K-TOWN二期工事|YKK|黒部市|キノイエ|新潟県上越市・妙高市・糸魚川市の注文住宅|木の家づくり工務店|

 

 

カネタ建設の上棟式は工区内では最後。法被を羽織っての伝統的な上棟式スタイルは弊社だけでした。

 

 

K-TOWN二期工事|YKK|黒部市|キノイエ|新潟県上越市・妙高市・糸魚川市の注文住宅|木の家づくり工務店|

 

 

K-TOWN二期工事|YKK|黒部市|キノイエ|新潟県上越市・妙高市・糸魚川市の注文住宅|木の家づくり工務店|

 

 

住宅の設計施工はもちろんですが、キノイエの技術的な進歩は、パッシブハウスの施工をはじめ、こうした様々な先駆的な事業に積極的に挑戦することにより培われていきます。若いスタッフの成長著しい会社としても各方面からご評価いただいており、こうした期待を糧にしてより高性能で快適な暮らしの実現に向けてさらなる研鑽を積んでまいりたいと思います。

 

 

K-TOWN二期工事|YKK|黒部市|キノイエ|新潟県上越市・妙高市・糸魚川市の注文住宅|木の家づくり工務店|

 

 

 

 

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断熱性能は資産価値


November 28, 2016

November 28, 2016

ここに、A、B2つの家があります。

 

 

ここで、問題です。皆さんは、どちらの家が暖かくて性能のよい家だと思いますか?

 

 

 

 

お分かりになった方は、勘がいいですね。正解は「B」の家の方が高性能です。・・・高性能・・・というよりは、あまりにも「A」の家の性能が悪過ぎると表現した方が正しいかもしれません。

 

 

理由は明確です。屋根の雪の状態をご覧ください。「A」の家の屋根は雪が溶けています。つまり、室内の暖房の熱が屋根を伝わって漏れているということになります。それだけ、断熱性能が低く、大きな熱損失につながっていることを物語っています。当然ですが、夏はその全く反対。じりじりと照り付ける高温の太陽熱が、容赦なくこの家の室内に侵入してくるわけです。

 

 

出典:一般社団法人 日本建材・住宅設備産業協会の資料より加工

 

 

この違い、こうして写真で見比べると笑ってしまうほど明らかなのですが、新築をされた多くの方は、実際にご自身が購入された家が「A」に属する家なのか「B」に属する家なのか、本当のところはよく分からないというのが実態でしょう。

 

 

そして、この熱損失は、住宅新築後30年間に渡る莫大な年間光熱費のロスにつながります。エアコンなどの冷暖房機器の負荷が上がり、金額がどんどんかさんでいきます。当然、導入される冷暖房機器の台数も、そして、故障する数も、入れ替えコストにもすべて影響してきます。

 

 

住宅選びの際、気になるのは初期投資の金額、つまり建築費用ですが、その内訳には有益なコストアップ(投資)と、無駄なコストアップ(贅沢)の両方が存在します。有益なコストアップの代表格は住宅性能を決定付ける断熱気密性能です。仮に断熱性能を次世代省エネルギー基準で2ランク分上げて150万円のコストアップになったとしても、30年間の光熱費削減効果で考えれば十分にペイします。もし、ここに電気代の高騰という要素が加われば、その支払差額がさらに拡大していきます。そして、それは単にペイするだけに留まらず、その間の生活面での健康に与える影響も大きく、医療リスク(医療費)、介護リスク(介護費用・介護離職等)の軽減、そして体感できる快適さの違い等、計り知れないリターンがあり、まさに投資と呼ぶにふさわしいコストアップと言えます。

 

 

外皮性能を向上させた家

 

 

冷暖房や太陽光パネル等の省エネ設備機器は日進月歩で高性能化し、年々コストダウンも進んでいます。したがって、後から設置すればするほどコストパフォーマンスのよいものを選ぶことができます。つまり、後からじっくり選んでもよい投資と言えます。しかし、断熱性能は違います。途中でその性能の違いに気付いて断熱改修をする場合、壁や下見の張替え等、余計な工事費がかかり、そのコストアップは150万では到底収まらない程の金額に跳ね上がります。(推定で3~4倍のコスト増になります。)

 

 

機械設備に頼った家

 

 

断熱性能は、ある意味その住宅の「資産価値」に直結します。その辺りの根拠説明を省略し、単に建築コストが安いということを力説してくる住宅業者には、少しだけ疑いの目で精査する必要があるかもしれません。また、その性能が、単に「次世代省エネ基準をクリアしています」という程度のものであれば、「最低限の性能」であることを意味し、資産価値としてはあまり恩恵が期待できない可能性があります。イニシャルコストで削減するポイントを間違えないよう、十分にご注意ください。

 

 

住宅の温熱環境や断熱気密性能、根拠とその違いをより詳しくお知りになりたい方は、当ブログの「パッシブデザイン」カテゴリーをご参照ください。様々な角度から、住まいの本当の性能価値についてお伝えしています。

 

 

省エネ診断士

上越地域でどこよりもいち早く「省エネ建築診断士」の資格を取得したカネタ建設のスタッフたち。

 

 

 

前沢パッシブハウス

全国で12例目、北陸地域で初となった、世界最高水準のドイツ認定高気密高断熱住宅「パッシブハウス」。(前沢パッシブハウス/富山県黒部市)

弊社で施工を任され、昨年11月に竣工いたしました。(発注者:YKK不動産株式会社様/設計:キーアーキテクツ様)

 

 

 

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「耐震等級」だけでは見えてこない真実(続き)


October 13, 2016

プレウォール工法試験体

October 13, 2016

昨日のブログからの続きです。

 

 

昨日は、「家づくりで考えなければいけないことは、「連続した地震に耐えうる丈夫でしなやかな構造体」を選択する」ということについて触れ、キノイエでは「真壁構造」をもつ「プレウォール工法」という工法を採用しているお話をさせていただきました。

 

 

その中で、メーカー側が提供している「三次元実大振動実験」と呼ばれる連続地震を想定した振動実験結果の映像をご覧いただきましたが、その実験で使用された建物の実際の各接合部位の状態を撮影した写真がありますので、実験の概要と合わせ、こちらで一部ご紹介します。

 

 

プレウォール工法試験体

 

 

試験体の仕様は以下の通りです。

 

7.28m×7.28m 総2階建

建物重量:積雪1.0mを想定した建物

小屋:10.12t、2階床:7.92tの鉄板おもり

許容応力度計算より質点重量を算出

仕上げ :構造体のみ

耐震性能:耐震等級2

 

 

加振スケジュールは以下の通りです。

 

加振回数 地震波
1回目 JMA神戸海洋気象台地震波100%
2回目 JMA神戸海洋気象台地震波100%
3回目 JMA神戸海洋気象台地震波50%
4回目 JMA神戸海洋気象台地震波50%
5回目 JMA神戸海洋気象台地震波50%
6回目 JMA神戸海洋気象台地震波50%
7回目 JMA神戸海洋気象台地震波50%
8回目 JMA神戸海洋気象台地震波50%
9回目 JMA神戸海洋気象台地震波50%
10回目 JMA神戸海洋気象台地震波50%

 

※JMA神戸波は以下を想定

 

100% 震度7相当(X方向818gal・Y方向617gal・Z方向332gal)

 

 50% 震度6弱(X方向409gal・Y方向309gal・Z方向166gal)

 

 

実験結果は以下のようになりました。

 

 

<1階 損傷状況(釘の引抜け)>

三次元実大振動実験

 

 

<1階 損傷状況(釘の引抜け、折れ)>

三次元実大振動実験

 

 

<1階 損傷状況(釘の引抜けなし)>

三次元実大振動実験

 

 

<1階 損傷状況(合板 せん断変形)>

三次元実大振動実験

 

 

<1階 損傷状況(パネル枠材 割れ)>

三次元実大振動実験

 

 

<土台 損傷状況(割れ)>

三次元実大振動実験

 

 

<土台 損傷状況(ほぞ飛び出し)>

三次元実大振動実験

 

 

<土台 損傷状況(めり込み)>

三次元実大振動実験

 

 

<桁 損傷状況(鎌継ぎ 割れ)>

三次元実大振動実験

 

 

<2階 損傷状況(釘の引抜き)>

三次元実大振動実験

 

 

<2階 損傷状況(釘の引抜きなし)>

三次元実大振動実験

 

 

<2階 損傷状況(柱 割れ)>

三次元実大振動実験

 

 

<気密テープ 損傷状況(剥がれ、ちぎれ)>

三次元実大振動実験

 

 

 

<結論>

 

・建築基準法で定められている安全限界1/30rad(90mm※)を「1階9通り」で瞬間的に超える結果でしたが、倒壊には至っていません。

 

・震災建築物の被災度区分判定基準では、残留変形が1/200rad(13.5mm※)以下であれば構造体は健全であると判断します。

 

・一般的な木造住宅では、最大変形量の半分は残留変形として残ると言われていますが、プレウォール工法は最大変形量の1/15以下に納まっています。これは、筋違などのような脆性破壊が少なく粘りのある構造であったと言えます。

 

・構造体として健全ではあるが、釘の引抜けなど損傷も発生しています。震度6弱程度の地震であればそのままでも倒壊に至らないと想定できますが新築時耐震性能を戻すために、釘の増し打ちが必要と思われます。

 

※今回の試験における変位換算値

 

 

いかがでしょうか。「連続地震に強い家」というしっかりとした根拠を見ていただくことで、皆様にもご安心いただけるのではないかと思います。

 

 

キノイエは、イメージだけの家づくりは行いません。ソトとナカをつなぐ独自のデザインと引き算する設計に加え、エコで健康、そしていざという時の地震に対する技術的裏付けをもって、本物の安心安全な住まいを提供することを信条としています。

 

 

10月29日(土)・30日(日)の2日間、「窓・構造・断熱パネル・換気の一流専門メーカー担当者が直接教える! 高性能エコハウスのしくみ大公開」と題した、ちょっとした勉強会を開催します。今回ご紹介した「プレウォール工法」のパネルを製造しているウッドリンク株式会社の担当者より直接説明をいただける機会を設けてありますので、この機会にぜひキノイエ上越モデルハウス「塩屋新田の家」に足を運んでみてください。

 

 

高性能エコハウスを建てよう

 

 

イベントの詳細はこちら

 

 

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高性能エコハウスを建てよう


October 11, 2016

高性能エコハウスを建てよう

October 11, 2016

イベント告知ページ、新着情報ページでもお知らせいたしましたが、10月29日(土)・30日(日)の2日間、少し趣向を変えたイベントを開催いたします。

 

題して、「窓・構造・断熱パネル・換気の一流専門メーカー担当者が直接教える! 高性能エコハウスのしくみ大公開」。

 

 

高性能エコハウスを建てよう

 

 

結露せず、足元まで暖かく、年間冷暖房光熱費が極力かからない、高性能なエコハウスに住みたい・・・これは、誰もが願うことです。しかし、巷にはたくさんの情報が溢れており、本当に高性能なエコハウスをどうやって選べばいいのか迷われている方は非常に多いのではないでしょうか?
そこで、住まいの高性能化に欠かせない窓・構造材・断熱パネル・換気システムに関して、実際に多くのハウスメーカーや工務店の住宅づくりに関わってきた専門メーカーのスペシャリストたちを招いて、高性能エコハウスの仕組みや性能の違い、会社選びのヒントを直接聞くことができる企画をご用意しました。「住宅づくりの真実を専門メーカーの立場から話していただきたい」という私たちの企画主旨に、今回3社の一流専門メーカーの皆様が応えてくれました。

 

 

住宅のつくり手からはどうしても一方的に「自社のつくる住まいが一番!」と自画自賛気味になってしまいがち(笑)ですが、彼らは違います。数多くの住宅会社の住宅新築に関わり、そこで実績を認められ、支持されてきた商品があります。そこには、性能を担保するために絶対に譲れない、その分野に関する家づくりの不文律を持っています。住宅の性能に直接影響する部分を担う専門メーカーだけが語れる、家づくりの真実をぜひ皆様にも聞いていただきたいと思います。

 

 

ykkap

 

 

YKK AP株式会社様は、皆様もよくご存じの日本を代表する高性能窓メーカー。元々はアルミサッシで成長したサッシメーカーでしたが、近年、日本の住宅の断熱気密性能のレベルアップのために、相次いで高性能な樹脂窓を開発し、世に送り出しています。

 

 

woodlink

 

 

ウッドリンク株式会社様は、お隣富山県の会社。社名にもあるように長年「木」を専門に扱ってきた会社だけに、精度の高いプレカット構造材の生産はもとより、独自の研究施設を持ち、住宅の高気密高断熱化に貢献すべく高耐久で結露フリーの構造・断熱パネルを開発し、成長しているメーカーです。

 

 

marbex

 

 

株式会社マーベックス様は、換気システムの専門メーカー。社名の由来には、“エコロジカルなシステムによってより快適で健康な建物を作る” という意味が込められています。メーカー側の論理ではなく、お施主様側の論理からオリジナルの商品開発を行い続けている優れた会社です。

 

 

様々な住宅会社を見てきた彼らが感じている家づくりの現場の今と、本当に失敗しない住宅会社選びのためには、どのような点に注意すればよいのか?など、ここでしか聞けない価値のある情報がたくさん詰まったイベントになると思います。

 

 

住まいの性能は大工の腕だけで決まるものではありません。木造の心臓部となる大工技術はもちろん重要ですが、住宅の断熱・気密・換気など、居住環境とエネルギー消費量に直接影響を与える基本的な性能は、あらゆる産業の技術によって支えられており、家づくりにおいては木造技術同等、あるいはそれ以上に重要なファクターです。今回のような、窓・構造材・断熱材・換気システムの専門メーカーが一堂に会する機会はめったにありません。ぜひ、この機会に上越モデルハウス「塩屋新田の家」に足をお運びください。

 

 

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技術で「閉じる」、デザインで「開く」


October 8, 2016

|注文住宅|工務店|上越|糸魚川|妙高|土間|大谷石|キノイエ|塩屋新田の家

October 8, 2016

住まいを高気密・高断熱化することで得られるメリットが、単に「冬暖かく」「夏涼しい」ということだけでは、建築屋としてはとても中身の薄い話です。大切なのは、「暮らし方」に与える変化とメリットでしょう。

 

 

例えば、以前のブログ記事「玄関ホールを使い倒す」。この記事では、玄関ホールをリビングの空間として取り込み、小さくつくって大きく暮らす一つの工夫としてご紹介させていただきましたが、それを実現しているのは、高い断熱気密性能、つまり、きちんと「閉じる」技術が確立されているからです。

 

 

キノイエ 土間

 

気密処理

 

キノイエ

 

 

ところが、一方で、高性能な断熱材の吟味に力を入れながらも、内部に寒さを残すような設計を当たり前に行っている家づくりもまだまだ多く存在します。その典型が玄関。玄関が冷える設計のままだと、ホールと廊下も寒くなり、何重ものドアで仕切りをし、風除室まで設けて寒さに備えるような設計になっている住宅をよく見かけます。中途半端な断熱材知識のまま設計を行うと、必然的に、玄関ホールは寒い場所だと常識的に考えて、家の中にあってもさらに閉じてしまう場所が生まれてしまうのです。

 

 

平牛の家_玄関ホール

 

 

これがもし、明確な根拠をもって家のナカとソトをしっかりと断熱できれば、内部は徹底して開放的な空間にデザインすることが可能となり、暮らし方にも様々な可能性が生まれてきます。玄関やホールが居間の一部になるだけでなく、床下や屋根裏も変化に富んだ内部空間になります。

 

 

キノイエ 平牛の家

 

 

正しい技術で「閉じ」、デザインで「開く」という設計思想をもつことで、住まいはよりコンパクトでも広々と暮らせる高性能なものへと進化させることが可能です。「小さくつくって大きく暮らす」をロジカルに実現する。これが「小さな邸宅~キノイエ」のポリシーです。

 

 

 

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世界一「燃費の悪い住宅」


October 7, 2016

増加する家庭のエネルギー消費

October 7, 2016

日本の住宅は世界一「燃費の悪い住宅」であるという話を聞いたことがあるでしょうか。

 

 

その前に、日本という国自体、住宅を建てる上では、世界の主要都市の中でも厳しい気候環境の下にいるという事実を知っておく必要があります。下の表をご覧ください。

 

日本の気候比較

1971年から2000年までの気温(月別平均値)と降水量(月別平均値)

※参考資料:国立天文台編『理科年表』2011年版

 

 

日本の夏は熱帯地域並みに耐え切れないほど蒸し暑く、冬は寒冷地の北ヨーロッパの寒さに匹敵する地域を多く数えます。夏の大阪はタイのバンコクに匹敵し、冬の東京は、酷寒のパリより少し暖かいだけです。一番南端の鹿児島にも雪が降ります。

 

 

冬の北ヨーロッパは都市暖房が標準ですが、日本は各世帯がそれぞれ「間欠暖房(点けたり消したりする暖房方法)」に依存しています。つまり、快適さの質がまったく違っているのです。加えて、日本の住宅は、環境先進国であるドイツやフランス、そしてイギリス等と比較して、住宅の断熱気密性能が平均的にレベルが低く、かなり遅れを取っているのが現状です。

 

 

<世界の樹脂窓普及率>

世界の樹脂窓普及率

出典:樹脂サッシ工業会/日本:2010-2011、アメリカ:2010-2011、ドイツ:2005、樹脂サッシ普及促進委員会/中国:2000

 

 

先ほどもご紹介したように、その過酷な気候条件下から、日本の家は、冷暖房がほぼ一年中活躍しています。にもかかわらず、住宅の断熱気密レベルが世界標準から遅れを取っているために、せっかく暖めた冬の室内の熱は、すぐに外に漏れていき、せっかく冷やした夏の室内には、外の熱気が攻めてくるという構造になっています。要するに、世界一「燃費の悪い住宅」を量産している国といえます。

 

 

その最大の違いは国策。国が義務とする住宅の省エネ基準レベルの違いが大きいと言われています。原因は、エネルギー依存に対する危機意識と国レベルでの対応の遅れ。今や日本の全エネルギー消費量の約14%が家庭用。石油ショック前の1973年から20011年までの間に、2倍以上に増加しています。このまま家庭でのエアコン使用が抑制されずに電気消費量の拡大が続けば、化石燃料のほとんどを輸入に頼る日本国内のエネルギー事情に深刻な影響を与えることになります。近年、ようやく国もその現状に危機感を持ち始めたところです。

 

 

増加する家庭のエネルギー消費

 

 

今まさに、日本の住宅政策は転換点に立っている状況だといえるでしょう。転換点ということは、つまり、現在は様々な意識レベルの住宅会社が混在している状況だということです。2020年に義務化が予定されている「次世代省エネ基準」は最低の基準を定めているだけで、極めてゆるい基準。本当の快適さや省エネ性能を約束するものでは到底ありません。

 

 

「燃費のいい」住まいと「燃費の悪い」住まい、あなたならどちらを選びますか?自動車に例えていうなら、本体価格だけをみて選ぶ人がいないのと同じように、住宅にも本体価格だけでは見えてこない「燃費」に関するしっかりとした根拠を見分ける必要があるのです。

 

 

キノイエ オリジナル・ソファ

 

 

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まちの中にある寮


October 5, 2016

K-TOWN

October 5, 2016
YKK株式会社様による『K-TOWN』第2期工事(新単身寮C街区)の工事がいよいよスタートします。弊社はこの2期工事全14棟中、6棟(木造2階建て一部鉄骨造)を担当します。

 

 

K-TOWN2期工事

 

 

『K-TOWN建設計画』は、建築家 東京大学名誉教授 大野秀敏氏の設計で、並行する在来線、あいの風とやま鉄道 黒部駅前周辺のまちづくりの一環として、駅前のランドマークとなるK-HALLの建設や、老朽化した社有単身寮の代替施設となる独身社員・単身赴任社員の住居を新たに移転整備するものです。

 

 

地域に根ざし自立した暮らしを目指した、4戸1棟の低層戸建てタウンハウス様式の単身寮を駅前周辺に分散させ、商業店舗や多目的ホールが入るK-HALLを寮の共用施設として住居から切り離し建設することで、地域社会と一体となり、まちの活性化や賑わいづくりを進めていきます。

 

 

K-TOWN
K-TOWN A街区(1期工事)外観(YKK株式会社様報道発表資料より)

 

 

K-TOWN
K-TOWN A街区(1期工事)内観(YKK株式会社様報道発表資料より)

 

 

K-TOWN
K-HALL 完成予想図 外観(YKK株式会社様報道発表資料より)

 

 

K-TOWN
K-HALL 完成予想図 内観(YKK株式会社様報道発表資料より)

 

 

なお、K-TOWNのコンセプトは、‟ 共用部分と住居が切り離された「まちの中にある寮」”とし、以下のような全体計画になっています。

 

 

1) 開かれた共用施設 K-HALL …「駅前にも賑わいを」

 

・1階にコンビニやカフェ、2階に多目的ホールの入る、地域の人が利用できる施設

 

 

2) 人も建物も地域と共生 …「寮生も建物も地域の一員」

 

・街に溶け込み、寮生が地域の一員としての意識を高め、積極的に地域に係わる

 

 

3) 高性能な住宅 …「魔法瓶のような住宅」(第1期:コンクリート造/第2期:木造)

 

・厚い断熱層と高性能窓(YKK APの樹脂窓「APW330」)で快適な暮らしを実現

 

 

K-TOWN
K-TOWN C街区(2期工事)完成予想図(YKK株式会社様報道発表資料より)

 

 

まさに日本を代表する窓メーカーが、高性能住宅と共に理想のまちづくりを手掛ける大きなプロジェクト。ここに、隣県の企業でありながら責任ある仕事の一端を任せていただけることに誇りとやりがいを感じています。

 

そして、ここでの経験と実績が、これから家づくりに関わる多くのお客様に、一歩進んだよりエコで高性能な住まいの実現という形で還元できればと思っています。

 

 

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本物のゼロ・エネルギー住宅はどれ?


October 4, 2016

外皮性能を向上させた家|上越市・妙高市・糸魚川市の注文住宅|木の家づくり工務店|キノイエ|

October 4, 2016

最近、住宅業界で盛んに飛び交っているキーワードに「ゼロ・エネルギー住宅」(通称:ZEH:ゼッチ)という言葉があります。みなさんも既によく耳にしているのではないかと思います。

 

 

zeh

 

 

簡単に解説しますと、ゼロ・エネルギー住宅(ZEH)とは、Net Zero Energy House(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の略で、住まいの断熱性・省エネ性能を上げること、そして太陽光発電などでエネルギーを創ることにより、年間の一次消費エネルギー量(空調・給湯・照明・換気)の収支をプラスマイナス「ゼロ」にする住宅を指しており、経済産業省がその基準を定めています。これに基づき、住宅会社各社は、盛んにこのZEH対応を消費者の皆様にアピールしています。

 

まず、ZEHの基本的な構成要素を知っておきましょう。ZEHの基準を構成する要素を非常に単純化したものが下のイラストです。

 

 

 

<ZEH(ゼロ・エネルギー住宅)を構成する要素>

 

ZEHイメージ

zero

 

 

ZEHの基準は大きく3つ。(1)エネルギーを極力消費しない住宅性能を持つこと(2)エネルギー消費をこれまでよりも削減できる省エネ設備を搭載していること(3)太陽光発電など、創エネ設備を搭載していること となっています。それぞれの項目に対して一定の基準を満たしたもの、あるいは、総合的な数値で、エネルギー収支が“0”と判定された住宅をZEHとして認定しています。

 

ところで、ZEHという言葉のイメージも影響してか、「ZEH=高性能で快適な省エネ住宅」というイメージを持つ方が多いと思います。たしかに、これまでの住宅よりはある程度性能面で優れた住宅であることは間違いありません。しかし、経産省が認めるZEHの基準は、実はかなりゆるい基準となっており、幅広い解釈で適合させることが可能なのです。

 

つまり、先ほどの3つの基準は、どこを大きくするかで調整が可能です。例えば、多少断熱性能が悪くても一定容量の太陽光発電パネルやコージェネを採用すると容易に基準をクリアしてしまうということです。これにより、家電メーカー系あるいは家電メーカーとタッグを組むハウスメーカーなどは、この仕様を標準として消費者に推奨してくる傾向にあります。少々乱暴ですが、イメージとしては下のような感じです。

 

 

 

<機械設備に頼ったZEH>

ZEHイメージ

zero

 

 

機械設備の性能数値が高いことは悪いことではありません。しかし、その背後に隠れて、住宅そのものの断熱性能がおろそかにされているケースがあります。そこに大きな問題があります。住まいの温かさ・涼しさの快適さは機械設備の性能以上に、住宅の高度な断熱化と気密化がカギを握っています。この断熱気密の仕様が中途半端になっていると、せっかくの機械設備の空調性能が100%発揮されず、無駄な電力で部屋を過剰に温め(冷やし)ながら、高額な初期投資をした大型の太陽光パネルの発電に頼らなければならない状況が生まれます。ゼロ・エネルギー住宅なのに・・・です。

 

 

機械設備に頼った家

 

 

しかも、機械設備はやがて寿命を迎えます。その時の買い替えコストも考えておく必要があります。さらに、世界のエネルギー事情を考えた場合、電気代がこのままの値段で推移することになるのか大きな疑問符が付けられています。太陽光発電の買取料金も電力会社でいつまで保証されるかが焦点になってきます。

 

 

<電気料金の推移>

電気代の推移

引用元:資源エネルギー庁

 

<発電買取価格の推移と予測>

電気料金の推移予測

引用元:資源エネルギー庁

 

 

実は、いちばん裏切らないのは、まるで厚手のコートを羽織るように、家の断熱性能を高めて、エネルギーのロスを極力防ぐことです。漏れるエネルギーを極力抑え、冬は自然の太陽熱を住まいの中に取り入れるパッシブデザインの家にすることで、機械設備の容量も小さくすることができ、初期投資金額を下げることができます。

 

 

 

<外皮性能を上げ家自体を高性能化>

ZEHイメージ

zero

 

 

そして、電力事情の変化にも最も影響を受けにくく、住まいとしての資産価値も高いままで維持することができます。

 

 

 

外皮性能を向上させた家

 

 

本物のゼロ・エネルギー住宅を選ぶなら、まずは住宅の基本的な断熱気密性能を極力上げることを第一に、機械設備は極力最小限となるような導入を心掛け、将来の買い替えコストやエネルギーコストの変動リスクに備えましょう。

 

 

 

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低温住宅は病気のもと


October 2, 2016

断熱と健康の関係

October 2, 2016

「低温住宅は病気のもと」・・・これを裏付ける興味深いデータがあります。下の表は、近畿大学の岩前篤教授による「高断熱住宅(体を冷やさない住まい)の健康影響度調査」結果です。新築の戸建て住宅に引っ越しした人約3万5千人に対し、転居前後の健康状態と家の断熱性能についてアンケート調査を行い、最終的に2万人以上の回答を集めた結果をまとめたものです。「健康住宅」というキーワードに関心の高い方は特に必読の内容です。

 

 

断熱と健康の関係

 

 

この結果から、断熱性能の高い住宅へ引っ越した人ほど手足の冷えはもちろんのこと、気管支喘息やアトピー性皮膚炎等のアレルギー症状改善など、健康面での改善率が高いという結果が出ています。このような症状に悩むご家族をお持ちの皆様にとっては、オーガニック素材の選択の他にもとても重要な検討事項があるということをご理解いただけると思います。物理的な因果関係ははっきりと解明されてはいませんが、低温状態の家で暮らすことは、健康面でリスクを負うことになるのは明らかです。また、あるデータによると、高性能なエコハウスに住むことで一人当たり年間9,000円ほど医療費が抑制できると言われており、その後の介護リスク等を含めると、一生涯で負担するコストの差は莫大な金額になると予想されます。

 

 

そこで、大事なのは、「低温」と「寒さ」の違いです。「寒さ」とは体で感じるので、人は服を一枚羽織ったり、暖房の温度を上げるなどして対応できます。しかし、家自体が「低温」状態であることに気付かずに過ごしているケースがあります。リビングでウトウトしてそのまま朝を迎えた、テレビに夢中になっていたら、気がつけば足先が冷えきっていたなど、無意識のうちに低温状態の中に長時間身を置いている状態こそが非常に危険なのです。

 

 

住まいの低温状態の根本を解決するには「断熱性能」の向上が不可欠です。そして、断熱性能を総合的に決める要素は、単に断熱材の性能だけではなく、窓の選択、正確な気密施工と正しい換気空調計画が組み合わされてはじめて実現できるものです。健康リスクと介護リスクを考え、イメージだけの健康住宅ではない、しっかりとした性能根拠を語れる住宅会社を選びましょう。

 

 

少しずつ秋の気配が深まってきました。そうこうしているうちに寒い冬がやってきます。寒さと健康、日本の住宅との関係については、今後も少しずつ解説していきたいと思います。

 

 

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