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「耐震等級」だけでは見えてこない真実(続き)


October 13, 2016

プレウォール工法試験体

October 13, 2016

昨日のブログからの続きです。

 

 

昨日は、「家づくりで考えなければいけないことは、「連続した地震に耐えうる丈夫でしなやかな構造体」を選択する」ということについて触れ、キノイエでは「真壁構造」をもつ「プレウォール工法」という工法を採用しているお話をさせていただきました。

 

 

その中で、メーカー側が提供している「三次元実大振動実験」と呼ばれる連続地震を想定した振動実験結果の映像をご覧いただきましたが、その実験で使用された建物の実際の各接合部位の状態を撮影した写真がありますので、実験の概要と合わせ、こちらで一部ご紹介します。

 

 

プレウォール工法試験体

 

 

試験体の仕様は以下の通りです。

 

7.28m×7.28m 総2階建

建物重量:積雪1.0mを想定した建物

小屋:10.12t、2階床:7.92tの鉄板おもり

許容応力度計算より質点重量を算出

仕上げ :構造体のみ

耐震性能:耐震等級2

 

 

加振スケジュールは以下の通りです。

 

加振回数 地震波
1回目 JMA神戸海洋気象台地震波100%
2回目 JMA神戸海洋気象台地震波100%
3回目 JMA神戸海洋気象台地震波50%
4回目 JMA神戸海洋気象台地震波50%
5回目 JMA神戸海洋気象台地震波50%
6回目 JMA神戸海洋気象台地震波50%
7回目 JMA神戸海洋気象台地震波50%
8回目 JMA神戸海洋気象台地震波50%
9回目 JMA神戸海洋気象台地震波50%
10回目 JMA神戸海洋気象台地震波50%

 

※JMA神戸波は以下を想定

 

100% 震度7相当(X方向818gal・Y方向617gal・Z方向332gal)

 

 50% 震度6弱(X方向409gal・Y方向309gal・Z方向166gal)

 

 

実験結果は以下のようになりました。

 

 

<1階 損傷状況(釘の引抜け)>

三次元実大振動実験

 

 

<1階 損傷状況(釘の引抜け、折れ)>

三次元実大振動実験

 

 

<1階 損傷状況(釘の引抜けなし)>

三次元実大振動実験

 

 

<1階 損傷状況(合板 せん断変形)>

三次元実大振動実験

 

 

<1階 損傷状況(パネル枠材 割れ)>

三次元実大振動実験

 

 

<土台 損傷状況(割れ)>

三次元実大振動実験

 

 

<土台 損傷状況(ほぞ飛び出し)>

三次元実大振動実験

 

 

<土台 損傷状況(めり込み)>

三次元実大振動実験

 

 

<桁 損傷状況(鎌継ぎ 割れ)>

三次元実大振動実験

 

 

<2階 損傷状況(釘の引抜き)>

三次元実大振動実験

 

 

<2階 損傷状況(釘の引抜きなし)>

三次元実大振動実験

 

 

<2階 損傷状況(柱 割れ)>

三次元実大振動実験

 

 

<気密テープ 損傷状況(剥がれ、ちぎれ)>

三次元実大振動実験

 

 

 

<結論>

 

・建築基準法で定められている安全限界1/30rad(90mm※)を「1階9通り」で瞬間的に超える結果でしたが、倒壊には至っていません。

 

・震災建築物の被災度区分判定基準では、残留変形が1/200rad(13.5mm※)以下であれば構造体は健全であると判断します。

 

・一般的な木造住宅では、最大変形量の半分は残留変形として残ると言われていますが、プレウォール工法は最大変形量の1/15以下に納まっています。これは、筋違などのような脆性破壊が少なく粘りのある構造であったと言えます。

 

・構造体として健全ではあるが、釘の引抜けなど損傷も発生しています。震度6弱程度の地震であればそのままでも倒壊に至らないと想定できますが新築時耐震性能を戻すために、釘の増し打ちが必要と思われます。

 

※今回の試験における変位換算値

 

 

いかがでしょうか。「連続地震に強い家」というしっかりとした根拠を見ていただくことで、皆様にもご安心いただけるのではないかと思います。

 

 

キノイエは、イメージだけの家づくりは行いません。ソトとナカをつなぐ独自のデザインと引き算する設計に加え、エコで健康、そしていざという時の地震に対する技術的裏付けをもって、本物の安心安全な住まいを提供することを信条としています。

 

 

10月29日(土)・30日(日)の2日間、「窓・構造・断熱パネル・換気の一流専門メーカー担当者が直接教える! 高性能エコハウスのしくみ大公開」と題した、ちょっとした勉強会を開催します。今回ご紹介した「プレウォール工法」のパネルを製造しているウッドリンク株式会社の担当者より直接説明をいただける機会を設けてありますので、この機会にぜひキノイエ上越モデルハウス「塩屋新田の家」に足を運んでみてください。

 

 

高性能エコハウスを建てよう

 

 

イベントの詳細はこちら

 

 

|新潟県上越市・妙高市・糸魚川市で最高の地元ライフ|自然素材の注文住宅|木の家をつくる工務店|デザイン住宅の新築・リフォーム|小さな邸宅|キノイエ|www.kinoie-niigata.com|0120-470-456|

 

 

「耐震等級」だけでは見えてこない真実


October 12, 2016

連続地震

October 12, 2016

今年4月14日夜に発生した熊本地震から間もなく丸半年が過ぎようとしています。震度7の揺れが連続した熊本地震で多数の住宅が倒壊したことは、皆さんの記憶に新しいところです。あらためて、住宅の耐震性能の重要性についてユーザーの関心が高まっており、住宅購入を検討する際、住宅の「耐震等級」を気にされる方が増えてきているのも事実です。しかし、本当に地震に強い家を考えるなら、その基準だけで判断するのはちょっと早計です。

 

 

連続地震

 

 

本日のブログでは、この「耐震等級」だけでは見えてこない重要な要素について、なるべくわかりやすく解説してみたいと思います。

 

 

その前に、まずは住宅の地震に対する強さの基準である「耐震等級」について、ここであらためて整理してみましょう。

 

 

「耐震等級」は、平成12年に制定された「住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法)」で、建築主・購入者が、建物の耐震性の目安にするためのものとして定められました。

 

 

「等級 1」が、建築基準法で求めている耐震性と同等の強度。

 

「等級 2」が、建築基準法で求めている耐震性の1.25倍の強度。

 

「等級 3」が、建築基準法で求めている耐震性の1.5倍の強度。

 

 

「建築基準法で求めている耐震性」とは、「数百年に一度発生する地震(東京では震度7程度)の地震力に対して倒壊、崩壊せず、数十年に一度発生する地震(東京では震度6程度)の地震力に対して損傷しない程度。」とされています。 当然、耐震等級が高ければ高いほど、震度6を超える地震に対して倒壊もしくは損傷のリスクが軽減されます。

 

 

ところが、今回、連続して余震の発生した熊本地震では、多くの家屋が2回目以降の大きな揺れ、もしくは複数回に渡る連続した余震によって倒壊、損壊しました。今年4月14日夜、熊本県益城町で震度7の揺れを観測した地震で避難した人たちが自宅に戻った後、2日後の16日に発生したマグニチュード7.3の大地震で自宅が倒壊し、死亡するというニュースをご存知の方も多いと思います。

 

 

<熊本地震発生直後からの地震回数(震度1以上)>

熊本地震発生回数

2016年4月14日(木)~29日(金)午前10時までの熊本県熊本地方、阿蘇地方、大分県西部、中部の震度1以上の地震回数(日本気象協会データより)

 

 

実は、建物の強度を定めたこの建築基準法は、2回の大地震を想定しておらず、連続した地震によって耐震補強のための筋交いが外れたり、その固定部分が壊れたりして耐震補強の役目を果たさなくなる等の理由により、構造性能が低下すると言われています。

 

 

つまり、連続地震の発生に耐えられる家を考えるのであれば、「耐震等級」だけでは片手落ちになるということです。ちなみに、気象庁は昨日(11日)、熊本地震の地震回数(震度1以上)を精査した結果、10月10日現在で2137回としていた回数が、約2倍の4081回だったと発表しました。これだけの回数の揺れに対して、住宅の耐震性能を一時的な強度の目安である「耐震等級」だけで判断するというのは、とても危険なことであるということがお分かりいただけると思います。

 

 

そこで、家づくりで考えなければいけないことは、「連続した地震に耐えうる丈夫でしなやかな構造体」を選択するということです。

 

 

キノイエでは、その一つの答えとして、本震だけでなく、繰り返す余震にも備えるため、「真壁構造」を用いた「プレウォール工法」という工法を採用しています。「真壁構造」とは、地震の揺れが構造体に伝わる際、柱と柱の間にある壁が突っ張ってしっかりと耐える構造になっています。これに対し、柱に壁材をくぎで打ち付けるだけの「大壁構造」は、大きな揺れに対して打ち付けたくぎと共に壁材が外れることにより、それ以降の地震に対しては、ねじれを支えることができない状態になります。

 

 

 

プレウォール工法

プレウォールパネル

 

 

<柱と構造壁を上から見た比較>

真壁構造   大壁構造

 

 

イラストのように、柱と柱の間にある構造壁が外れにくい「真壁構造」は、「大壁構造」に比べ柔軟性があり、繰り返しの揺れにも強いので、余震があっても安心な構造になっているのです。

 

 

試験回数

 

 

ここに、プレウォールパネルを採用した住宅の三次元実大振動実験を行った際の映像があります。少し広告っぽい印象が強いかもしれませんが、とてもわかりやすい映像ですので、参考になると思います。(メーカー提供映像)

 

 

 

 

さて、昨日のブログでもお知らせいたしましたが、10月29日(土)・30日(日)の2日間、「窓・構造・断熱パネル・換気の一流専門メーカー担当者が直接教える! 高性能エコハウスのしくみ大公開」と題した、ちょっとした勉強会を開催します。今回ご紹介した「プレウォール工法」のパネルを製造しているウッドリンク株式会社の担当者より直接説明をいただける機会を設けてありますので、この機会にぜひキノイエ上越モデルハウス「塩屋新田の家」に足を運んでみてください。

 

 

高性能エコハウスを建てよう

 

 

イベントの詳細はこちら

 

 

|新潟県上越市・妙高市・糸魚川市で最高の地元ライフ|自然素材の注文住宅|木の家をつくる工務店|デザイン住宅の新築・リフォーム|小さな邸宅|キノイエ|www.kinoie-niigata.com|0120-470-456|

 

 

高性能エコハウスを建てよう


October 11, 2016

高性能エコハウスを建てよう

October 11, 2016

イベント告知ページ、新着情報ページでもお知らせいたしましたが、10月29日(土)・30日(日)の2日間、少し趣向を変えたイベントを開催いたします。

 

題して、「窓・構造・断熱パネル・換気の一流専門メーカー担当者が直接教える! 高性能エコハウスのしくみ大公開」。

 

 

高性能エコハウスを建てよう

 

 

結露せず、足元まで暖かく、年間冷暖房光熱費が極力かからない、高性能なエコハウスに住みたい・・・これは、誰もが願うことです。しかし、巷にはたくさんの情報が溢れており、本当に高性能なエコハウスをどうやって選べばいいのか迷われている方は非常に多いのではないでしょうか?
そこで、住まいの高性能化に欠かせない窓・構造材・断熱パネル・換気システムに関して、実際に多くのハウスメーカーや工務店の住宅づくりに関わってきた専門メーカーのスペシャリストたちを招いて、高性能エコハウスの仕組みや性能の違い、会社選びのヒントを直接聞くことができる企画をご用意しました。「住宅づくりの真実を専門メーカーの立場から話していただきたい」という私たちの企画主旨に、今回3社の一流専門メーカーの皆様が応えてくれました。

 

 

住宅のつくり手からはどうしても一方的に「自社のつくる住まいが一番!」と自画自賛気味になってしまいがち(笑)ですが、彼らは違います。数多くの住宅会社の住宅新築に関わり、そこで実績を認められ、支持されてきた商品があります。そこには、性能を担保するために絶対に譲れない、その分野に関する家づくりの不文律を持っています。住宅の性能に直接影響する部分を担う専門メーカーだけが語れる、家づくりの真実をぜひ皆様にも聞いていただきたいと思います。

 

 

ykkap

 

 

YKK AP株式会社様は、皆様もよくご存じの日本を代表する高性能窓メーカー。元々はアルミサッシで成長したサッシメーカーでしたが、近年、日本の住宅の断熱気密性能のレベルアップのために、相次いで高性能な樹脂窓を開発し、世に送り出しています。

 

 

woodlink

 

 

ウッドリンク株式会社様は、お隣富山県の会社。社名にもあるように長年「木」を専門に扱ってきた会社だけに、精度の高いプレカット構造材の生産はもとより、独自の研究施設を持ち、住宅の高気密高断熱化に貢献すべく高耐久で結露フリーの構造・断熱パネルを開発し、成長しているメーカーです。

 

 

marbex

 

 

株式会社マーベックス様は、換気システムの専門メーカー。社名の由来には、“エコロジカルなシステムによってより快適で健康な建物を作る” という意味が込められています。メーカー側の論理ではなく、お施主様側の論理からオリジナルの商品開発を行い続けている優れた会社です。

 

 

様々な住宅会社を見てきた彼らが感じている家づくりの現場の今と、本当に失敗しない住宅会社選びのためには、どのような点に注意すればよいのか?など、ここでしか聞けない価値のある情報がたくさん詰まったイベントになると思います。

 

 

住まいの性能は大工の腕だけで決まるものではありません。木造の心臓部となる大工技術はもちろん重要ですが、住宅の断熱・気密・換気など、居住環境とエネルギー消費量に直接影響を与える基本的な性能は、あらゆる産業の技術によって支えられており、家づくりにおいては木造技術同等、あるいはそれ以上に重要なファクターです。今回のような、窓・構造材・断熱材・換気システムの専門メーカーが一堂に会する機会はめったにありません。ぜひ、この機会に上越モデルハウス「塩屋新田の家」に足をお運びください。

 

 

イベントの詳細はこちら

 

 

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10月10日の地鎮祭は


October 10, 2016

地鎮祭

October 10, 2016

本日は、糸魚川市内にて地鎮祭が執り行われました。

 

 

地鎮祭

 

 

連日の雨で当日の天候が心配されましたが無事にもちました。

 

 

「今日はお天気に味方していただきましたね。」

 

 

ふと、そんな会話をしていると、お施主様のお父様から、

 

 

「大丈夫。今日は、東京オリンピックの開幕日だから絶対に降らないよ。」

 

 

という言葉が。

 

 

そうなんです。本日10月10日は「東京オリンピック」の開会式が行われた日(昭和39(1964)年)。それを記念しての体育の日。調べてみると、こんな記述がありました。

 

 

‟夏季オリンピックとしては大変遅い開幕でしたが、東京の夏は気温と湿度が高く、10月上旬までは秋雨前線が停滞することなどを考慮して日程が決められました。東京オリンピック開会式を記念して、昭和41年(1966年)に10月10日が「体育の日」として祝日になりました。(平成12年(2000年)にハッピーマンデー制度が導入されたため、「体育の日」は現在では10月第2月曜日となっています。)

10月10日は過去の統計から晴れが多い日として知られており、オリンピック開会式当日も前日の雨模様の天気が一転して朝から絶好の天気に恵まれました。気象庁の発表によれば、東京で「体育の日」に1mm以上の雨が降った回数は、昭和41年(1966年)から平成11年(1999年)までの34年間でわずか5回です。

なお、6月28日には雨が降りやすく、11月3日は晴れの日が多いなど、ある気象状態(晴れ、雨など)がその前後の日に比べて高い確率で現れる日を「特異日」と言いますが、その原因はよくわかっていません。”

 

 

本日もまさに52年前の東京オリンピック開幕の日と全く同じ状況。不思議ですが、こういう特異日に地鎮祭が執り行われたこと、お施主様のお父様は初めからご存じだったのでしょう。

 

 

とても記憶に残る地鎮祭となりました。

 

 

地鎮祭

 

 

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木の家マルシェ間もなく開催!~出店者の思い(前編)


September 16, 2016

木の家マルシェ

September 16, 2016

いよいよ今週末9/18(日)、「木の家マルシェ」が開催されます。

 

 

木の家マルシェ

 

 

会場は上越モデルハウス「塩屋新田の家」 。新興住宅街の中で1日限りの小さな市場。只今、スタッフが鋭意準備中です。

 

 

初めの試みですので、どのくらいのお客様にご来場いただけるか、全く未知数。ですが、スタッフ一同、楽しいマルシェにするべく、出店仲間の皆様と知恵を絞っていきたいと思います。

 

 

さて、このマルシェ開催にあたっては、開催趣旨に深く理解と共感をしていただいた出店者様のそれぞれの思いがあります。

 

 

まずは、天然酵母パンを製造販売する「こびと窯」さん。アレルギーやアトピーに関して非常に問題意識を持っており、そのため”イースト”や市販の”天然酵母”は一切使わない主義を貫いています。イーストなどを使わずふっくら焼き上げるのは至難の業ですが、それでも安心安全な手づくりの美味しさを伝えたいという思いを大切にしています。小さいお店ながらもその理念に共感し、少しずつリピーターさんを増やしています。今回のマルシェ開催にあたり、私たちキノイエの建物にもわざわざ足を運んで直接体感していただき、本物の安心安全にこだわる私たちの家づくりの考え方にも賛同していただいた上での参加となりました。参加にあたっては、「最初は売れなくてもいいので、この開催趣旨を理解していただける多くの人に知ってもらえればと考えているので、ついていきますよ。」という大変ありがたいお言葉をいただきました。私たちスタッフも勇気が湧いてきます。

 

 

こびと窯

 

 

そして、「スウィーツ工房くみ」さん。これまでもお菓子づくりに強い思いがあったものの、ご両親の介護など、様々な理由で本腰を入れることができずにいましたが、近年ようやく力を入れていける体制が整ったため、現在溢れるほどの創作意欲で、妙高市産こしひかり玄米粉100%にこだわり、お米つくりから一貫して添加物一切不使用の厳選素材のお菓子づくりを行っています。店舗を持たず、ご自宅で注文販売をメインにしています。くみさんにも、一度キノイエの住まいにまで足を運んでいただき、開催にあたってのお互いの思いをゆっくりと話し合いました。自然素材にこだわる姿勢、地元主義という考え方に深く共感していただいての出店となりました。

 

 

スウィーツ工房くみ

 

 

明日は、地元上越で無農薬米を生産する「農業組合法人ファーム富岡」さんと 、地元上越の厳選素材にこだわった乾燥食材を販売する「土の香工房cotocoto」さんのご紹介です。どうぞお楽しみに。

 

 

木の家マルシェは、いよいよ9/18(日)10:00~キノイエ上越モデルハウス「塩屋新田の家」で開催です。ご近所に遊びに行くような気軽な気持ちでぜひお越しください。

 

 

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「空き家」を「資産」に


September 3, 2016

古民家リノベーション

September 3, 2016

先日、糸魚川商工会議所の「空き家・空き店舗対策特別委員会」に出席してきました。今回で2回目の会合。商工会議所の議員でもある弊社は、建築・不動産の実務有識者として意見を求められました。参加メンバーは、他にも私たちと同業の建築・不動産業界の代表の方々や司法書士の方など数名の有識者で構成されており、まずは現状の把握と、各委員の取り組みや考えについて活発な意見交換がなされました。

 

空き家対策会議

 

 

少子高齢化により糸魚川市内山間部、沿岸部はもちろん、中心市街地でも深刻化している空き家問題。この解決には、地元のニーズはもちろんのこと、全国各地からの移住希望者(U、Iターン)に魅力的な田舎暮らしを提案できるか?という部分も非常に重要です。まさに、私たちの掲げる「最高の地元ライフ」というコンセプトが重要になってきます。私たちもこれまでに多くの古民家移築、リノベーション、古材利用などを手掛けており、この問題に対して私たちが貢献すべき部分は非常に多いと感じました。

 

 

古民家リノベーション|上越市・妙高市・糸魚川市の注文住宅|木の家づくり工務店|キノイエ|カネタ建設|

カネタ建設がフルリノベーションを手掛けた築150年以上の古民家

 

シェラリゾート白馬|上越市・妙高市・糸魚川市の注文住宅|木の家づくり工務店|キノイエ|カネタ建設|

シェラリゾート白馬様の「みずばしょう温泉 古民家の湯」。カネタ建設による設計施工。なんと築150年以上の古民家2棟をつなげて温泉の上に組み上げるという技術的難易度の高い建築物です。

 

 

しかし、個々の企業が孤軍奮闘するだけでは意味がありません。空き家問題を地域全体の問題として捉え、全国の潜在的な移住希望者の皆様に、この地域の暮らしを知っていただき、共感していただくためには、家主と買い手や借り手、不動産業者、建築業者、そして行政関係者などの関係者が手を結び、チームとして取り組んでいく必要があります。

 

そのような中で、今回の会合は、今後の布石となるとても重要な意味を持つ意見交換になりました。まずは、お互いの得意分野と役割を明確にして、徹するべき役割に徹するために、どのような体制をとるのか。専門家、専門業者、非営利団体、そして行政が可能な限り有機的に手を結べるような青写真を描く・・・とても大きな展開のための最初の小さな一歩を踏み出せたような気がします。

 

 

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北陸初!住宅業界の「F1」に携わる


August 16, 2016

前沢パッシブハウス|黒部市|YKK|カネタ建設|上越市・妙高市・糸魚川市で最高の地元ライフ|自然素材の注文住宅|木の家をつくる工務店|デザイン住宅・高性能エコハウスの新築・リフォーム|小さな邸宅|キノイエ|

August 16, 2016

キノイエの建築技術レベルはどのくらいですか?・・・そう聞かれたら、迷わずこう答えます。

 

「上越エリアでトップ、いや、全国でもトップクラスです」

 

ちょっと大袈裟じゃないか?(笑)と思われるかもしれませんが、実はその根拠がちゃんとあるのです。なぜなら、世界最高レベルの超高気密・高断熱基準、ドイツ認定の「パッシブハウス」、その北陸エリアで初の建物の施工を担当したのが私たちの会社だからです。

 

前沢パッシブハウス|黒部|上越市・妙高市・糸魚川市の注文住宅|木の家づくり工務店|キノイエ|

全国で12例目、北陸エリアでは初のパッシブハウス認定となった「前沢パッシブハウス」(富山県黒部市/発注者:YKK不動産株式会社/設計:キーアーキテクツ/施工:株式会社カネタ建設/竣工:2015年11月)

 

日本でも少しずつ認知され始めている「パッシブハウス」とは、ドイツの物理学者ウォルフガング・ファイスト博士が発案し、1991年にパッシブハウス研究所(ファイスト博士が創設)で確立された省エネ基準。「年間の冷暖房負荷」※1 「気密性能」※2 「住宅全体の一次エネルギー消費量」※3 の3つの項目で一定の基準※4を満たすと認定されますが、日本でもまだ15例ほどしか実績がありません。それだけ、設計・施工に関して相当の技術レベルを要求されるため、誰でも簡単に取り組めるという建物ではありません。まさに、住宅業界の「F1」のような存在なのです。

 

 

実は、私たちキノイエを運営するカネタ建設は、全国で12例目、北陸エリアでは初のパッシブハウス認定となった「前沢パッシブハウス」(富山県黒部市)の施工を任され、昨年11月に完成を迎えました。ちなみに、前沢パッシブハウスの性能値は以下のようになります。

 

 

Q値:0.86W/㎡K /UA値:0.19W/㎡K /C値:0.1㎠/㎡ /年間暖房負荷:15kWh/㎡・年

 

 

前沢パッシブハウス|黒部|上越市・妙高市・糸魚川市の注文住宅|木の家づくり工務店|キノイエ|

 

前沢パッシブハウス|黒部|上越市・妙高市・糸魚川市の注文住宅|木の家づくり工務店|キノイエ|

 

今月発売された住宅業界の全国誌『日経ホームビルダー(8月号)』に、そのパッシブハウスの施工事例「前沢パッシブハウス」の記事が大きく取り上げられています。発注者は、YKK不動産株式会社、設計は、一般社団法人パッシブハウス・ジャパンの代表理事を務める森みわ氏(キーアーキテクツ代表)。そして、施工は、キノイエを運営する弊社カネタ建設。今、業界で非常に注目を集めている建物の施工を成功させたことで、私たちの建築技術レベルに関する信用度は非常に高いというお墨付きをいただく形となりました。

 

日経ホームビルダー2016 8月号

 

日経ホームビルダー2016 8月号|カネタ建設|上越市・妙高市・糸魚川市の注文住宅|木の家づくり工務店|キノイエ|

 

日経ホームビルダー2016 8月号|カネタ建設|上越市・妙高市・糸魚川市の注文住宅|木の家づくり工務店|キノイエ|

 

日経ホームビルダー2016 8月号|カネタ建設|上越市・妙高市・糸魚川市の注文住宅|木の家づくり工務店|キノイエ|

 

私たちキノイエスタッフは、この上越地域の住宅会社でいちばん最初に一般社団法人パッシブハウスジャパンが認定する「省エネ建築診断士」の資格を取得し、パッシブハウスの研究に力を注いできました。住宅業界の「F1」ともいわれる、今回のドイツ認定パッシブハウスの施工ノウハウが、現在のキノイエの基本性能に生かされていることはいうまでもありません。

 

キーアーキテクツ森みわさんとカネタ建設スタッフ|パッシブハウス|上越市・妙高市・糸魚川市の注文住宅|木の家づくり工務店|キノイエ|

前沢パッシブハウスの設計者であるキーアーキテクツ代表森みわさん(写真中央)とスタッフの皆さん(写真右から2人目、3人目)そして、カネタ建設のスタッフたち

 

 

※1 冷暖房負荷
室内の快適な温湿度を保つため、冷房・暖房で必要とするエネルギー量。

 

※2 気密性能
密閉により、空気の流れや熱・水蒸気などの出入りを妨げる性能。

 

※3 一次エネルギー消費量
電気やガスなど、住宅で消費するエネルギーを作り出すために必要なエネルギー(石油・石炭)を熱量で表したもの。

 

※4 パッシブハウス基準
「冷暖房負荷が各15kWh/m2以下であること」「気密性能として50Paの加圧時の漏気回数が0.6回以下であること」「一次エネルギー消費量(家電も含む)が120kWh/m2以下であること」の3つをクリアすることで認定される。

 

 

【パッシブハウスについての詳しい情報はこちら】一般社団法人パッシブハウス・ジャパン公式HP「パッシブハウスとは?」

 

 

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大掃除と・・・


August 6, 2016

流しそうめん

August 6, 2016

本日、カネタ建設の本社では、毎年恒例、半期に一度の大掃除の日でした。

 

本社掃除

 

そして、同時に敷地内では、何やら怪しい設備が・・・

 

流しそうめん

 

そうなんです!夏といえばこれ、「流しそうめん」です。

・・・といっても、会社で盛大に流しそうめん大会を行うのではなく、来る8月11日(祝)に開催予定の、感謝祭「オレンジフェア」に登場する超ロングバージョンの流しそうめんなのです。しかも、今年はなんと、「フリーフォール」&「ジャンピング」という仕掛けつき!どんな風にジャンプするのかは、当日までのお楽しみです(笑)

 

流しそうめん

 

本日は、その試験運転(?)という名目で、多くのスタッフ(となぜか一部の学生(笑))で、流しそうめんのチェック&試食タイムでした。

 

オレンジフェアの詳細をご覧になりたい方は、カネタ建設のサイトをご参照ください。

 

 

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活躍するキノイエ女性エンジニアの草分け


July 29, 2016

キノイエ女性スタッフ

July 29, 2016

本日は、キノイエ ウェブサイト内のスタッフ紹介ページに登場する設計スタッフの榮 妙(さかえ たえ)をご紹介します。

 

キノイエ女性スタッフ

 

上越市出身。二級建築士。実はキノイエスタッフの中で、現社長の猪又よりも社歴の長いメンバー。母体のカネタ建設の黎明期を支えたキーマンの一人。プロフィールにも書いてあるように、住宅の建築に携わって、もうじき20年の超ベテラン。新築、リノベーションを含め、打ち合わせから設計、積算、施工管理、アフターメンテナンスに至るまで全てこなせるスーパーセールスエンジニアです。

 

キノイエ女性スタッフ

 

女性ならではのきめ細やかな気配りと提案センスは、多くのお客様からの評判につながっています。しかし、同時に現場では、誰もが恐れる「オニ監督」としても有名(!?)特に、外構工事のコンクリート打設中、生コン車(の前に据えた脚立)の上にまたがり、長老のベテラン現場作業スタッフにも臆することなく激を飛ばし、指示を出していた当時20代の栄さんの姿は、今となっては伝説です(笑)それは、当時男社会であった建設業の中にあって、女性エンジニアという立場をハンディキャップではなく、個性・武器に変えていった彼女の信念の強さの賜物です。そういう点では、現在多くの女性スタッフが活躍するキノイエのチームづくりにおける彼女の功績は非常に大きいといえます。

 

キノイエ女性スタッフ

 

そんな彼女も、実は一度、結婚退社し、旦那様のお仕事の都合で数年間のアメリカ生活を過ごします。語学力を身につけ、さらにパワーアップした彼女は、満を持して旦那様と共に帰国しカネタ建設に復帰。その後、なんと、三度の産休・育児休暇を経て再び職場復帰。現在、二男一女の元気なお子様たちと優しいイクメンパパとの5人暮らし。まさに「暮らし」と「現場」を語れる現役マルチコンシェルジュです。

 

写真は、上から順に、現在のプロフィール写真、3年ほど前の仕事風景、そして、先日行われた「涼」を楽しむ暮らし方見学会での美しい浴衣姿。まさに変幻自在です(笑)

 

キノイエ女性スタッフ

 

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「小さな邸宅」のつくり方


July 23, 2016

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July 23, 2016

キノイエでは、これまで多くの住宅会社があたり前に行ってきた、間取りを足し算していくようなプランニングを行わず、「引き算する設計」に磨きをかけてきたと以前のブログでもご紹介しました。敷地全体を家と考え、切れ目のない、心地よい「場」を生むことに注力した引き算の設計により、小部屋の増殖を防ぎ、部屋どうしのつながりに連続性をもたせ、結果としてコンパクトで広々暮らせる空間を生み出すことが可能になります。

 

キノイエでは、平面プランを行うにあたり、まずは、敷地図に家の形を配置するところから始めます。そこで、最初に行うのは、「サイトプランニング」です。サイトプランニングとは、「建物は土地の形状にしたがう」ということです。道路に面した方向と太陽の向き、そして隣地に何が建てられており、どの方向からどのような景色が楽しめるのか、あるいはどこを隠すべきか、どこからどこへ風が流れていくのか・・・すべては縁あって手にした敷地によって、暮らし方に応じたベストポジションを見つけることがこの作業の最大の目的です。このサイトプランニングはとても重要で、最終的には、そこに住む人の行動スタイルも考慮して「坐(すわ)る」、「腰掛ける」、「寝転ぶ」位置を考えていきます。それぞれの目的に応じた居心地のいい「場」を決めていくわけです。単純な間取りの足し算では、「場所」は確保できても「場」がない住まいになってしまうことも十分に考えられます。その違いは想像以上に大きいと考えます。

 

ベースとゲヤ

 

このことが概ね決まってきたら、そこに実際の空間となる箱を配置してみます。そこで活躍するのが、写真のアイテム。「6×8」あるいは「6×6」等の数字の書かれた、何の変哲もない白い箱。ベース(母屋)になる部分がまさにこの箱です。この配置がある程度見えてきた段階で、今度はそこにゲヤ(下屋)のかけ方を考えていきます。キノイエではスケルトン(構造)は、概ね標準化をしており、サイトプランニングと居心地のいい「場」が決定することによって、おおよその家の全体像が出来上がってきます。これが6m×8mのベースであったり、そこにかかるゲヤの組み合わせであったりするのです。

 

ベースとゲヤ

 

スケルトン(構造)が標準化されているおかげで、材料も施工手間も読めるため、この段階で概ね建物本体の価格が明確になります。その代わり、内部の自由度はかなり高く、先ほど触れた居心地のいい「場」を上手に配置することが可能になります。また、キノイエでは、内部の造作にも標準化された上質素材のアイテムを用意していますので、比較的リーズナブルにこだわりを追加することができるのです。

 

キノイエ外観模型

 

単なる間取りの足し算をする自由設計ではなく、その土地・暮らし方に合わせ提案する「居心地設計」。無駄のないコンパクトさ。コンパクトあるがゆえに経済性と上質さを追い求めることができる家、それが「小さな邸宅。~キノイエ」のこだわりなのです。

 

キノイエ内観模型

 

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