リアリティのある地元の暮らし
September 14, 2017
先日、夕方の時間帯を狙って塩屋新田の家の撮影を行いました。
残念ながら当日は日が悪かったようで、あいにくの雨模様に。途中で土砂降りとなってきたので、何枚か撮影した後、その日の撮影は切り上げとなりました。
ですが、ふと夕暮れ時の雨の景色を見ながら、「この地域に暮らしている私たちの家って、本当はこういった雨降りやどんよりとした曇りの日に似合う家が本物なんじゃないだろうか?」と考えました。「住宅の完成写真は青空の下で撮らないとカッコよく見えない」・・・と考えてしまいがちですが、この地域の気候は、むしろ晴天が少ない環境。実はこうした雨振りの日やしんしんと降り積もる雪の日も絵になる家・・・を皆様に見ていただくことも大切なことだと思いました。
私たちの役割は、「リアリティのある地元の暮らし」にフォーカスし、「あたり前の日常」がとても愛おしく素敵に感じられる暮らしを提供すること。広告はそのシーンを切り取って、なるべくありのままをお伝えしていくことだと気持ちを新たにしました。
「最高の地元ライフ」は、身近な日常の中にあります。
四季を取り込むダイニング
September 13, 2017
先日、カネタ建設のオンリーワンスタイルの住宅完成見学会(完全予約制)が上越市内で開催されました。土日2日間、時間に切れ間がないほどたくさんのお客様にご予約・ご来場いただきました。
キノイエとは、コンセプト、スタイル共に異なる住まいですが、コンパクトでもこんなに広々と暮らせるという空間設計、ナチュラルでやり過ぎない落ち着いたテイスト。ご来場いただいたお客様もみなさんご納得されたご様子でした。
ソトの自然を上手に取り入れて、季節の移ろいを感じる様々な設計の工夫が随所にちりばめられた個性的な住まい。中でも、隣接のご実家を挟んで立ち並ぶ庭の樹木をダイニングに取り込む大胆な窓の切り方は、この住まいの顔ともいえる存在。
四季折々の風景を眺めながら旬の食材を囲み、その日一日の出来事を持ち寄りながら会話を楽しむ食卓は、家族にとってかけがえのない空間になることでしょう。たくさんの思い出を紡いでいってもらいたいと思います。
完成見学会ながら、2日間、とてもゆっくりとした心地のよい時間が流れていました。
ご来場いただきました皆様、本当にありがとうございました。
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続き:「雁木のある暮らし」
August 28, 2017
前回の続きです。上越市内で建設中の「雁木のある暮らし(仮称)」の家、今回は内部を少しだけご紹介します。
写真手前側、キノイエのアイデンティティともいえる、ひときわ存在感のあるリビング天井の梁はあらわしになる予定です。その奥には全館換気システムのダクトが見えます。キノイエの全館換気システムは、第1種熱交換システムを採用しています。また、前回の気密試験ではC値=0.27㎠/㎡でしたので、地域トップクラスの気密性能(完成前にもう一度試験を行います)。加えてPM2.5クラスの微細物質も99%カットするフィルターも標準装備していますので、常に室内環境はクリーンで省エネ。ちなみに、エアコンは工事用の仮設エアコン(撤去予定)です。
小さくつくって大きく暮らす。こちらの住まいは11月の完成予定です。内部の仕上げが進みましたら、またこちらでご紹介したいと思います。どうぞお楽しみに。
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建築中「雁木のある暮らし」
August 26, 2017
上越市内で建築中のキノイエ「雁木のある暮らし(仮称)」の工事が順調に進んでいます。本日はちょっとだけ写真でご紹介。
写真はファサードから玄関へのアプローチとなるメインの雁木軒裏の部分。雨の日もこの軒下を通って我が家の玄関にたどり着きます。
この地域では、かつて多くの家に当たり前のように備わっていた、まさに暮らしの必需機能であった雁木。この地域で生まれ育った私たちの幼少期の暮らしの記憶を象徴するアイデンティティのような存在。現代の暮らしに合わせ、少しだけカタチを変えて取り入れていた住まいです。
夏の夕暮れ時の帰宅、赤く染まる我が家の庭木を眺めながら雁木を歩いて外玄関の扉を開ける。そして土間のある中玄関を開けて「ただいま」、「おかえり」といつもの言葉を交わす・・・この写真からそんなことをイメージしてもらえると、キノイエの様々な暮らしのシーンがちょっとだけ垣間見えるかもしれません。住まいはコンパクトですが、ソトをナカをつなぎ、とても贅沢な時間と空間を生み出す設計になっています。
小さくつくって大きく暮らす、雁木のあるこちらの住まいは11月の完成予定。完成見学会も計画中です。どうぞお楽しみに。
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社長の夏休み
August 17, 2017
今年のお盆の連休は、最大で10日間という方もいれば、平日と変わらない勤務という方もいらっしゃったかと思います。皆様、いかがお過ごしでしたでしょうか。
弊社は13日~本日の17日までの間、お盆の休業とさせていただいています。普段仕事しか頭にないように思われがちな弊社代表猪又ですが(笑)、本人もまた、このお盆休み期間は家族との時間を楽しませていただきました。
今年の連休期間は天候が不安定で、なかなか海山のアクティビティに挑戦できませんでしたが、帰省中のいとこ家族と共に、近隣のプールやボウリング、ミニアスレチックや妙高のイルミネーションなど満喫しました。その時の映像を、最近流行りの「インスタ映え」を意識したスナップでまとめました(笑)ので、こちらをどうぞ。
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C値の結果は…?
August 7, 2017
昨日は、上越市内で「ecoハウスのしくみ大公開」と題した構造見学会を開催しました。
観測記録では日中最高気温33度を超す暑さ。建設中の建物内もさぞかし高温状態に・・・なることはなく、しっかりと気密・断熱処理された建物内は、仮設エアコンによって涼しい環境に。
この日、ご協力いただいたのは、構造材・断熱パネルを提供しているウッドリンク株式会社様、そして高性能サッシを提供しているYKKAP株式会社様。この日はカネタ建設を含めた3社の連携で、それぞれの専門分野から住まいの性能と違いについて分かりやすいレクチャーが行われました。この日お越しいただいた大勢のお客様も、非常に熱心に各社のセミナーに耳を傾けていらっしゃいました。
ウッドリンク様からは、構造用パネルの違いと連続地震に耐える壁面構造について、そして現在断熱性能が国内最高クラスと言われているフェノールフォームの性質、性能や耐久性などについて詳しく説明。そして、窓メーカーの大手YKKAP様からは、窓のグレードによる性能の違いや実際のモデル比較による結露発生のデモンストレーションも行っていただきました。
そして、お待ちかね。この建物の実際の気密測定をご来場いただきましたお客様の目の前で実施。はたして、気になるその結果は・・・?
隙間相当面積(C値)は、0.27㎠/㎡でした。現在の一般的な目安となっているC値=5㎠/㎡のわずか5.4%のサイズ。この住宅でいえば名刺1枚分以下のサイズしか隙間がないという超高気密住宅。ちなみに、弊社の社内基準では、C値=0.5㎠/㎡以下を設定していますので、宣言通りの好結果ということになり、測定結果が判明した瞬間、会場からも拍手が聞こえました。
この日お集まりいただいた皆様は、専門家に直接話を聞き、そして実際に目で見ることで違いを知り、将来の様々なリスク(初期建築費では見えない生涯コスト・健康被害・地震対策等)に対する知識と大きな確信を得られたのではないかと思います。多くの消費者の皆様は、漠然と「家はどれもそこそこ性能がよい」と考える傾向にあるようですが、こういう機会に自分の目で確認していただくことで、その危険性に少しでも気付き、自らいい家を見分ける術を手にしていただきたいと私たちは考えています。
ご来場いただきました皆様、本当にありがとうございました。
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いよいよ明日は構造見学会
August 5, 2017
いよいよ明日は、上越市内にて構造見学会を開催します。一日限りの見学会ですが、この日に行う気密測定(家の隙間はどれくらいかの測定)を特別にご覧いただけます。現在スタッフが気密測定前の作業として、断熱材と柱間の隙間を埋める気密テープ処理やウレタン材の注入等の処理を行っています。
構造面では、パネル自体の施工精度も非常に高いのですが、隙間は一箇所ずつ丁寧に目視確認しながら、全ての接合部をしっかりと塞ぎます。この作業の一つひとつが気密・断熱性能の差、品質の差につながります。
おさらいですが、今回の気密測定試験で判定される「隙間相当面積(C値)」とは、家の延床面積に対する 「 隙間面積 」 の割合を示す数値で、床面積1㎡当たりどれ位(何㎠)の隙間があるのかを表した数値です。この値がゼロに近いほど、隙間が少なく、気密性が高いことを意味します。
C値 = 家全体の隙間の合計(㎠) ÷ 延床面積(㎡)
ちなみに、弊社では、現在全ての新築住宅でこのC値の測定を行っており、その結果は、0.2~0.5㎠/㎡の値(ほとんどが0.4㎠/㎡以下)、延べ床面積が40坪の家でも隙間面積は名刺サイズ以下になります。
明日(8/6(日))のタイムスケジュールは以下の通りです。気密測定そのものは30分程度で結果がその場でわかりますので、数少ないこの機会にぜひその目で直接お確かめください。
13:30 構造見学
14:30 気密測定
15:00 終了
果たして、明日の結果はいかに・・・? なお、ご見学の際にあらかじめご予約をいただけますとスムーズにご案内が可能です。ご見学希望の方は、以下までお問い合わせください。
詳しくはこちらをクリックしてください。
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チームでカイゼン
July 25, 2017
弊社では、新築・リフォームに限らず、毎月定期的に建設現場のパトロールを行っていますが、「手前味噌」や「上すべり」にならないための工夫と対策を打っています。
その方策の一つが、「チーム全体で“厳しく”チェック&アクションを行う」ということです。
弊社では、自社単独のパトロールの他、「三丸会」と呼ばれる合計57社から組織する協力業者会の担当者にも参加して行うパトロールを並行して行っており、そのパトロールはさらに、「環境・美化」に関する班と「安全衛生」に関する班とがそれぞれに厳しい目で現場をチェックするという体制を取っています。
しかも、その評価基準は極めて厳しく、用意されたチェック項目に従って評価をしていくと、ちょっとした不備や衛生面での欠落が総合点数に影響する評価計算方法を取っており、「なんとなく合格点」が出ないように厳しくチェックし、それを関係者全員で確認する仕組みにしています。
チェックシートは「見える化」を徹底。課題は全て、項目ごとに指摘事項の詳細、原因と対策が一目でわかるようになっています。この作業を毎月繰り返し、繰り返し行います。これによって、関係するすべての担当者の目がより厳しいものへとレベルが上がると同時に、直接お客様と顔を合わせない作業従事者の皆さんにも、私たちの“意思”が伝播していき、これが結果として、住まいのクオリティやブランドへとつながっていくのです。
住まいは完成してしまえば、どれも新品できれいなのは当たり前。ですが、その完成のまでのプロセスにおいて、近隣の皆様の目にどう映っているかということにまで目を向けなければ、プロの仕事とは言えません。私たちはこうした、普段は見に見えない部分にも手を抜くことなく心を入れ、これからも本物の品質とサービスを提供していきたいと考えています。
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真価を発揮
July 23, 2017
本日は久しぶりの雨模様ですが、ここのところ本当に暑い日が続きましたね。
先日7月21日(金)の上越市高田の最高気温は34.8℃を記録!もうちょっとで「猛暑日」となる状況です。この日いちばん気温が上昇した15時にキノイエモデルハウス「塩屋新田の家」の温度データを覗いてみると、結果はこうでした。
外の計測結果は、35.4℃。じりじりと照り付ける太陽。何もしなくても汗が噴き出してきます。
そんな中、家の中の温度を見てみると・・・
25℃台をキープ。もちろん家庭用エアコン1台が弱運転で、1階・2階ともに安定した温度が保たれています。最高レベルの断熱等級をもつフェノールフォームパネルでしっかりと気密処理まで施されたキノイエの性能は、真冬はもちろん、真夏もこうして真価を発揮します。
この日は、涼を感じる設えとして、南のメイン掃き出し窓に葦簀を取り付けてみました。塩屋新田の家の2階部分には、「吊りデッキ」と呼ばれるコストパフォーマンスに優れ、機能的なベランダが設置されていますので、葦簀やタープテントなどが簡単に取り付け可能です。
葦簀を取り付けた状態。ご覧の通り、涼を楽しむ日本の懐かしい暮らしの風情がそこに生まれます。この何とも言えない風情は、流行を追わず、何十年経っても飽きのこない普遍的な美しい住宅デザインにこだわっているからこそ。
ちなみに、この葦簀1枚だけでかなりの日射遮蔽を実現してくれますので、室内の空調効果はさらに向上します。そして何より、日中の強い日差しの中でもこうして窓の向こうの景色を目一杯取り込み、開放感を実現します。
ぜひ、真夏の昼間にこのリビングでダイニングチェアに腰を掛けてみてください。この何とも言えない居心地は格別です。
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スヤスヤ
July 22, 2017
先日、モデルハウスにてご新規のお客様とのお打ち合わせにて。
生後8ヶ月の女の子。お打ち合わせの間、そても気持ちよささそうにスヤスヤと眠っていました。
その寝姿があまりにも可愛かったので、思わずスタッフが何枚も撮影。
こんな穏やかで愛おしい時間が流れる日常こそが最高の幸せ。新しい住まいには、その役割をしっかりと全うする責任があります。
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