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雁木のある暮らし


May 24, 2017

雁木のある暮らし|上越・糸魚川・妙高の注文住宅|木の家をつくる工務店|新築・リフォームのデザイン|現代町家|キノイエ|

May 24, 2017

現在、上越市内で着工準備が進んでいる新しいキノイエの住まいの模型を初公開します。

 

 

テーマは「雁木のある暮らし」。

 

 

雁木のある暮らし|上越・糸魚川・妙高の注文住宅|木の家をつくる工務店|新築・リフォームのデザイン|現代町家|キノイエ|

 

 

この地域では、かつて多くの家に当たり前のように備わっていた、まさに暮らしの必需機能であった雁木。それは単に必需機能であっただけでなく、この地域で生まれ育った私たちにとって、幼少期の暮らしの記憶を象徴するアイデンティティのような存在といってもいいかもしれません。それを現代の暮らしにカタチを変えて取り入れているのがこの住まいです。

 

 

夏の夕暮れ時の帰宅、赤く染まる我が家の庭木を眺めながら雁木を歩いて外玄関の扉を開ける。そして土間のある中玄関を開けて「ただいま」、「おかえり」といつもの言葉を交わす・・・この写真からそんなことをイメージしてもらえると、キノイエの様々な暮らしのシーンがちょっとだけ垣間見えるかもしれません。住まいはコンパクトですが、ソトをナカをつなぎ、とても贅沢な時間と空間を生み出す設計になっています。

 

 

小さくつくって大きく暮らす。こちらの住まいは11月の完成予定。詳細については、今後少しずつご紹介していきたいと思いますので、どうぞお楽しみに。

 

 

|上越・糸魚川・妙高の工務店がつくる自然素材の木の家|現代町家の新築・リフォーム|高性能エコハウスの注文住宅|小さな邸宅~キノイエ|

 

暮らしを建てる会社|カネタ建設|新潟県上越市・糸魚川市・妙高市の住宅会社|オンリーワンの住まいづくり|

建もの省エネ×健康マップ


April 3, 2017

|上越市・妙高市・糸魚川市の工務店|注文住宅|木の家づくりハウスメーカー|キノイエ|

April 3, 2017

一般社団法人パッシブハウス・ジャパンの公式サイトに、「建てもの省エネ×健康マップ」というものが公開されています。

 

|上越市・妙高市・糸魚川市の工務店|注文住宅|木の家づくりハウスメーカー|キノイエ|

 

 

建もの省エネ快適マップは、同団体が監修する建物燃費計算ソフト「建てもの燃費ナビ」により算出されたデータを元に、認定されたパッシブハウス、並びにデータ提供に協力した代表的な住宅会社、工務店の算出データをマッピングし、性能レベルの分布を示したとても分かりやすい表です。このマップはウェブ上で地域指定や表の拡大縮小、そして社名(建物名)の表示・非表示が切り替えられます。純粋な建物性能によるマッピングに加え、太陽光発電設備を搭載した際のエネルギー効率改善値まで表示できるようになっています。

 

 

|上越市・妙高市・糸魚川市の工務店|注文住宅|木の家づくりハウスメーカー|キノイエ|

 

 

横軸は、住宅が1年間に消費すると予測されるエネルギー量(給湯、暖房、冷房、照明、調理、換気及びその他動力)を床平米当たりのkWh(一次エネルギー換算)で、縦軸は住宅の躯体が1年間に必要とする暖房負荷を床平米当たりのkWhで表しています。横軸は建物の省エネ性能を、縦軸は建物の躯体性能及び(健康性という言葉はないので)健康との相関性を読み取るために大変有効です。ただし、ここでいう「健康」とは温度との相関性のみを示すもので、湿度、カビ、ダニ、化学物質電磁波等の要素は一切考慮しないものとします(壁体内結露のリスク回避など、断熱工法の安全性に関しては各社で検証がされているものとします)。

 

 

この表により、「高気密高断熱住宅」、「健康住宅」、「パッシブ性能」をうたう多くの住宅会社の広告イメージに左右されずに、冷静に性能の違いが一目瞭然で分かるようになっています。

 

 

 

 

表を見ると、ある傾向が見えてきます。省エネ・高性能をうたう大手ハウスメーカーやローコスト量産住宅販売会社の大半が、「次世代省エネ基準」クリアの範囲にきれいに収まっているのがよくわかります。大手ハイブランドもローコスト規格住宅もあまり性能値に違いはないとも読み取れます。

 

 

その一方で、パッシブ性能を追求し、本物の省エネ・健康住宅の性能値を叶えようと努力している地場工務店、住宅会社の姿がマップの上部にたくさん集まってきていることも読み取れます。(もちろん、次世代省エネ基準にすら満たない多くの住宅会社が全国にはまだ数多く存在しており、国内の既設住宅のおよそ95%が基準値以下というデータがあります。)

 

 

|上越市・妙高市・糸魚川市の工務店|注文住宅|木の家づくりハウスメーカー|キノイエ|

 

 

このマップから、住宅の性能目標をどこに置いているか、その住宅会社の目線も見えてきそうな面白いデータです。

 

 

 

 

当然、私たちが目指しているのは、この赤枠のエリア。多くの皆様にご理解いただくまでには、もう少し時間と時代の変化(価値観の変化)が必要かもしれませんが、地域で本当にエコで健康な家づくりを目指す、地味でも真面目な”本物”の住宅会社を貫いていきたいと思います。

 

 

|工務店がつくる自然素材の木の家|上越・糸魚川・妙高の新築・リフォーム|高性能エコハウスの注文住宅|最高の地元ライフ~キノイエ|

「色褪せる」ほどに魅力的


February 28, 2017

板張りの魅力|地元工務店の小さな邸宅|上越・糸魚川・妙高のハウスメーカー|キノイエ

February 28, 2017

日本の多くの歴史的建築物で昔から使用され続け、今なお建築家や感性の高い工務店の間でも一定の根強い支持を受けている外壁材の一つに、(木)板張り外壁材があります。

 

 

板張りの魅力|地元工務店の小さな邸宅|上越・糸魚川・妙高のハウスメーカー|キノイエ

北前船の寄港地として栄えた岩瀬(富山)の歴史的まちなみ

 

 

木材は耐久性が弱いのではないかと誤解を受けがちですが、実は腐りにくく、高い耐久性を兼ね備えている素材が木です。四季の気候の変化がはっきりとしている日本にいちばん相性のいい素材といっても間違いではないと思います。断熱性も高く、調湿性に優れている木は、その粘り強さによって地震に対する強さにも定評があります。

 

 

その証拠に、板張りの外壁は、防腐処理などをきちんと行えば、激しい寒暖の変化と高い湿気など、厳しい環境の中でも長期間にわたり素材の性質を保つことが可能で、定期的にメンテナンスをこまめに行いさえすれば、その耐久年数は50年続くともいわれています。

 

 

板張りの魅力|地元工務店の小さな邸宅|上越・糸魚川・妙高のハウスメーカー|キノイエ

富田林寺内町

 

 

もちろん、価格的な魅力もあります。材種にもよりますが、板張り外壁1枚の価格は、一般的に使われているサイディング外壁や塗り壁と比べ、半額以下に抑えることが可能です。

 

 

しかし、なんといっても板張り外壁の最大の魅力は、「色褪せるほどに魅力が増す」という点です。日本では昔から家の外装に国産の杉やヒノキ、松などが使用されてきました。その建築時期や土地土地の環境の違い、年月の経過と共にその時々で様々な表情を見せ、次第に色合いが深まっていく性質は天然素材ならではのもので、いかなる人工物にも真似のできない独特の味わいがあります。

 

 

板張りの魅力|地元工務店の小さな邸宅|上越・糸魚川・妙高のハウスメーカー|キノイエ

京都 二寧坂

 

 

天然素材の場合、経年変化=単なる「劣化」ではありません。この魅力に気付いた方は、キノイエの設計思想に大いに共感していただけるのではないかと思っています。

 

 

|キノイエ|新潟県上越市・妙高市・糸魚川市の注文住宅|木の家づくり工務店|

キノイエでは、手の届く範囲の高さ(足場が不要な高さ)にのみ板張りを採用

 

|キノイエ|新潟県上越市・妙高市・糸魚川市の注文住宅|木の家づくり工務店|

 

 

|地元工務店で木の家を|上越・糸魚川・妙高の新築・リフォーム|自然素材の高性能エコハウスメーカー|小さな邸宅~キノイエ|

 

‟丁寧なつくり”と‟手入れ”の関係


February 25, 2017

|上越・糸魚川・妙高の工務店|木の家の注文住宅|自然素材ハウスメーカー|ジャパンスタンダード木造住宅|キノイエ|

February 25, 2017

どんなものでもそうですが、人が手塩にかけて丁寧につくり上げたものは、大事に使われます。

 

 

|上越市・糸魚川市・妙高市で木の家をつくる工務店|自然素材のハウスメーカー|小さな邸宅~キノイエ|

 

 

江戸時代の日本の人口はわずか100万人。「この時代には“ゴミ”という価値観はなく、すべて“資源”だった」とは、江戸学者で法政大学の総長である田中優子氏の言葉です。

 

 

「モノ余り」という言葉とは無縁のこの時代、当時のモノは、一つひとつがとても丁寧につくられており、少しでも長く使い続けるための工夫として、“手入れ”にとても力を入れてきた歴史があります。

 

 

|上越市・妙高市・糸魚川市で木の家の注文住宅工務店|自然素材ハウスメーカー|ジャパンスタンダード木造住宅|キノイエ

 

 

「丁寧な暮らし」とは、‟手入れ”と深い関係があります。それは‟丁寧なつくり”に対する敬意の表れにより生まれるもの。だからこそ、手入れのしやすさ、手入れを楽しむ暮らし方を考えたものづくりがとても重要になります。「用の美」を兼ね備えた道具たちには、おそらく自然にそんな要素が備わっているのではないかと思います。

 

 

これは、家づくりでも同じことがいえます。弊社では、新築の他、古民家リノベーションのお仕事をいただく機会も少なくありませんが、工事を通じて感じることは、昔の家づくりには、この‟丁寧なつくり”と‟手入れ”の文化がしっかりと根付いていることで、高い再生価値を生み出しているということです。

 

 

|上越市・妙高市・糸魚川市で木の家の注文住宅工務店|自然素材ハウスメーカー|ジャパンスタンダード木造住宅|キノイエ|

※弊社のリノベーション事例

 

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※弊社のリノベーション事例

 

|上越・糸魚川・妙高の工務店|木の家の注文住宅|自然素材ハウスメーカー|ジャパンスタンダード木造住宅|キノイエ|

※弊社のリノベーション事例

 

|上越・糸魚川・妙高の工務店|木の家の注文住宅|自然素材ハウスメーカー|ジャパンスタンダード木造住宅|キノイエ|

※弊社のリノベーション事例

 

 

住宅の近代化が進み、住宅の性能向上にも力を注いでいくことはもちろんのことですが、地元工務店として絶対に忘れてはいけないのは、この‟丁寧なつくり”と‟手入れ”の文化が息づく家づくりなのではないかと思います。

 

 

|上越・糸魚川・妙高の工務店|木の家の注文住宅|自然素材ハウスメーカー|ジャパンスタンダード木造住宅|キノイエ|

※弊社のリノベーション事例

 

|上越・糸魚川・妙高の工務店|木の家の注文住宅|自然素材ハウスメーカー|ジャパンスタンダード木造住宅|キノイエ|

※弊社のリノベーション事例

 

 

|地元工務店だからできる丁寧な家づくり|上越・糸魚川・妙高で木の家の注文住宅|キノイエの新築・リフォーム|最高の地元ライフ|

 

住まいの燃費


February 24, 2017

建物燃費|地元の工務店で建てる小さな邸宅|上越・糸魚川・妙高の工務店|キノイエ|

February 24, 2017

写真は、現在新築中の住まいの「燃費」の計算結果を示したデータです。キノイエでは、今後1棟ごとに住まいの燃費を算出し、お客様にお示しする流れを標準化しました。

 

 

建物燃費|地元の工務店で建てる小さな邸宅|上越・糸魚川・妙高の工務店|キノイエ|

※C値=0.5㎠/㎡の数値は、測定前予測値(実際の測定値はC値=0.4㎠/㎡でした)

 

 

「燃費」・・・つまり住まいの断熱・気密性能から年間消費エネルギーを算出し、数値化したもので、月々、そして年間にかかる光熱費の予測や各消費エネルギーの負担比率を一目で分かるようになっています。このデータを用いて、建物仕様(グレード)の変更によるランニングコストへの影響や、各種設備機器の性能比較を行うことで、イニシャルコスト(初期費用)とランニングコスト(光熱費などの居住後にかかる費用)の最適なバランスを判断する材料にしています。

 

 

この写真の住まいの性能について、ここでは、外皮平均熱還流率(UA値)を例にお話ししてみたいと思います。この住まいのUA値は、0.531w/㎡・K。この数字だけ聞いても、業界関係以外のほとんどの方はよく分からないと思いますが、簡単にいうとこれは住宅の断熱性能を表す数値です。設計された断熱材の素材や厚み、開口部の大きさ、サッシの性能値などを元に熱の損失量を算出しています。数値が小さいほど性能が高いことを表しています。そして次世代省エネ基準※では、地域ごとにこのUA値の基準値が設定されています。

 

 

私たちの暮らす上越地域の設定区分は5地域。この5地域のUA値基準は0.87w/㎡・K以下となっています。今回、私たちが建築中の住宅は、それよりもはるかに性能の高い値(UA値=0.531w/㎡・K)。下の表で見ていただくとお分かりのように、この住まいの性能レベルは、上越地域の区分である5地域の基準より2ランク厳しい東北地域(3地域)相当の基準(0.56以下)をクリアする値。この性能差は、真冬の快適性が体感ではっきりと分かるほどに違いが出ます。(弊社の施工実績には、この他にもUA値=0.5w/㎡・Kを切る高い性能値の住宅も数多く存在しています

 

 

※ちなみに、現在、国内で次世代省エネ基準をクリアしている既存住宅ですら、まだ全体の5%程度しか存在していません。

 

 

次世代省エネ基準|地域区分|地元の工務店で建てる小さな邸宅|上越・糸魚川・妙高の工務店|キノイエ|

 

次世代省エネ基準|地域区分|地元の工務店で建てる小さな邸宅|上越・糸魚川・妙高の工務店|キノイエ|

 

 

なお、この建物は、キノイエの標準的な断熱仕様(柱と柱の間にフェノールフォーム断熱材を設置)による性能値です。一般的に、高断熱住宅を標榜する専門的な住宅会社は、こうした通常の断熱施工に加え、付加断熱と呼ばれる追加断熱施工を施し、性能値を上げる努力をしています。それは当然、コストアップの要因になります。キノイエでも付加断熱施工は可能ですので、さらなる性能アップは十分可能ですが、まず、標準グレードで東北エリア基準をクリアする性能値となっていることをご理解いただければ、ここでの説明は十分です。

 

 

そして、この計算表は、数ある燃費計算表の中でもかなりシビアに表示されるように設定されているソフトウェアを使用しており、けして自社に甘くないデータを算出してきます。燃費計算ソフトの中には、工務店側になるべく都合のよいデータが表示されるタイプもありますが、このソフトは問答無用。私たち工務店側も非常に背筋の伸びるシロモノです(笑)この「建もの燃費」に関して、詳しくお知りになりたい方は、ぜひ私たちまでお問い合わせください。

 

 

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歳を重ねる度に喜びが増す


February 21, 2017

歳を重ねる家|小さな邸宅|地元工務店が手がける木の家|上越・糸魚川・妙高のハウスメーカー|キノイエ

February 21, 2017

「キノイエの最大の特徴は何ですか?」

 

 

こういう質問を受けた時、時々こんな答え方をします。

 

 

「歳を重ねる度に喜びが増す家です。」

 

 

住宅購入の適齢期は、一般的に30代といわれています。それは、最長35年という住宅ローンが組める期間と共に、返済能力もある30代のうちに購入しておくのが賢い選択だという考え方が多くを占めているからです。

 

 

また、近年は、将来の不安や月々の負担を軽くしたいという購入者のニーズと、住宅購入者のすそ野を広げたいハウスメーカーの思惑が影響し、「月々のアパート家賃で購入できる」という触れ込みで、20代を中心にローコスト住宅の販売が拡大し、住宅購入層の低年齢化が進んでいます。

 

 

そうなると、当然のように、20代~30代前半の消費者が好むデザインを住宅会社が競って取り入れるようになります。「○○スタイル」「○○風」の住宅トレンドは、そのスピードと変化の速さに拍車がかかっているともいえます。

 

 

若いうちに、子供たちが小さいうちにマイホームを持つということは、ある意味とてもよいことだと思います。しかし、同時に、一生の財産となり得る住まいを購入する際、20代の自分の感性だけですべてを決めてしまうということが、必ずしも幸せにつながるとは限らないのでは?と私たちは考えています。

 

 

歳を重ねる家|小さな邸宅|地元工務店が手がける木の家|上越・糸魚川・妙高のハウスメーカー|キノイエ

 

 

家も私たちも一年一年歳を重ねていきます。身体的な変化はもちろんのことですが、精神的にも感性面でも少しずつ変化(成長)していきます。長年この地域で家づくりに関わってきた工務店の立場から強く感じることは、家がこの変化にしっかりとついてきてくれるかどうか?という視点に立った家づくりが大事だということです。もう少しかみ砕いていうならば、歳を重ねれば重ねるほど「この家にして本当によかった」と、喜びが何度もこみ上げてくるような家こそが、本当によい家なのではないかと私たちは考えています。

 

 

何十年経っても飽きのこないシンプルで普遍的なデザイン、使えば使うほどに深みを増す天然無垢の本物素材、引き算する無駄のない間取り、そして見た目の安さではなく、長期使用で安心できる高水準の断熱気密性能(価格差にも現れます)で、将来のメンテナンスコストを抑えたつくり等・・・一見して派手さがなく、お客様の目には最初なかなか届かない視点かもしれませんが、歳を追うごとにじわじわとその差が喜びとなって感じられてくる、非常に重要な要素であると思います。

 

 

私たちも工務店として、歳を重ねるたびにその重要性を噛みしめています。

 

 

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小窓のおもてなし


February 20, 2017

|上越市・妙高市・糸魚川市の工務店|注文住宅|木の家づくりハウスメーカー|キノイエ|

February 20, 2017

こんにちは。村岡利恵です。キノイエブログ2回目の投稿です。

 

 

私が住む高瀬の森は(2/10ごろの)寒波で、また雪に囲まれてしまいました。そんななか、小さなキツネがパンを持って遊びに来てくれました。この雪だと食べるものに困っているだろうと、ご近所の誰かが餌付けをしたのだと思います。

 

 

HÜTTE muu muu|キツネ|上越市・妙高市・糸魚川市の工務店|注文住宅|木の家づくりハウスメーカー|キノイエ|

野生動物の餌付けは問題ですが、遊びに来てくれるのはうれしい。

 

 

今回は小窓についてです。キノイエにも玄関先に小さな窓があるのをご存知ですか? 実はうちのヒュッテにも八角形の飾りガラスの入った窓があるのですが、その窓を外から見たときの印象が家を決めた理由のひとつでした。

 

 

HÜTTE muu muu|ヒュッテ外窓|上越市・妙高市・糸魚川市の工務店|注文住宅|木の家づくりハウスメーカー|キノイエ|

昭和40年代の別荘建築らしさが出ているヒュッテ。

 

 

飾りガラスなので明かりをとるにはやや暗く、はめ殺しなので空気の入れ替えもできない。家のデザインアクセントとしてしか役割がないこの小窓を見たとき、京都在住の美術家に随分前に聞いたある話を思い出しました。京都に限らずかもですが、住宅街を歩いているとたまに外に向かってディスプレイされた出窓を見かけませんか? 通りに向かってディスプレイされているものは、手製のぬいぐるみだったり、趣味の小物だったりすることが多く、彼はそれを「おもてなし窓」と呼んで観察しているそう。通りを歩く不特定多数のひとに見られる場所に何を飾るか、そこに暮らし手の意識が表れるから面白いとのこと。

 

 

うちにやってくるのは森の動物たちばかりなのですが、玄関の小窓をどうディスプレイするかは悩みどころでした。結論から言うと、部屋に飾るには数が多く大きさもバラバラで、統一感がなかった小物たちを一気に並べてしまいました。余っていたキャンドルホルダー、友人からの出張土産でもらった謎の聖人人形、古道具屋で買った高さ4cmほどの小さなツボ(実用性ゼロ)……。

 

 

ついでに下駄箱の上にも行き場のなかった雑貨や、山で拾った鳥の羽、立ち枯れのアジサイなんかを並べたのですが、これが意外と悪くない。そこで気づいたのですが、これらの雑多なものをまとめ上げているのは、ウィリアム・モリスのポスター大の壁紙。背景がにぎやかな柄だと、手前にあるもののごった煮感がうまく馴染んで気にならなくなるだと。

 

 

HÜTTE muu muu|上越市・妙高市・糸魚川市の工務店|注文住宅|木の家づくりハウスメーカー|キノイエ|

ツボは京都の骨董品屋、鈴と謎の人形はお土産でもらったもの。国も年代も異なる。

 

 

HÜTTE muu muu|上越市・妙高市・糸魚川市の工務店|注文住宅|木の家づくりハウスメーカー|キノイエ|

窓に対して下駄箱の上は大きなものを配置。モリスの壁紙がいい仕事してます。

 

 

キッチンやパウダールーム周りは、好きなものを飾るにも実用的なレイアウトを考えないといけないけど、玄関の小窓はひょっとしたら家の中でいちばん自由な額縁みたいなものなのかなと。部屋全体のコーディネートの前にコーナーを作ってみることは、好きなものを客観視するレッスンにもなるので、ぜひ試してみてくださいね。

 

 

<村岡利恵>
長年東京でインテリアやデザイン関連の雑誌編集に携わる。2016年に長野県大町市へとIターンし、2017年の初夏から高瀬渓谷の森のなかの別荘地で「HÜTTE muu muu」という朝食だけのカフェと編集&デザイン業を営む予定。キノイエスタッフと縁があり、雑誌編集者時代に触れたいろいろなもののことや、高瀬の森での新しい暮らしづくり、旅のことなど、当ブログで不定期に執筆。

 

 

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木の家フェスタにご来場ありがとうございました


February 14, 2017

木の家フェスタinクリナップ上越|上越市・妙高市・糸魚川市の工務店|注文住宅|木の家づくりハウスメーカー|キノイエ|

February 14, 2017

2/11(土)・12(日)の2日間に渡って開催されました「木の家フェスタinクリナップ上越ショールーム」にたくさんのご来場をいただき、本当にありがとうございました。

 

 

木の家フェスタinクリナップ上越|上越市・妙高市・糸魚川市の工務店|注文住宅|木の家づくりハウスメーカー|キノイエ|

 

 

2日目の12日(日)もお天気が心配されましたが、大荒れになることもなく(テントも飛ばず(笑))無事に終了することができました。また、この日も当会場の他、上越モデルハウス「塩屋新田の家」にも見学予約をいただき、大変充実した一日となりました。

 

 

木の家フェスタinクリナップ上越|上越市・妙高市・糸魚川市の工務店|注文住宅|木の家づくりハウスメーカー|キノイエ|

 

 

2日目も引き続き、土の香工房cotocotoさん、ごはん麺の妙高食品さんが木の家マルシェに出店していただき、オリジナルコラボメニューにご協力いただきました。この日は、妙高食品さんのごはん麺(太麺)に、cotocotoさんの唐辛子塩麹を使った「めんたいパスタ風」が登場。こちらは当初の予定になかったメニューでしたが、濃厚でクリーミーなソース、モチモチ食感のごはん麺の相性は抜群で、プロのお店で出してもおかしくない絶品グルメでした。

 

 

木の家フェスタinクリナップ上越|上越市・妙高市・糸魚川市の工務店|注文住宅|木の家づくりハウスメーカー|キノイエ|

 

 

木の家フェスタinクリナップ上越|上越市・妙高市・糸魚川市の工務店|注文住宅|木の家づくりハウスメーカー|キノイエ|

 

 

木の家フェスタinクリナップ上越|上越市・妙高市・糸魚川市の工務店|注文住宅|木の家づくりハウスメーカー|キノイエ|

 

木の家フェスタinクリナップ上越|上越市・妙高市・糸魚川市の工務店|注文住宅|木の家づくりハウスメーカー|キノイエ|

 

 

 

そして、前日のこびと窯さんに代わり、日曜日は新たにスゥイーツ工房くみさんが登場。定番人気の米粉のカップシフォンケーキの他、地域の学校給食でも登場する米粉の揚げパンの販売をしていただきました。

 

 

木の家フェスタinクリナップ上越|上越市・妙高市・糸魚川市の工務店|注文住宅|木の家づくりハウスメーカー|キノイエ|

 

 

木の家フェスタinクリナップ上越|上越市・妙高市・糸魚川市の工務店|注文住宅|木の家づくりハウスメーカー|キノイエ|

スゥイーツ工房くみさんの揚げパン(レギュラー)

 

 

木の家フェスタinクリナップ上越|上越市・妙高市・糸魚川市の工務店|注文住宅|木の家づくりハウスメーカー|キノイエ|

スゥイーツ工房くみさんの揚げパン(きな粉)

 

 

木の家フェスタinクリナップ上越|上越市・妙高市・糸魚川市の工務店|注文住宅|木の家づくりハウスメーカー|キノイエ|

スゥイーツ工房くみさんの揚げパン(カカオ

 

 

キノイエの展示・相談コーナーでは、この日もじっくりとお客様とのお打合せ。

 

 

木の家フェスタinクリナップ上越|上越市・妙高市・糸魚川市の工務店|注文住宅|木の家づくりハウスメーカー|キノイエ|

 

木の家フェスタinクリナップ上越|上越市・妙高市・糸魚川市の工務店|注文住宅|木の家づくりハウスメーカー|キノイエ|

 

木の家フェスタinクリナップ上越|上越市・妙高市・糸魚川市の工務店|注文住宅|木の家づくりハウスメーカー|キノイエ|

 

 

会場をクリナップさんに移し、今年に入って初めてのイベントでしたが、毎回新しい試みを少しずつ加えていくことにより、着実に内容も進化していると実感しています。ご協力いただいている多くの関係者の皆様に心より感謝申し上げます。

 

 

 

木の家フェスタinクリナップ上越|上越市・妙高市・糸魚川市の工務店|注文住宅|木の家づくりハウスメーカー|キノイエ|

 

 

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コラボメニュー発表!


February 9, 2017

バジル塩麹|ごはん麺|上越市・妙高市・糸魚川市の工務店|注文住宅|木の家づくりハウスメーカー|キノイエ|

February 9, 2017

今週末の2/11(土)・12(日)の2日間、キノイエの今年1回目の大型イベント 『第1回 木の家フェスタ 2017 in クリナップ』 開催されますが、いよいよ当日のお楽しみコラボメニューの全容が明らかになってきました。本日は、土の香工房cotocotoの早津さんと妙高食品の八幡さんが会場となるクリナップ上越ショールームさんに集合。私たちキノイエスタッフと共に打ち合わせと最終確認を行いました。

 

 

バジル塩麹|ごはん麺|上越市・妙高市・糸魚川市の工務店|注文住宅|木の家づくりハウスメーカー|キノイエ|

 

 

今回は、なんと土・日で違う種類のコラボメニューが登場します。一日目の2/11(土)は、妙高食品さんのごはん麺にcotocotoさんのバジル塩麹をからめた‟もちもちパスタ風”のメニューが2品登場。一品目は、バジル塩麹とオリーブオイルを和えたシンプルジェノベーゼ風。そして、二品目は、バジル塩麹と生クリームを和えたジェノベカルボ風。どちらも、ごはん麺とバジル塩麹にソースがよく絡み、試食したスタッフも思わず「うまっ♡」と声が出てしまいました。食レポ失格です(笑)

 

 

バジル塩麹|ごはん麺|上越市・妙高市・糸魚川市の工務店|注文住宅|木の家づくりハウスメーカー|キノイエ|

ごはん麺+バジル塩麹+オリーブオイル

 

 

 

バジル塩麹|ごはん麺|上越市・妙高市・糸魚川市の工務店|注文住宅|木の家づくりハウスメーカー|キノイエ|

ごはん麺+バジル塩麹+クリームソース

 

 

cotocotoさんのご家庭では、このバジル塩麹とオリーブオイルでつくるジェノベーゼ風パスタが定番料理で、バジルの風味を生かす最高の組み合わせとのこと。そして、ごはん麺+塩麹+クリームソースを使ったジェノベカルボ風は、元々妙高食品さんのご家庭でよく食べられているオリジナルメニューだそうです。

 

 

バジル塩麹|ごはん麺|上越市・妙高市・糸魚川市の工務店|注文住宅|木の家づくりハウスメーカー|キノイエ|

 

 

そして、2日目の2/12(日)は、本邦初公開、cotocotoさんの「チリチリ塩麹」の味噌ラーメン風「ごはん麺」。こちらのメニューは、cotocotoさんが今回の木の家フェスタのためにスープを考案してくださった完全オリジナルです!チリチリ(かんずり入り)とは言え、塩麹の旨味で辛くないスープで小さなお子様も安心してお召し上がりいただけます。スープの中には、cotocotoさんのニンニク&生姜の乾燥パウダーが入るので本格的な味になりそうです。塩麹の旨味、甘味がもっちりしたごはん麺に絡み、絶妙な味わいになります。こちらの写真は非公開(笑) ぜひ当日会場でお確かめください。

 

 

バジル塩麹|ごはん麺|上越市・妙高市・糸魚川市の工務店|注文住宅|木の家づくりハウスメーカー|キノイエ|

 

 

クリナップのキッチンを使っての試食作成にお二人とも若干興奮気味。厨房男子二人の少年のような目の輝きに、私たちキノイエスタッフの期待も膨らみます。

 

 

バジル塩麹|ごはん麺|上越市・妙高市・糸魚川市の工務店|注文住宅|木の家づくりハウスメーカー|キノイエ|

土の香工房cotocotoの早津さん(左)と妙高食品の八幡さん(右)

 

 

『第1回 木の家フェスタ 2017 in クリナップ』(2/11・12開催)の詳細はこちらまで

 

木の家フェスタ|上越市・妙高市・糸魚川市の工務店|注文住宅|木の家づくりハウスメーカー|キノイエ|

 

 

大勢の皆様のお越しをお待ちしています。

 

 

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小泉誠さんのミルクパン


February 8, 2017

ミルクパン|小泉誠|上越市・妙高市・糸魚川市の工務店|注文住宅|木の家づくりハウスメーカー|キノイエ|

February 8, 2017

はじめまして。

今回からキノイエブログに不定期で寄稿することになった村岡利恵です。

 

 

長年東京でインテリアやデザイン関連の雑誌編集に携わってきましたが、新潟県のおとなり、長野県大町市へとIターンし、2017年の初夏から高瀬渓谷の森のなかの別荘地で「HÜTTE muumuu」という朝食だけのカフェを営むこととなりました。キノイエスタッフのかたとのご縁で、雑誌編集者時代に触れたいろいろなもののことや、高瀬の森での新しい暮らしづくり、旅のことなど、キノイエにもつながる記事を時々書いていければと思っております。よろしくお願いいたします。

 

 

最初はキノイエのダイニングセットをデザインした、小泉誠さんの「kaico」シリーズのミルクパンです。購入したのは10年近く前。

 

 

ミルクパン|小泉誠|上越市・妙高市・糸魚川市の工務店|注文住宅|木の家づくりハウスメーカー|キノイエ|

 

 

ちょうどその頃、ある雑誌で飛騨高山の家具メーカーに出張される小泉さんに密着取材する機会がありました。80〜90年代初頭は家具メーカーなど日本の地場産業が衰退しつつあり、それを何とかしたいと有名デザイナーに依頼したものの、提案された斬新なデザインは暮らしとかけ離れたもので成果は上がらず、その結果、デザインに対する不信感が日本各地の地場産業にはあったそうです。その取材でとても印象に残っているのは、そういった背景を踏まえた上で「デザインしないという選択肢も含めて、話をしましょう」と小泉さんが彼らに提案したというエピソード。

 

 

これってすごく矛盾した言葉だと思いませんか? 自分の生活をデザインすること=暮らしをかたち作るということ。そこには変化しなくてもいいという選択肢もある。ひとり暮らしを始めて、ものが増えつつあった自分の暮らしに置き換えても目からウロコでした。(そのあとに「10年選手プロダクト」という企画をしたのですが、その話はまた今度)

 

 

このミルクパンはカフェオレ用の牛乳を温めるために買ったのですが、琺瑯製なので牛乳の膜も落としやすく、底が広めで熱伝導が高いおかげで速く温まるので、朝急いでいるときにはありがたい。ミトンなしで掴める木の持ち手も便利。当時は木の持ち手の琺瑯製ミルクパンはあまりなかった気がします。

 

 

ほかの鍋が空いていないときには別のものを温めるのに使ったり、少し余った料理を移し替えたり。牛乳専用として買った小さなミルクパンの姿は当時のままだけど、キッチンではバイプレーヤー。見た目のデザインを変化させなくても、使い手が用途をデザインできる余白があるものは長年愛用できる。そんなことを教えてくれたのが小泉さんのミルクパンです。

 

 

 

文:村岡 利恵(rie muraoka)

 

 

 

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