大事なことは目に見えない
September 29, 2016
以前から注目していた書籍がいよいよ発刊され、弊社の手元にも届きました。
その名も『あたらしい家づくりの教科書』(新建新聞社)。アマゾンの書籍紹介欄には、こう記されています。
365日×数十年過ごす生活の舞台としてふさわしい家とは何か?
この本は、はじめて家を建てる人を対象に「良い家づくり(高性能なエコハウス)の意義(メリット)」を伝える指南書。健康、光熱費、デザイン、暮らし方、地域経済や地球の裏側の話まで、目に見えない部分を、わかりやすいイラストや写真、説得力のある言葉で表現している必見の1冊です。家づくりをお考えの方は、ぜひ一読されることをお勧めします。キノイエが目指す考え方が凝縮された一冊です。
ちなみに、9人のエキスパートの顔ぶれは、業界の中では知る人ぞ知る錚々たるメンバーです。
今泉太爾(日本エネルギーパス協会)/伊礼智(伊礼智設計室 代表)/岩前篤(近畿大学 建築学部長)/竹内昌義(東北芸術工科大学 教授/みかんぐみ共同主宰)/前真之(東京大学 准教授)/松尾和也(松尾設計室 代表取締役/パッシブハウス・ジャパン理事)/水上修一(YKKAP 執行役員 商品企画部長)/森みわ(キーアーキテクツ 代表/パッシブハウス・ジャパン代表理事)/三浦祐成(新建新聞社 代表取締役社長)



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ひととき
September 28, 2016
上越モデルハウス「塩屋新田の家」にて、スタッフのオフショット。
先日行われた秋の暮らし方見学会‟おうちキャンプ”の設営時の1コマから。このキノイエのブランドづくりに携わったツートップ鷹澤&伊藤コンビ、いちばん居心地がいいと感じている場所を陣取ってのしばしの休憩。
ここに座ると、時間の流れがとてもゆっくりになります。男二人が近くで無言で座っていても気まずくない空気感(笑)
でも、本当に言葉はいらない。この「ひととき」の居心地の良さ、写真では何分の一しか伝わらないのが残念です。
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わたす・うけとる
September 27, 2016
キノイエで秋の暮らし方見学会が行われた9月24日(土)・25日(日)の2日間同日、糸魚川市内では「最高の地元ライフ」を具現化した、とても素敵なイベントが開催されていました。
「カフェ&マルシェ つむぎ日和」と題されたこのイベント、洋服やインテリアにこだわり、食べ物を選び、暮らし方を考える人に、心地よい時間と空間が流れる場所になりたいと企画された「くらし方を見つめるマルシェ」です。実は、この企画立案・運営は全て地元糸魚川市に在住の一般女性3姉妹によるもの。つくづく、地元には素晴らしい人財がたくさんいるなぁと感心させられます。
このイベントには、地元糸魚川市内の企業や作家さんの他、厳選された市街の企業やショップ、作家さんのブースが所狭しと並んでいます。ここ数年、開催場所は糸魚川市中心部にある古い歴史的な建物をチョイスしていましたが、今年は趣向を変え、糸魚川市の根知地区で眠っていた旧根知小学校(廃校)にスポットライトを当てました。
今年のテーマは「わたす・うけとる」。この地元で大切にされてきた味、伝統の形、技など、暮らしのそこかしこに受けつぎたい事柄がたくさん。そして、そこには伝えたい人(心)と受け継ぎたい人(心)がいる。ならば、その出会いの場を提供しようという思いが、今回の企画のベースにあります。会場となった旧根根知小学校は、廃校から実に17年。木造校舎ならではの音響効果のために、廃校になってからも音楽祭の会場としても使用されてきた経緯もあることから、カフェ&マルシェイベントに加え、ミュージシャンを招いての音楽ライブも企画するなど、コンセプトの組み立ても非常に軸がしっかりしています。
キノイエが家づくりでとても大切にしている「何年たっても色褪せない価値ある暮らし」というものを、つむぎ日和の皆さんは、多くの仲間を巻き込んで楽しみながら具現化しています。本当に素晴らしいと思います。地元の知られざる価値を知り、暮らしの楽しみ方をつないでいく・・・私たちも家づくりを通じてそんなお手伝いをたくさんしていきたいとあらためて心に誓いました。
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おうちキャンプ&キャンドルナイト
September 26, 2016
9月24日(土)・25日(日)に塩屋新田の家にて開催されました秋の暮らし方見学会“おうちキャンプ”、ご来場いただきました皆様に心より感謝申し上げます。
おうちキャンプ、そして夕方より開催されましたキャンドルナイトラウンジの様子を早速フォトダイジェストでお伝えします。
いかがでしたか。もっとたくさんのシーンをご覧いただきたかったのですが、撮影タイミングが限られてしまっていたので、今回はこのくらいでご容赦ください。
写真はそれぞれの瞬間を切り取ったものですが、この家の最大の魅力は、「時の移ろいを数倍楽しめる空間」であるということです。住まいは単に性能や機能だけを追い求めるものではなく、「価値ある時間」を生み出せるか否か?という視点がとても大事だと思います。キノイエの住まいで、是非このような、ゆっくりとしたやさしい時間の流れを体感していただければと思います。
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ご来場ありがとうございました
September 25, 2016
9/24(土)・25(日)の2日間開催されました「秋の暮らし方見学会‟おうちキャンプ”」、無事に終了いたしました!
前週の木の家マルシェに続き、またまた初の試みでしたが、ご来場いただきましたお客様には大変好評でした。皆様に心より感謝申し上げます。
キャンドルナイトラウンジもとても幻想的な雰囲気でした。その様子も含めて、今回の‟おうちキャンプ”の模様につきましては、また明日のブログにてご紹介させていただきたいと思います。
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窓を開ける?開けない?その前に
September 23, 2016
天気のいい日は窓を開けて自然の空気と景色を思いっきり住まいの中に取り入れる。晴天の少ない上越地域では、こうした貴重な日を大切にしたいですね。
しかし、窓を開けてはいけない日もあるのです。
下は、日本気象協会がウェブサイト「Tenki.jp」の中で日々公開しているPM2.5の分布予測です。48時間後までの分布予測を見ることができます。
画像は、9月23日9時時点の分布です。日本海上空の気圧と西日本上空の前線の影響か、PM2.5の大半は中国大陸に滞留したままの状態がよくわかります。
そして、この動きは、その日の上空の気流や気圧、前線の動きによって全く変わってきます。
今年の1月4日の当時の予測分布。上越エリアもうっすらと覆われていますね。
これが4月16日の分布予測になるとこうなります。西日本が特にひどい状況に。
ちなみに、昨年の3月27日の予測分布はこんな感じ。上越地域のPM2.5量もかなり増えています。上越地域も安全とはいえないのです。
既にご存知の方も多いと思いますが、PM2.5は粒子の直径が2.5マイクロメートル以下の微小粒子。ぜん息の原因となるハウスダストの直径がおおよそ10マイクロメートル、花粉症の原因のひとつであるスギ花粉は直径20マイクロメートル以上あるので、それとの比較で考えても、いかにPM2.5が微細な粒子であるかがお分かりいただけると思います。粒子の直径が小さいほど肺の奥まで届くので、健康への影響も大きいと考えられています。
こうなると、PM2.5の分布量が多い日は、当然窓を閉め切っておくことが無難・・・となるわけですが、ここで問題となるのは家の隙間と換気の設備。先ほどご説明したように、PM2.5の粒子の細かさですと、従来の一般的な施工の住宅であれば、すき間が大きいため、窓を閉め切っていても、あらゆる侵入経路を通じてPM2.5が入り込んできます。また、PM2.5は花粉などの粒子とくらべて非常に小さく軽いため、空気中を長時間漂っています。汚染物質が家の中に長期滞留することになります。また、現在の住宅は全館換気が義務付けられていますが、この換気のフィルター自体の性能にも大きな違いがあり、PM2.5をしっかりとシャットアウトするフィルターを備えてある機器を選ばない限り、窓をどれだけ閉め切っていても、換気口を通じて汚染物質がどんどん侵入してくる結果となってしまいます。
以前のブログ(「すき間だらけの日本の住宅」/「住まいの呼吸法」)でもご紹介したように、キノイエは、すき間のない家が標準。次世代省エネ基準では全く義務付けられていない隙間相当面積(C値)を全棟実計測し、標準値を0.2~0.4㎠/㎡(40坪の住まいであれば、名刺7割程度のすき間)としています。ちなみに、日本の既設住宅の90%以上がC値=5㎠/㎡以上で、多くは未測定のため実態は不明です。また、換気システムについても、キノイエでは、電石加工されたフィルターでPM2.5を98%キャッチして室内にきれいな空気だけを取り込む仕組みを標準装備しています。ここは会社によって大きな違いになる部分です。
自然素材を使うことばかりでは、本物の「健康住宅」にはなりません。自然素材の良さを生かす考え方を大切にしつつも、そのベースには、本当の健康な暮らしを考え、科学的な根拠をしっかりと設計に反映することが絶対条件になると考えています。
健康な暮らしにとって最も重要なデバイスである住まい。こうした仕組みと対策さえ分かれば、その性能を無駄なく発揮できるようなコントロールが可能になります。
そして、分布予測をチェックしながら、閉じる時は家をしっかりと閉じ、「ここ一番空気がきれい!」という日にこそ、思いっきり開いてソトの開放感をナカに取り込みましょう。
さて、いよいよ明日より2日間、秋の暮らし方見学会‟おうちキャンプ”が始まります。ソトとナカをつなぐキノイエの住まいだからこそ楽しめる暮らし方をぜひご覧ください。詳しくは、こちらのイベントページをご覧ください。
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まちの風景を構成する素材を生かす
September 22, 2016
地元にあるちょっとした古い石積みの塀垣。
上越地域には、まだこうした古い構築物が様々な場所に残っています。そして、その地区のまちなみを形成する風景の一つとして溶け込んでいます。そしてよく見ると、その古さもまた、デザインとして見た時に様々なインスピレーションが生まれます。
例えば、その石積みの塀垣に生えた苔。苔は自然が生み出したアート。独特の質感を持ち、他の草木にはない色合いを持っています。また、陽の光を受けると鮮やかな色彩を放つという特徴も持ち合わせています。こうして、視点を変えると様々な生かし方が生まれてくる苔は、実際、すでに伝統的な和風建築の庭に留まらず、現代の住宅や商業施設などにも活躍の幅を広げ、進化を続けています。そんな素晴らしい素材が、このまちのあちこちに風景の一部となって存在しているのです。
ちなみに、2020年東京オリンピックの新国立競技場のデザイナーとしても注目を浴びている建築家の隈研吾氏も、軽井沢のアートミュージアムに「風通る白樺と苔の森(チャペル)」と題したこんな作品を残しています。
ソトとナカをつなぐ小さな邸宅。キノイエの設計思想には、こうしたまちの風景を構成する素材を生かすことも重要な仕事であると捉えています。
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“おうちキャンプ”のすゝめ
September 21, 2016
ここに来て、アウトドア、とくにキャンプ等のレジャー企画や関連商品の売れ行きが好調というニュースを目にするようになりました。最近では、「グランピング」という言葉も登場し、都市型のライフスタイルとアウトドアスタイルの融合も加速しているように感じます。
そもそも、キャンプが流行る理由はどこにあるのでしょう?都会も田舎も関係なく、便利で豊かな時代に暮らす私たち。家には一家に1台以上のパソコン、一人ひとりの手にはスマホ。そして、インターネット社会になったことで、交友関係もオンラインでつながる時代。ちょっとした体験などは優れた映像をオンラインで味わうことで間に合う時代。
しかし、ただ一つ不足していることがあります。それは、自然と直に触れる体験。五感を刺激する時間が圧倒的に不足していることから、そういったレジャーに関心が高まっているのだと思います。しかし、自然は厳しく、不便です。自然の中で一定の快適さを求めるには時間も手間も、場合によってはコストもかかります。それでも自然と触れ合う体験を人は求めているという現実から、今日のような潮流が生まれているのだと思います。
それにしても、「キャンプへ行きたい」という思う人はたくさんいますが、キャンプ用具をフルセット用意して、毎シーズン様々なキャンプ場を幾度となく往復したり、買った道具をフル活用できる人はほんの一握りというのが現実。
身構えることなく、もっと日常で自然と触れ合い、オフラインの心地よさを感じることができたら・・・それも、いつも暮らしているこの場所で・・・
そこで、“おうちキャンプ”のご提案です。今回の「秋の暮らし方見学会」では、ソトとナカをつなぐキノイエの住まいだからこそ堪能できる自然とのシームレスなつながり、日常に自然を取り込む心地よい暮らしで体験できるちょっと趣向の変わった見学会です。家族みんなで、あるいはお友達と、ぜひこの機会に足を運んでいただければ幸いです。
なお、夕方からは、ウッドデッキとお庭のスペースを活用して、キャンドルナイトラウンジも開催します。普段忙しい毎日を送っている皆様に、ゆっくりと日が落ちる街の景色と空の色の変化を眺めながら、楽しいひとときを過ごしていただければと思います。
開 催 日: 2016年9月24日(土)・25日(日)
時 間: 10:00a.m.~7:00p.m.
場 所: キノイエ 上越モデルハウス「塩屋新田の家」
お問合せ: 0120-470-456(キノイエ係 担当:藤田)
・・・写真はあくまでイメージです。なお、登場する人物は・・・弊社代表猪又のキッズ4人です(笑)
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雨の日もまた
September 20, 2016
木の家マルシェの時に撮影したものですが、塩屋新田の家の玄関を開けた時に見える光景はこんな感じです。
写真ではなかなか伝わりづらいですが、こうして、中障子を開けた状態でお客様をお出迎えすると、玄関土間から庭先がチラリと見えます。ソトとナカをつなぐ空間の心地よさを訪れた皆様にも感じていただけるような設計になっています。そして、実は、弊社代表猪又のお気に入りのアングルの一つでもあります。
当日は、イベントとしてはあいにくの雨模様でしたが、アマゾンジャラ(水に強い耐久性のあるアマゾン原産の木材)を使用したウッドデッキに映る滴の波紋がなんともいえない表情を生み出しています。ここで暮らす人の目線で見れば、この雨もまた絶景に変わります。リビングから、あるいは離れに向かう外のアプローチの軒下で、おいしい珈琲を片手に、ずっと庭先を眺めていたくなります。
家づくりはモノづくりでもありますが、同時に大切な日常の‟コトづくり”でもあります。こうした日常の風景をどう生かすか?を真剣に向き合う設計・・・現在の住宅業界の事情を考えると、家づくりの現場でどれくらいこのことが大切にされているのか、少し気になってしまいました。
広告では非常に伝わりにくいニュアンス。そんな日常の風景の大切さを考える住宅会社であり続けたいと思います。
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雨の日にもかかわらず
September 18, 2016
本日は、初めての試み「木の家マルシェ」開催日でした。
予報通り、朝からあいにくの雨・・・にもかかわらず、朝から切れ目なく、本当にたくさんのお客様にご来場いただきました!住宅街で小さな市場・・・本当にお客様来るかな?という不安を吹き飛ばすかのような賑わい。各お店の販売の方も予想を上回る好調ぶりで、私たちもほっとしました。
スタッフ一同、この場をお借りして心より厚く御礼申し上げます。
キノイエの理念に共感していただいた個性的で素晴らしい出店者の皆様との交流も、私たちにとって非常に大きな収穫でした。本日のマルシェの様子、詳細につきましては、明日またご紹介させていただきたいと思います。
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