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鵜呑みにしてはいけない日本の「高気密高断熱」住宅

March 20, 2020

以下のデータは、世界の住宅のサッシに使われている素材別の普及率を表したものです。

 

 

画像出典元:YKK AP

 

 

上記のデータをご覧の通り、断熱性能の高い樹脂窓の普及率は、アメリカで65%、ドイツで64%(断熱性の高い木製サッシも19%)であるのに対し、日本ではその普及率はわずか17%。日本サッシ協会が2年後の2018年に再調査したデータを用いてもその普及率は未だ20%に留まります。

 

 

この間、お隣の韓国は樹脂窓普及率がなんと80%。明暗がはっきり分かれています。そして、中国でも30%と日本との普及率を上回っています。さらに、実はこの数値も厳密に分解してみると、国土が広く人口の大半が南の温暖な地域に集中している中での30%ですから、寒冷地においては日本よりも格段に樹脂窓の普及が進んでいるといえます。

 

 

その反対に、日本は極めて断熱性能の低いアルミサッシの普及率が未だに40%以上を占めています(オール樹脂サッシに断熱性能レベルが劣るアルミ樹脂複合サッシの普及率も同じく40%超)。つまり、日本の住宅の断熱性能は、欧米先進国や中国、韓国の平均レベルからは完全に引き離されているという悲しい事実が見えてきます。

 

 

この要因はいくつかありますが、その一つに、国が定めている住宅の温熱環境基準が世界レベルから見てかなり低い(あまい)ということがあげられます。もちろん、それは窓だけに限った話ではありません。例えば、日本では現在、私たちが自主的に全棟実施している気密測定検査(家全体のすき間の大きさを測る重要な検査)も国として義務付けられてはいません。業界の様々な思惑も見え隠れしますが、これにより、住宅メーカー各社が(世界レベルで比較した際に)低性能で低価格な住宅を「高気密高断熱」として大量販売しやすい市場がつくられ、これが結果として消費者のマインドに影響し、日本の住宅の高性能化の遅れにつながっているのです。断熱気密性能が低いと、エアコンなどの設置数量や電気消費量も増え、表向き「省エネ」をうたっている様々な業界が喜ぶ構図になっています。

 

 

日本の住宅会社が謳う「高気密高断熱」をそのまま鵜呑みにしてはいけません。世界からみて恥ずかしくない「高気密高断熱」住宅を日本で建てるためには、残念ながら現時点では、ユーザーの皆様お一人おひとりが見分ける目を養う必要があるのです。

 

 

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