これだけ違う強風下のC値
April 17, 2018
先日、糸魚川市内におきまして、ご予約された方を対象に、前回同様、構造説明とC値(隙間相当面積)を測る気密測定試験が行われました。

当日は朝から一日強風続きのコンディション。実はこの気密測定における最大の天敵はこの「風」。弊社が行う気密測定は、一般的に「減圧法」と呼ばれる測定方法で、室内に設置された排気ファンで内部の空気を外に排出し、室内の気圧を低下させる過程で発生する抵抗値をセンサーで読み取ることで、建物に存在する隙間の量を計測するという方法で行われます。したがって、建物の外が強風の影響を受けると、排気が正確に行われず、数値が大きく変動してしまうという現象が起こります。

この日は、その恐れていた状況が起こってしまいました。
ですが、これもまた施工現場においてはよく起こり得る事態。今回は、あえてそのリアルな測定結果を皆様にお伝えしたいと思います。

1回目の測定・・・エラー
2回目の測定・・・エラー
強風の影響が大きく出てしまいました。
3回目の測定・・・測定成功(データシートはN0.0001となります)

測定された総相当隙間相当面積:αA=69㎠
C値= 総相当隙間面積(αA)69㎠ ÷ 延床面積 88㎡ = 0.78㎠/㎡
弊社の基準としているC値=0.5㎠/㎡以下に届かず・・・しかし、その下の数値「隙間特性値(n)」※1の値にご注目。n=1.84という数値は測定限界上限値であるn=2に限りなく近い数値となっており、私たちが過去に施工した建物のデータの中では異常に高い値。強風による影響を受けたことを匂わせる値となっています。ですので、ここで算出された単独C値=0.78㎠/㎡は、データとしては少し疑ってみてもよい値と判断。(ちなみに、C値=0.78㎠/㎡という数値自体は、住宅業界が慣例的に「高気密」とうたってよい(であろう)C値=2.0㎠/㎡以下と比較しても申し分のない値ですが、弊社の基準が地域トップクラスの厳しい値であるため、あえてこういう書き方をしています。)
※1:「隙間特性値(n)」とは、隙間の状態を表し、通気特性式を対数で表した場合の直線の傾きを表し、一般にnの値は1~2の範囲をとり、それぞれの隙間が極めて狭い場合は1に近づき、広い場合は2に近づくというものです。ちょっと分かりにくいかもしれませんが、要するに、1~2の範囲内でなければ測定エラーになり、複数回の試験で数値が上下に大きくブレるということは、何らかの外部要因による異常値であると言えます。
気を取り直して、再度計測。
4回目の測定・・・測定成功(データシートNo.0002)

測定された総相当隙間面積:αA=26㎠
C値= 総相当隙間面積(αA)26㎠ ÷ 延床面積 88㎡ = 0.30㎠/㎡
C値=0.5㎠/㎡以下のよい値がでました。それにしても3回目の測定値と大きな開きがあります。そこで、「隙間特性値(n)」の値に目をやると、今度はn=1.01という測定下限値ぎりぎりの低い値が表示されています。3回目と4回目のn値がこれほど大きくブレるということ自体、外部の強風による影響を受けたことを示しており、信憑性としては低い数値と見た方がよいでしょう。
そして、5回目の測定・・・測定成功(データシートNo.0003)

測定された総相当隙間面積:αA=41㎠
C値= 総相当隙間面積(αA)41㎠ ÷ 延床面積 88㎡ = 0.47㎠/㎡
C値=0.5㎠/㎡以下の値がでました。そしてここでも「隙間特性値(n)」の値に注目。3回目、4回目のやや中間より下の n=1.28という値。やはり変動しています。この時点で確定的なことは言えませんが、この全3回の測定結果をならして想定すると、おそらく、実際のC値は0.3~0.5㎠/㎡の間に収まっているのではないかと考えられます。

今回は、完全に正確なC値を特定するところまではいきませんでしたが、弊社の基準値であるC値=0.5㎠/㎡に対し、おおよそ合格ラインであることまでは掴めました。ですが、私たちはここで終わりにすることはありません。C値=0.5㎠/㎡以下の値が出なければ次工程に進まないという覚悟で、まずは、再度風のない日に仕切り直しで今回と同じ中間測定を行い、その測定結果をもとに、気密施工においてまだまだ不足の箇所がないかの徹底検査と、気密処理の補正作業を行い数値の改善を図ります。そして、完成後に再度気密試験を行い最終的なC値測定を行う予定となっています。

いかがでしょう?このように、C値の測定一つをとってみても、幾度に渡る試験を重ねて、はじめてその建物の性能値を語ることができます。同じ設計であっても一棟一棟施工状況が違えば数値にも大きな違いが出てきます。また、こうして一棟一棟丁寧に気密測定を重ねることで、施工の良し悪しをその場で判定することができ、細かい原因究明と対策が行われ、施工方法の改善など経験値の向上にもつながります。

地味な努力の一歩一歩の積み重ねこそが、本物のクオリティを追求できるという信念に基づいて、私たちは日々取り組んでいます。
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雪を楽しむ暮らし
December 14, 2017
12月7日~21日の間は、二十四節気でいう「大雪(たいせつ)」です。文字通り、私たちの暮らす上越地域のまちなかにも、この2日間で雪が降り積もりました。

昨日の「塩屋新田の家」はこんな様子です。どんよりとした空色の中、雪が降り積もると、まちに立ち並ぶ家々は少し寒々しい表情になりますが、キノイエの住まいは少し表情が違います。
越後杉の温かいぬくもりが感じられる外観が雪化粧とのツートーンカラーを生み出し、ひときわ美しい冬の表情に変わります。

そして、なんといってもナカのあたたかさは折り紙付き!裸足なのに、足元はポカポカ。エアコンやヒーターの直風も一切ない、じんわりとくる温もり。とても過ごしやすい理想的な環境です。

また、七十二候では12月12日~16日頃までの間を「熊蟄穴(くまあなにこもる)」と呼びますが、雪の降り積もる冬こそ、ソトの景色を思いっきり取り込んで暮らせるあたたかい住まいが理想ではないでしょうか?

キノイエのモデルハウス「塩屋新田の家」は、今月27日まで公開中です。自然素材に囲まれ、寒さ厳しい真冬の上越地域でもソトとナカをつないで快適に暮らせる住まいの魅力をぜひこの機会に体感してみてください。

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「日本初」に参画
November 30, 2017
「日本製の樹脂窓を使った初めての新築パッシブハウス」
こういうキャッチコピーから始まるこのパンフレットは、日本屈指の窓メーカーYKK AP株式会社様が、自社の窓性能を含めた最高水準の省エネ性能を体感できるモデルハウス「前沢パッシブハウス」の説明用に発行されているものです。

このブログを最近読み始められた方のために解説しますと、パッシブハウス(Passive house)とは、ドイツパッシブハウス研究所が規定する性能認定基準を満たす世界最高水準の省エネルギー住宅。日本では2009年8月に神奈川県鎌倉市雪ノ下にて建築されたのを皮切りに、全国で少しずつ施工実績が増えていますが、設計・施工レベルの難易度が非常に高いこともあり、日本国内の実績棟数としてはまだほんの一握り。また、これまで国内で建設されたパッシブハウスのほとんどは、性能値を満たすために、北欧を中心とした外国製の高性能木製窓を使用していました。
そんな中、日本屈指の窓メーカーであるYKKAP株式会社様が、自社の窓性能を徹底的に向上させ、「国産のサッシでもパッシブハウスはつくれる」ということを証明するため、YKKグループ自らがお膝元である富山県黒部市内に2015年に建設したのが「前沢パッシブハウス」なのです。設計を担当したのは、一般社団法人パッシブハウス・ジャパンの代表理事も務めるキーアーキテクツの森みわ代表。この建物は、建設北陸地方では初、そして日本製の樹脂窓を初めて採用した「純国産のパッシブハウス」として、建築業界に大きなインパクトを与えました。

本ウェブサイトでもご紹介していますが、実は、この前沢パッシブハウスの施工を担当したのが弊社カネタ建設なのです。この前沢パッシブハウスには、これまでにも数多くの業界関係者が視察に訪れ、多くの建築雑誌でも取り上げられています。

最近、情報感度の高いお客様より「私の地域でもパッシブハウスの建設は可能ですか?」というお問い合わせをいただくケースもしばしば。もちろん、住まいは性能だけで語れるものではありませんが、設計通りの性能値を施工で実現するのは至難の業でありながらも、その違いが意外にもまだよく知られていないのが実態です。だからこそ、こうして国内屈指の窓メーカーであるYKK AP様のパンフレットと共に弊社のクレジットが広く世に伝わっていくことを非常に嬉しく思います。

前沢パッシブハウスの性能値については、パッシブハウス・ジャパンのサイトを、また、前沢パッシブハウスの誕生ストーリー他、詳しい解説につきましては、過去のブログ記事「解説「パッシブハウス」その3(最終回)」をご参照ください。
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ウッドリンクツアー開催報告
October 2, 2017
昨日10/1(日)は、かねてより予定しておりました「Wood link tour(ウッドリンクツアー)」を開催いたしました。
「Wood link tour(ウッドリンクツアー)」とは、「映像や音、香りや手触りなど五感を通して「木の魅力」を感じていただきながら、なぜ今住まいに「木」を選択するのか、強くて長持ちする木の家とはどんな構造なのか、様々な資料な実物大のサンプルを通じて学んでみませんか?」という主旨で、富山県射水市にある建築資材の大手企業であるウッドリンク株式会社様のラボを視察に行くバスツアーです。今回は上越市内・糸魚川市内より大勢のお客様にご参加をいただきました。

こちらのウッドリンクラボは、大きく「森と木のゾーン」、「省エネゾーン」、「耐震ゾーン」の3つのゾーンに分かれており、様々な資料や比較サンプル、そして実際に見て触れて体感できる設備などを通じて、自然と住宅に関する基本的な知識や見分け方の目が養われるという施設になっています。弊社スタッフが初めてこの施設に訪れた際に、「これは、家づくりを真剣に考えるお客様には絶対に一度は体感してもらった方がよい!」と直感するほど、ユーザーメリットが満載の施設です。

会場内には、木に関するありとあらゆる説明資料が揃っています。そこに、ウッドリンクのスタッフが丁寧に説明対応してくれます。


「省エネゾーン」では、季節によって変化する日照、そして通風の仕組みなどを模型を使って分かりやすく説明してくれます。また、断熱材の構造の違い、またそれによる性能の違いなどを実際の実物大断熱構造のサンプルを用いて、これまた非常に具体的でわかりやすい説明が入ります。

「耐震ゾーン」では、地震発生のメカニズムや建物に対する影響、各工法の構造上の弱点などを分かりやすく説明しています。また、実物大の家を実際に振動実験にかけた際のデータなどを明示してあり、キノイエでも採用している「プレウォール工法」がいかに連続地震に強い構造体になっているのかということについても一目瞭然になっています。


ラボでは、実際にプレウォールの製造工程を間近で見ながら、これまでの一般的な在来工法の弱点を克服した高品質な構造体がいかにして作られているかという理由をご確認いただけます。


ちなみに、最近導入された目玉展示の中に、VR(CGによる仮想現実空間)を利用した「北陸型木の住まい」のモデルハウスがあります!モデルハウスとはいっても、実はそれは仮想現実の世界、いわゆるバーチャル展示場で、お客様は特殊なゴーグルを装着すると、目の前に仮想現実空間としてのモデルハウスが登場し、実際にその中をあたかも本物の家の中にいるように歩き回ることができます。

ちなみに、こちらのヴァーチャル・モデル展示場は、弊社も加盟し、ウッドリンク様が事務局を務める「北陸型木の住まい研究会」として出展されているもので、こちらのシステムの開発は「アーキトレンド」と呼ばれる建築専門CADソフトのメーカーである福井コンピュータさん。お膝元の福井県でのオープンが第一号となります。お客様が各社の展示場をweb上で閲覧できるというもので、時間と労力をかけて展示場を一軒一軒見に行かなくても、お家の中でパソコンやスマホを使って、じっくり検討できるという優れものです。
最大の特徴は、全国区のハウスメーカーは出展できず、あくまでも地元の企業を応援し、地域活性化に繋げるというのも目的の一つとのこと。福井県の次は富山県、石川県と展開され(2017年中)、北陸を皮切りに、全国へ拡げて行かれるそうです。
年々、技術の進歩はスピードを上げています。今回のツアーは、本物の木の魅力に触れながらも、最新の建築技術の一端を目にすると同時に、ウェブ、CGを駆使したヴァーチャルの世界にまで触れられる、とても盛だくさんの内容となりました。ご参加いただいたお客様にはとても喜んでいただいたのではないかと思います。ご参加いただきました皆様、本当にありがとうございました。

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家づくりの「ものさし」
September 22, 2017
家づくりを考え始めた方にとってまず身に付けていただきたいこと。それは、「客観的な目をもつ」ことだと思います。客観的な目をもつこと、それは即ち、家づくりの「正しいものさし」を身に付けることです。
家を建てる目的は人それぞれ、ご家族それぞれに違うでしょう。でも、おそらく共通しているのは、「今の暮らしをより豊かにする」ことではないかと思います。
暮らしをより豊かにするために住まいを手に入れるのですが、そこには大なり小なりの初期コストが発生します。そう、住まいづくりはよりよい暮らしのための「投資」の側面が大きいのです。
まずは、その投資が正しい投資になっているかどうか、その後に発生する見えないコストがどれくらいの違いを生むのかを見分ける客観的な目、次にその住まいで本当に心身の健康につながる暮らしを約束してくれるかどうかを見分ける客観的な目をもつことが大事です。建物の販売価格にだけ目を奪われてしまうと、将来の豊かな暮らしへの道筋を見失ってしまうことになりかねません。
今回も、そんな「家づくりのものさし」について皆様と一緒に考える機会をご用意いたしました。
(1)一生に一度の買い物で後悔しない、暮らし方と家づくりを考える。
(2)「住宅ローンの選択で一生涯の支払いが数百万円もかわる」仕組みを公開。
(3)健康と家計に密接な住まいの温熱環境に関する大切な情報をご提供。
9月24日(日)、キノイエモデルハウス「塩屋新田の家」にて開催いたします。
「より豊かな暮らし」の為に、正しい「ものさし」を身に付けてみませんか?
詳しくは、こちらまで

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一日限りの「中身」の見学会
July 31, 2017
人も家も中身が大事。そして、その「中身」は、実際に見て触れてはじめてその違いに気づくものです。

そこで、11月に上越市内で完成予定のキノイエの住まいについて、まだ化粧を施す前、つまり「ハダカ」の状態の「素の魅力」について知ることができる特別な見学会のご案内です。
題して、「ecoハウスのしくみ大公開~キノイエの中身編~」の開催です。

開催日は、今週末の8月6日(日)。一日限りの見学会ですが、この日に行う気密測定(家の隙間はどれくらいかの測定)を特別にご覧いただけます。
タイムスケジュールは以下の通りです。
13:30 構造見学
14:30 気密測定
15:00 終了

この住まいに関して、中身を見ていただくチャンスは、おそらくこの日一日のみとなります。完成した後の美しいデザインも大切ですが、もっと大切なのことは、性能の違いを決定づける構造の違い。建てる前に見て、知って、納得していただきたいと考えています。

私たちは「暮らしづくり」のプロフェッショナルでありたいと考えています。「信用」できる「中身」があるからこそ、皆さまが「これからの暮らし」に重きを置くことができます。
ぜひ実際にその「中身」を確かめて、納得して、安心して「暮らしづくり」に専念してほしい。
きっとこの1日で「家」が「安心する」場所に変わるはずです。
ecoハウスのしくみ大公開~キノイエの中身編~は、今週末8月6日(日)の開催です。見学をご希望される方は、前もってご予約をいただければ、スムーズにご案内させていただくことができますので、ぜひご検討ください。
詳しくはこちらをご覧ください。
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真価を発揮
July 23, 2017
本日は久しぶりの雨模様ですが、ここのところ本当に暑い日が続きましたね。
先日7月21日(金)の上越市高田の最高気温は34.8℃を記録!もうちょっとで「猛暑日」となる状況です。この日いちばん気温が上昇した15時にキノイエモデルハウス「塩屋新田の家」の温度データを覗いてみると、結果はこうでした。

外の計測結果は、35.4℃。じりじりと照り付ける太陽。何もしなくても汗が噴き出してきます。
そんな中、家の中の温度を見てみると・・・

25℃台をキープ。もちろん家庭用エアコン1台が弱運転で、1階・2階ともに安定した温度が保たれています。最高レベルの断熱等級をもつフェノールフォームパネルでしっかりと気密処理まで施されたキノイエの性能は、真冬はもちろん、真夏もこうして真価を発揮します。

この日は、涼を感じる設えとして、南のメイン掃き出し窓に葦簀を取り付けてみました。塩屋新田の家の2階部分には、「吊りデッキ」と呼ばれるコストパフォーマンスに優れ、機能的なベランダが設置されていますので、葦簀やタープテントなどが簡単に取り付け可能です。

葦簀を取り付けた状態。ご覧の通り、涼を楽しむ日本の懐かしい暮らしの風情がそこに生まれます。この何とも言えない風情は、流行を追わず、何十年経っても飽きのこない普遍的な美しい住宅デザインにこだわっているからこそ。
ちなみに、この葦簀1枚だけでかなりの日射遮蔽を実現してくれますので、室内の空調効果はさらに向上します。そして何より、日中の強い日差しの中でもこうして窓の向こうの景色を目一杯取り込み、開放感を実現します。

ぜひ、真夏の昼間にこのリビングでダイニングチェアに腰を掛けてみてください。この何とも言えない居心地は格別です。
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軒と土間のある夏の暮らし
July 12, 2017
じりじりと照り付ける太陽。いよいよ本格的な夏の到来を感じさせる日が多くなってきましたね。
こんな暑い日、昔の人はどのように暮らしていたのでしょう?今から700年近く前の大昔、吉田兼好は徒然草にて「家のつくりやうは、夏をむねとすべし。冬はいかなる所にも住まる…」という有名な言葉を残しています。ご存知の方も多いことでしょう。要するに、「冬の寒さは厚着をする等でどうにかなるが、夏の暑さはどうにもならない。だから、住まいづくりは、夏の暑さ対策を第一に考えよ。」という意味になります。高温多湿の日本の夏の暮らし方は昔から重大な関心事であったのです。

そう考えると、日本の古寺や歴史的な建築物の多くは、日射遮蔽と通風のメカニズムがよく考えられており、真夏でも内部が非常に涼しい構造になっていることがわかります。先人の知恵とは偉大です。
さて、現代の私たちの住宅事情に目を向けてみましょう。近年建てられた住宅のほとんどは、この季節、窓を閉め切ってエアコンをフル回転・・・というパターンが多いのではないでしょうか。

もちろん、快適であればそれはそれで全く問題ありません。でも、そんな真夏に、昔の日本建築のように自然な涼を感じられる環境が少しでもあるなら、私たちの暮らしはもっと豊かで味わいのあるものになるのではないでしょうか。

つい数十年前まで一般的であった町家づくりの家は、うなぎの寝床のように細く長い伸びた軒先に簾(すだれ)が、中を覗くと奥まで長く続いた土間スペースがありました。容赦なく照りつける日差しは、長く伸びた軒と簾によって遮られ、外から家の奥に侵入してくる熱風は、一旦、冷えた土間の上を通り抜けることで冷却され、家の奥に入ってくる頃には心地よい風に変わるようになっています。今のようにエアコンなどない時代に編み出された先人の知恵。日本の住宅はつい最近まで吉田兼好の教えをしっかりと守っていたのです。
私たちキノイエの家づくりは、そんなちょっと昔の日本の住宅の英知を現代の高性能住宅の技術とミックスさせることで、一般的な現代の住宅とは違う解放感や快適さを実現させていることが最大の特徴です。「気密性も断熱性も地域トップクラスでありながら、解放感も抜群の家」とでも表現すれば分かりやすいでしょうか(笑)

そのヒントは「ソトに伸びた軒」、そして「ナカにつながる土間」の存在にあります。コンパクトでありながらダイナミックな軒の出、室内に大きく取り込んだ土間スペースが、真夏の太陽光を遮ると同時に、流れる空気をやわらかく冷やす機能をもち、ソトとナカを絶妙につなぐことで、心地よい風を取り込む空間を生み出しています。



キノイエの住まいは、春夏秋冬全ての季節で感動を味わうことができる本物の家づくりを追及しています。以前、モデルハウスにご来場いただいたことがある方も、ぜひ真夏のキノイエを体験してみてはいかがでしょう。きっと新たな感動に出会えると思います。


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真夏も快適
July 9, 2017
九州北部地方を襲った豪雨の被害が拡大しています。福岡県と大分県で合わせて18人の死亡も確認されており、安否不明の方の状況も心配されています。被災された皆様には心からお見舞い申し上げますと共に一日も早い復旧復興を願っています。
さて、上越地域は連日の豪雨が明けて、昨日の市内はとても暑かったですね。高田観測所の最高気温は今月初めて30℃を超え、いよいよ本格的な夏の到来を感じさせます。
そんな昨日のキノイエモデルハウス「塩屋新田の家」の日中の温度計はこのような感じに。

じりじりと照りつける陽射しに、デッキテラス上の温度もぐんぐん上昇。
しかし、室内の環境はこんな感じです。

もちろん、エアコンは1台が静かに弱運転しているだけで、家の中全体が隅々まで25℃前後をキープしています。エアコンに負担をかけないので電気代も安心。この見た目では分からない住宅の基本性能の決定的な違いは、ぜひ過去のブログを紐解いていただければと思います。

冷暖房設備機器は入れ替えが簡単にできますが、家そのものの基本性能は簡単に取り換えが利きません。デザインや価格と同じくらい、いや、それ以上に将来のランニングコストと健康に直結する外皮性能についての知識を深めることが、一生涯の買いものである家づくりで失敗しない最良の道です。
こうした専門分野は、上越エリアでいちばん早く省エネ建築診断士を取得している専門集団の弊社までぜひお問い合わせください。
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雁木のある暮らし
May 24, 2017
現在、上越市内で着工準備が進んでいる新しいキノイエの住まいの模型を初公開します。
テーマは「雁木のある暮らし」。

この地域では、かつて多くの家に当たり前のように備わっていた、まさに暮らしの必需機能であった雁木。それは単に必需機能であっただけでなく、この地域で生まれ育った私たちにとって、幼少期の暮らしの記憶を象徴するアイデンティティのような存在といってもいいかもしれません。それを現代の暮らしにカタチを変えて取り入れているのがこの住まいです。
夏の夕暮れ時の帰宅、赤く染まる我が家の庭木を眺めながら雁木を歩いて外玄関の扉を開ける。そして土間のある中玄関を開けて「ただいま」、「おかえり」といつもの言葉を交わす・・・この写真からそんなことをイメージしてもらえると、キノイエの様々な暮らしのシーンがちょっとだけ垣間見えるかもしれません。住まいはコンパクトですが、ソトをナカをつなぎ、とても贅沢な時間と空間を生み出す設計になっています。
小さくつくって大きく暮らす。こちらの住まいは11月の完成予定。詳細については、今後少しずつご紹介していきたいと思いますので、どうぞお楽しみに。
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