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神様と近かった昔の暮らし

April 24, 2018

1週間ほど前のことになりますが、糸魚川市内で弊社が特別奉賛企業として長年関わらせせていただいている美山稲荷神社並びに水前神社の春季例大祭があり、参拝にお邪魔させていただきました。

 

 

水前神社春季例大祭|上越・糸魚川・妙高の工務店|新築・リフォーム|自然素材の注文住宅|キノイエ|カネタ建設|

 

 

以前のブログでもご紹介しましたが、国土交通省が公表している一級河川の水質現況において、1999年以降4回にわたって水質ランキング日本一に輝いている糸魚川市の清流「姫川」を見下す山腹にあるのが水前神社です。昔から水害が多く発生していた地域の守り神として、彌都波能賣神(はつはのめのかみ)他三神(水や川の神)が祀られていると言われています。

 

 

水前神社春季例大祭|上越・糸魚川・妙高の工務店|新築・リフォーム|自然素材の注文住宅|キノイエ|カネタ建設|

 

 

そして、その水前神社の境内には、美山稲荷神社もあり、この日に両方の神社を氏子並びに奉賛企業の参列者で参拝します。

 

 

美山稲荷神社春季例大祭|上越・糸魚川・妙高の工務店|新築・リフォーム|自然素材の注文住宅|キノイエ|カネタ建設|

 

 

何年も通わせていただいているのですが、実はまだこの神社にまつわる歴史や昔この地域の人たちの暮らしについてはあまり詳しく聞いたことがありませんでした。そんな中、この日は地区の宮委員の方から「この美山稲荷神社の脇にある雑木林は、以前、相撲の土俵と桟敷席があったんだよ」というお話をお聞きすることができました。

 

 

美山稲荷神社春季例大祭|上越・糸魚川・妙高の工務店|新築・リフォーム|自然素材の注文住宅|キノイエ|カネタ建設|

 

 

相撲の歴史を紐解いてみると、もともと相撲は日本固有の宗教である神道に基づいた神事であり、今でも日本国内各地で「祭り」として奉納相撲が行われています。糸魚川市では、この水前神社がその機能を果たしていたのでしょう。実は弊社カネタ建設の創業者猪又匤(ただし)の兄もまた、地元では有名な力士でした。確かな記録は残っていませんが、おそらくその当時は、この神社の境内で相撲をとっていたと思われます。(なお、土俵は長い歴史の中で様々な場所へ渡り歩き、現在は、糸魚川市総合体育館の敷地内に根をおろしています。)また、神社は、当時地域の人々にとって集会場でもあり、様々な祭りや芸能の発表の場の機能を果たしていました。地域の暮らしに密接な存在であった神社には、その地域の暮らしを紐解くまだまだたくさんの手掛かりが残っているはずです。

 

 

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水前神社・美山稲荷神社境内の入口はgoogleストリートビューで見ることができます。

 

 

ちなみに、この一帯には当時、美山の山頂付近からこの神社の境内を抜け、かなり長い距離に渡る「ボブスレー」のコースがあったのだとか。話だけでは実際の距離が想像つきませんが、おそらく何百メートル(もしかすると1キロメートル以上)に及ぶロングコースだったようです。PC・スマホゲーム全盛の現代に比べ、大自然をそのまま遊具に活かす昔の子どもたちの遊び方の方がとてもダイナミックで贅沢です。そして、昔の神様たちは神社の境内で夢中になって遊び回るたくさんの子どもたち声を毎日のように聞いていたのでしょう。暮らしの中における神様の存在が少しだけ遠くなってしまった現代、少子化の加速も重なり、神社の境内には長く静寂の時間が流れています。少し寂しい気がしますね。

 

 

 

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