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動脈硬化の隠れた犯人

October 19, 2018

循環器疾患に結びつく「高血圧」と推定される日本人、その数なんと4,000万人以上!・・・これは、厚生労働省の調査結果です。実に日本人の3人に1人が高血圧という状態。今日は、これがどれほど命の危険性に影響しているかということと、その原因の一つに実は「住まい」も関係しているという事実について、少しだけ掘り下げてみたいと思います。

 

 

まず、高血圧が引き起こす最も恐ろしい症状は、「動脈硬化」です。動脈硬化とは、血管が弾力を失ったり、血管の内腔狭くなる状態のことを指します。高血圧状態が続くと、動脈の血管壁が圧力が増した血液の流れに耐えるために厚くなり、その結果、血液が流れる内腔が狭くなります。また、血管が傷つくとコレステロールなどの脂質がたまりやすくなり、さらに血管の内腔が狭くなっていきます。

 

 

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動脈硬化により血管が狭くなると、血圧はますます上昇し、悪循環に陥ります。その結果、脳梗塞やくも膜下出血などの脳の病気、狭心症や心筋梗塞、心臓肥大症などの心臓の病気、腎硬化症、腎不全などの腎臓の病気等、命に関わる重大な疾患につながっていくのです。

 

 

では、そもそも血圧が上がる要因とは何なのでしょう?主な要因は3つあります。その一つは、「遺伝的要因」。両親が高血圧の場合、その子供は約50%の確率で高血圧になるといわれています。次に、皆さんもよくご存じの「生活習慣」。塩分の取り過ぎ、肥満、過剰なストレス、喫煙、運動不足などが引き金となります。

 

 

そして、第3の要因。実は、それが「寒さ」なのです。寒くなると、私たちの身体は体温を逃がさないように自動的に血管を収縮させるという機能をもっています。つまり、日常生活において「低体温」状態が続くということは、高血圧を常態化させ、ひいては動脈硬化を引き起こすリスクを増大させてしまうということなのです。

 

 

人が健康でいられる温度は21℃前後。16℃以下になると上記のような高血圧→動脈硬化→各種疾患へと進行するリスクが高まるといわれています。さらに、10℃以下の環境下では、特に高齢者にとって、低体温症を発症するリスクがあるとされています。

 

 

つまり、人生の中で長時間滞在する住まいの室内温度が、あらゆる病気の隠れた犯人でもあるということです。室内温度を隅々まで21℃以上の状態に保つことが、命を守る上でとても重要なのです。カタログ上の設計数値ではなく、実際に完成した住宅の断熱気密性能が正しく発揮され、室温環境が一定に保たれているという確証が持てる住宅会社を選ぶことが、家族の命を守ることにつながります。

 

 

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