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自立するまち


September 5, 2019

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September 5, 2019

先日、岩手県にある人口約3万2千人のまち紫波町(しわちょう)にあるオガールという施設と周辺の視察に行ってきました。このオガールは、従来型の公共事業、補助金に頼らない公民連携で地域活性化を実現している数少ない成功事例として、今、全国から注目を集めています。

 

 

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岩手県紫波町は、盛岡市と花巻市からそれぞれ車で30分圏内という立地にある、もともとは果物を中心とした農業のまち。そこにJR紫波中央駅前の町有地10.7haを中心とした都市整備を図るため、町民や民間企業の意見を集約し、議会の議決を経て紫波町公民連携基本計画が策定されました。この基本計画に基づき、平成21(2009)年度から紫波中央駅前都市整備事業(オガールプロジェクト)が始まっています。

 

 

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オガールの名前の由来は、フランス語で駅を意味する「Gare」(ガール)に、紫波の方言で「成長」を意味する「おがる」を合わせた造語。このエリアを出発点として、紫波が持続的に成長していく願いを込めてつけられたとのことです。

 

 

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敷地内には、官民複合施設「オガールプラザ」と、オガール広場を挟んで真向かいに「オガールベース」という施設が建っています。ホテルやバレーボール専用体育館、図書館、カフェ、産直マルシェなどが入居する施設が相次いでオープン。

 

 

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オープン当初から県内事業者を中心とした民間テナントの入居率は100%。また、2011年4月には岩手県サッカー協会が運営する「岩手県フットボールセンター」が盛岡市からオガールプラザ近くに移転しています。こうした相乗効果により、オガールプラザと合わせて、人口わずか3万人強のまちに、なんと年間80万人が訪れるというから驚きです。

 

 

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また、サッカーや野球に比べ競技人口の少ないバレーボールに特化して建設したバレーボール専用体育館がオガールベース内にあります。ここには、V・プレミアムリーグのチームや全日本ユース、全日本中学選抜などが練習試合会場として訪れるようになっています。オリンピックでも正式採用されている床材を採用しており、東京オリンピック出場国のナショナルチームの直前合宿場にと問い合わせが来るほどの人気。当然、オガールベース内のホテルは平日も合宿の選手たちで賑わっています。ニッチな市場に特化した「ピンホール(針の穴)マーケティング」の成功事例ともいえます。

 

 

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オガールの敷地内には、オガールタウンと呼ばれる全57区画の町営分譲地があり、現在は完売となっています。ここにも循環型地域経済を実現する大きな特徴がありました。まず、住宅建築にあたっては「紫波型エコハウス基準」というものを設けています。

 

 

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「紫波型エコハウス」は、紫波町産木材を80%以上使用していることや、暖房エネルギーの消費量の抑制などに厳しい性能基準を設け、環境と健康にやさしい住まいを規定しています。しかも、この分譲地で建設できるのは地元紫波町の建設会社・工務店のみ。紫波型エコハウスの設計基準をクリアし指定された18社の中から選んで依頼します。大手ハウスメーカーや県外ビルダーではなく、地域内で経済を循環させるという紫波町の徹底した考え方が反映された特徴的なニュータウンです。

 

 

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なお、紫波型エコハウスのフラッグシップとなるモデルハウスの設計は、建築設計事務所「みかんぐみ」共同主宰であり、エコハウスの研究で知られる東北芸術工科大学教授の竹内昌義氏が担当。最新のパッシブデザイン、町産木材をふんだんに使用し、素材や気候を熟知した地元工務店が施工するという理想的な地域経済の循環。この地で育まれてきたモノ、技術を取り入れ、地域経済の循環を目指す。地域の「これからの住宅」の姿がここに示されているようでした。

 

 

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そして、その分譲プロジェクトによって、大きく成長した地元工務店も出現しました。同町の作松建設さんは、家族と職人さんの6人で構成される小さな工務店。当初はエコハウスの知識も実績もなかったものの、後継者として入社した社長の娘さんである設計士の作山さんが積極的にエコハウスの勉強と普及に取り組み、分譲地ではなんと14棟を受注し飛躍的な成長を遂げました。現在もエコリフォーム、断熱改修を中心に2年先までオーダーが埋まっているという人気工務店に成長。やればできる!を地でいく地元工務店さんの取り組みにもとても刺激を受けました。

 

 

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また、紫波町では、木質バイオマスボイラーを熱源として熱供給を行う「エネルギーステーション」が設置されており、このエネルギー供給も地元資本の出資による民間会社が運営しています。町役場やオガールタウンへの冷暖房・給湯用の熱を供給しています。木材が豊富な紫波町ならではのエコタウンがここに実現しています。

 

 

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チップの原料となる間伐材の加工は、紫波町農林公社が行い安定供給しています。原料の調達から加工、販売まで、全てが紫波町内で経済が循環しています。

 

 

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「町は、循環型社会の構築を担うのは町民一人ひとりであり、今の暮らしを見直し、変えていくことが何よりも大切である」・・・環境と福祉のまちの実現を目指した前町長が「新世紀未来宣言」として掲げた突き抜けたビジョン、そこに情熱的なキーマンとブレーンが参画したことによる優れたエリアマーケティングで19年の歳月をかけ、地域循環経済を実現した人口3万人のまち。糸魚川とは置かれた環境も条件も違いますが、学ぶべきヒントがたくさんありました。

 

 

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