7人の視察団
January 12, 2017
本日は、はるばる新潟市より「株式会社シンセンリフォーム」様、そして長岡市より「株式会社井浦建設」様の社長、幹部並びにスタッフ総勢7名の皆様が、私たちキノイエのモデルハウスを視察するために足を運んでくださいました。
両社は、新潟屈指のイベント・コンベンションのプロフェッショナル集団である「株式会社新宣」様を中核企業にもつ「シンセンホールディングス」様のグループ企業。私たちカネタ建設とは比較にならないほどとても大きな技能集団の皆様に興味・関心をいただいたことにただただ恐縮でした。
弊社に興味を持ったきっかけをお聞きしたところ、特徴的なコンセプト、デザイン、本物志向の木の家の魅力、そしてエアコン1台で年中快適な温熱環境を実現するパッシブ設計など、画一化しつつあるその他のコスパ住宅とは一線を画す魅力に注目されたのだそうです。
モデルハウスでは、代表猪又とブランドディレクターの杉ノ上がご案内。さすが専門の技能集団だけあって、質問のレベルが非常に高く、素材の選定理由や性能値、器具の仕様や間取り寸法の根拠、設計の意図に至るまで、実に多くの質問が飛び交いました。
井浦建設の竹内社長をはじめ、幹部、スタッフの皆様からは「小さくつくって大きく暮らす、間取りの足し算ではなく引き算の設計というコンセプトに共感」、「ストーリーが伝わる家づくり(会社づくり)であるところがいい」、「今後自社で取り組む商品づくりにとって大きなヒントになった」等、大変ありがたい感想をいただきました。
シンセングループの各企業様は、それぞれ個性的で他社にないオンリーワンの専門得意分野をもって活動されています。これからまだまだグループのシナジーを生み出す余地がたくさん残っているそうで、今後の展開がとても楽しみです。今回はとても貴重なご縁をいただきましたので、これを機にお互いに情報交換できれば何よりです。ぜひ今度は、グループ各社様に私たちの方からお邪魔させていただきたいと思います。
シンセンリフォーム様、井浦建設様、本日はありがとうございました。
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UUチェア
January 10, 2017
家づくりと共にとても重要なのは家具選びですが、特にその家の顔となるのはダイニングチェアです。
塩屋新田の家に使われているのは、デザイナーの小泉誠氏が手掛ける「UUチェア」。製作は徳島県鳴門市で木製椅子・ソファの製造を専門とする宮崎椅子製作所様。このUUチェアは小泉氏の家具を好んでチョイスする建築家の間では定番アイテムの一つとなっています。
まず、UUチェアの登場以前に同じく小泉誠氏が手掛けた「Uチェア」について知っておく必要があります。
Uチェア:株式会社宮崎椅子製作所様のサイトより
宮崎椅子製作所様のサイトには、小泉氏の解説としてこう記されています。
「自分が設計をした空間に似合う椅子が欲しいと思いデザインをしました。 日本の空間は角材で構成される事が多く、この「U chair」も角材の構成で身体を心地よく支えながらも建築的で空間に馴染む事を考えています。 その名のとおり背とアームがUの字をしているので「U chair」です。単純な形態をしていますが、肘をゆったりと掛ける事が出来てなかなかの座り心地です。 このUの字の部材をフィンガージョイント+削り出しをしていますので、とても「木」らしい魅力的な印象に仕上がりました。」(小泉誠)
Uチェア:株式会社宮崎椅子製作所様のサイトより
背もたれのUの字を描いた美しい曲線につながる直線的な脚。どの角度からも美しく見えるシルエットは、日本のスタンダード木造住宅にマッチする不朽の名作といえるでしょう。
そして、そのUチェアの人気を受けて新たに生まれたのがこの「UUチェア」です。
UUチェア:株式会社宮崎椅子製作所様のサイトより
「U chair の評判がとてもいいもので、もっと座り心地の良いアームタイプの椅子に挑戦しました。U chair の上にU型のアームを付ける事で、背の当たる面積も増え、肘当てにも余裕ができ、何よりも構造的に強い形になりました。 じつは、小泉が仕事場で常時座っているのがこの UU chair です。」(小泉誠)
Uチェア:株式会社宮崎椅子製作所様のサイトより
作者本人が実際に仕事場で使われているというだけあって、長く使われることにフォーカスして考え抜かれた実用デザイン。Uチェアに比べて肘の掛け心地を優先したことで、若干サイズアップしていますが、全く重たい印象がありません。シルエットは非常にシンプルスマート。まさに引き算のデザインが生み出す「用の美」を感じさせる作品です。
UUチェア(左)とUチェア(右):通販サイトcosha様のサイトより
ご興味を持たれた方は、ぜひ塩屋新田の家にご来場いただき、実際に腰かけてみてください。しっくりとくる肘掛けの肌触り、丸みを帯びた背もたれのなんともいえない格別の座り心地は、他のダイニングチェアには味わえない感覚です。日常の食事時間が、あるいはデスクワークの時間がいつもより楽しくなる、そんなアイテムです。
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漆喰の魅力
January 8, 2017
国を問わず、城や寺院、教会、蔵などに見られる美しい白い壁。古くからその多くには「漆喰」が使われています。
優れた防火性と断熱性、耐水性、そして高い消臭効果と殺菌効果もを兼ね備えている漆喰は、太古の時代から世界各国で最もすぐれた建築材料として使われてきました。その歴史は古く、その起源は約5千年前のエジプトのピラミッドの壁だと言われています。その後、古代ギリシャやローマの建築物にも数多く利用され、日本でも飛鳥時代の高松塚古墳などからも漆喰を使用した痕跡が発見されています。
そして、漆喰には自浄作用があり、その美しい白さを長期にわたり維持します。何よりこの風合いと発色のよさが長年多くの建築家に愛されてきた理由であるともいえます。別名「白鷺城」とも呼ばれる世界遺産の「姫路城」を名城たらしめている理由の一つは、この漆喰がおりなす白壁の美しさであるといっても過言ではありません。
キノイエの上越モデルハウス「塩屋新田の家」の外壁には、数ある漆喰の中から厳選し、「カルクウォール」と呼ばれるスイス漆喰を採用しています。スイス漆喰は、世界で最も品質の高い漆喰として知られており、スイスの美しい町並みを形づくっている名脇役です。
カルクウォールは天然成分100%。その最大の特徴は製法にあります。スイスアルプスの純粋な石灰を、950℃という低温でゆっくり焼成して細かく均一な粒子の生石灰を生成し、それを3ヶ月間水で熟成させてつくります。漆喰には様々な種類があり、合成樹脂など化学成分を「つなぎ」に使用しているものや化学的に高温、短時間で製造されるものもあります。カルクウォールはそれらの漆喰とは一線を画し、素材の持つ力が十二分に発揮された高品質の漆喰です。
以上、いろいろと蘊蓄を書き並べてみましたが、一言「この美しさは唯一無二」という言葉に集約されます。青空の下に映える抜けるような白さも、夕暮れの空色に溶け込む美しいテクスチャーも、ずっと色褪せることのない魅力として家族を包み込んでくれます。
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『ハウジングこまち2017冬春号』掲載
January 7, 2017
随分とご報告が遅くなってしまいましたが、『ハウジングこまち vol.23 2017冬・春号』に、キノイエの住まいの記事が掲載されました。
掲載されたのは、「新潟で建てた家77軒」中、「上越エリアで建てた家」として「平牛の家」が2ページ、そして、県内の工務店、建築事務所、ハウスメーカー全162社が紹介されている「パートナー企業ガイド」の中の1社としてキノイエの上越モデルハウス「塩屋新田の家」を中心に2ページ、合計4ページに渡り紹介されています。
「平牛の家」は、お施主様のY様のインタビューを中心に紹介。ご主人の趣味である「釣り」を第一に考えて設計された離れの趣味部屋や、キノイエを選ぶに至った背景について語る奥様のコメントなどが紹介されています。
また、企業紹介ページでは、「小さくつくって大きく暮らす」キノイエのコンセプトについて読者の皆様にわかりやすく解説。コンパクトでハイクオリティ、そしてコストバランスのいい家づくりの3つのポイント、世界最高レベルの省エネ住宅「パッシブハウス」を手がけたキノイエスタッフからのメッセージ、不定期に開催する「木の家マルシェ」をはじめとした情報発信の取り組み紹介など、コンテンツが凝縮された内容になっています。
記事掲載にあたり、平牛の家の取材に快くご協力いただきましたY様ご家族、そして、企業紹介ページでモデルとしてご協力いただきましたS様ご家族にこの場をお借りしましてあらためて深く感謝申し上げます。
『ハウジングこまち vol.23 2017冬・春号』は、昨年12月下旬に発売され、既に店頭に並んでいます。キノイエの記事は、P224~P225、P304~P305です。ご興味のある方は、ぜひお買い求めください。
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安全祈願と復興祈願
January 6, 2017
1月5日よりキノイエは年始の業務を開始いたしました。
初日は、毎年恒例の安全祈願祭からのスタートです。
会場は、糸魚川市内にある「天津神社」様。『古事記』『日本書紀』に登場する景行天皇の時代の創建、孝徳天皇の勅願所であったと伝えられており、糸魚川市の中心的な神社。4月には、能生の白山神社の白山神社舞楽とともに国の重要無形民俗文化財に指定されている舞楽奉納(俗に「稚児の舞」と呼ばれる)が執り行われる「けんか祭り」の舞台としても有名です。
昨年末に発生した糸魚川市駅北大火を受け、同日開催予定の新年会は自粛とさせていただきましたが、この安全祈願だけは予定通り開催。
安全祈願祭には、建築部門の他、土木部門、介護事業部門を含めカネタ建設の社員が大集合します。工事の安全はもとより、今回は被災された皆様が一日も早く元の生活を取り戻すこと、そして元気なまちを再興することを第一義に、そして社員と家族の幸福、社業の発展を合わせて祈願させていただきました。
そして、本日からは、糸魚川市内の大火被災地域の瓦礫撤去作業が正式に始まり、いよいよ復興の第一歩を踏み出しました。
がんばろう糸魚川!まけるな糸魚川! この合言葉をもとに、地域の心を一つにして美しいまちを復活させていきたいと思います。
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2016年ダイジェスト(後編)
January 5, 2017
前回に引き続き、2016年のダイジェストをブログ記事からお送りいたします。後編の今回は、10月~12月です。
10/26 お月見会
カネタ建設では、お正月の「新年会」から始まり、互助会主催で開催する2月の「アンコウ会」、4月の「お花見会」など、最低でも年6回の懇親会が毎年開催されています。参加メンバーは、住宅建築事業のスタッフだけでなく、不動産、土木、介護など、様々な部門の仲間が一堂に会し、部門の壁を取り払ってみんなが和気あいあいと懇親を深めます。今ではどの企業でもあまり飲み会を開かなくなったという話をよく耳にしますが、企業の力であるチームワークの源泉は、こうした家族のような関係を持つことではないでしょうか。
ブログ記事:10/29 お月見会
10/29・30 高性能エコハウスセミナー&木の家マルシェ#2開催
これもまた初めての企画!「窓・構造・断熱パネル・換気の一流専門メーカー担当者が直接教える! 高性能エコハウスのしくみ大公開」と題し、住まいの高性能化に欠かせない窓・構造・断熱パネル・換気システムに関して、実際に多くのハウスメーカーや工務店の住宅づくりに関わってきた専門メーカーのスペシャリストたちを招いて、高性能エコハウスの仕組みや性能の違い、会社選びのヒントを直接聞くことができる企画をご用意しました。同時に、10/30は「木の家マルシェ」の第2弾を開催。今回のマルシェには、新たに「とうふ工房 矢代」さんと、ごはん麺で話題の「妙高食品」さんが参加いたしました。
ブログ記事:10/31 初めてのコラボセミナー&マルシェ第2弾
11/20 木の家マルシェ#3開催
10月に引き続き、木の家マルシェの第3弾を開催。毎回強く感じるのは、参加されている出店者の皆様のモノづくりに対するこだわりと愛着。「ウチの商品は本当にいいんですよ!」と語る皆さまのその表情からは、自信と誇り、そしてこの地域に対する深い愛着が滲み出ています。また、出店者さん同士が材料の事、加工の仕方等、積極的に意見交換を行っていました。本当に熱心ですね。いつかコラボ商品ができるといいなと期待がふくらみます。
ブログ記事:11/21 木の家マルシェ#3開催報告
11/26 冬の暮らし方見学会 開催
シーズンイベント2016年の締めくくり、テーマはずばり「冬のあたたかい暮らし」。高性能エコハウスを実現するキノイエのモデルハウスにご来場いただいたお客様は皆、会場である「塩屋新田の家」の玄関の中に入った瞬間、「わぁ!とても暖かいですね!」、「本当にエアコン1台でこの暖かさなんですか?」と驚きの感想を口々にされていました。そういう意味では、まさにキノイエの本当の実力を感じていただける季節なのです。また、お楽しみ企画として、「クリスマスリースづくり」「クリスマスオーナメントづくり」の企画も。スタッフ特性のポトフも大人気でした。
ブログ記事:11/26 冬の暮らし方見学会(一日目)
12/7 方針発表会
カネタ建設全社の2016年度下期方針発表会。カネタ建設の方針発表会は、毎年半期に一度(6月・12月)開催され、全社の各部門代表者による前半期の反省と課題抽出、そして後半期の方針と行動目標を全社員で共有するとても重要な場。この形式になって、今回で26回目。ですので、今年で13年目を迎える非常に歴史ある発表会です。
ブログ記事:12/7 方針発表会
12/17 忘年会
新年会に始まり、アンコウ会、花見会、納涼会など、ほぼ2ヶ月に1回のペースで開催している懇親企画の締めくくりは、文字通り「忘年会」。運営は会社内に組織されている互助会幹事の皆さんによって毎回様々な企画が催されます。今回は、焼山温泉清風館様にて開催。大変盛り上がりました!
ブログ記事:12/19 忘年会
いかがでしたでしょうか?今回ご紹介させていただいたダイジェスト記事の他にもたくさんの出来事をご紹介した記事や家づくりにお役に立つ情報などが満載です。ぜひ、一つひとつの記事をお読みいただければ幸いです。
キノイエブログは、今年も精力的に皆様に有益な情報や楽しい話題をお届けしてしてまいりたいと思いますので、引き続きご愛読のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
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2016年ダイジェスト(前編)
January 4, 2017
昨年2016年6月より正式にスタートしたキノイエ。このブログは、モデルハウス「塩屋新田の家」グランドオープン前日の6月17日から、糸魚川市駅北大火が発生した12月22日までの間、一日も休むことなく毎日更新で、皆様に様々な情報やコラムをお届けしてまいりました。
本日は、そのグランドオープンから年末までの約半年間のうち、9月までのブログ記事からダイジェストで振り返ってみたいと思います。
6/17 ブログスタート
すべての始まりはここからでした。かつてどこにでもあった日本の家から学んだ「暮らしのスタイル」。それを現代の生活スタイルに育て上げること、それがキノイエのめざす暮らしのスタイル。小さくつくって大きく暮らす。この妙味をぜひ体験し、楽しんでいただきたいというメッセージからブログはスタートしました。
ブログ記事:6/17 はじめまして、キノイエです。
6/18 モデルハウスグランドオープン!
上越モデルハウス「塩屋新田の家」のグランドオープン!スタッフみんながドキドキしながら当日を迎えましたが、ご来場のお客様からも「暮らしのイメージがすぐに沸く!」、「木の香りが本当に気持ちいい」、「こういう空間がちょうどいい」などなど、嬉しい感想の声、そして、家づくりと暮らしに対するたくさんの夢、思いをお伺いすることができました。とても会話も弾み、あっという間に時間が過ぎていきました。私たちにとっても本当に楽しく有意義な時間となりました。
ブログ記事:6/19 グランドオープン初日~ご来場ありがとうございました。
6/25・26 糸魚川市内にて完成見学会(平牛の家)
糸魚川市内で開催されました「平牛の家」完成見学会。途中一時的に入場制限がかかるほど、本当にたくさんのお客様にご来場いただきました。
ブログ記事:6/27 たくさんのご来場ありがとうございました(糸魚川 平牛の家 完成見学会)
7/19 上越エリア協力業者様との納涼会
上越地域の協力業者さんとキノイエ上越支店のスタッフが一堂に会し、大勢の仲間で納涼会を開催しました。趣味をはじめとしたプライベートの話や、意外なところでつながる人脈の話、そして、その人の内に秘めている熱い思いなど、普段の仕事の場面では聞けないような話がたくさん飛び交いました。
ブログ記事:7/20 納涼会
7/23・24 「涼」を楽しむ暮らし方見学会開催
キノイエ初のシーズン見学会「暮らし方見学会」。夏のテーマは「“涼”を楽しむ暮らし」。なんと当日は、スタッフも浴衣&甚平の衣装でお出迎え。前日に社長の思い付きで急遽決定し、みんな大慌てで浴衣を用意(笑)それにしても、みなさんとてもお似合いです。。
ブログ記事:7/24 浴衣で見学会
8/11 「オレンジフェア」開催!(カネタ建設感謝祭)
キノイエの母体であるカネタ建設が、この上越地域で暮らす全ての人への感謝の気持ちを込めて贈る大切な還元祭です。そして私たちスタッフにとっても「人の展示会」、及び「研修の日」と位置付けている大切な一日。12年目となる今回は、おかげさまで過去最高4,000名(報道発表)というご来場をいただきました。
ブログ記事:8/12 大盛況御礼
9/18 「木の家」マルシェ#1開催
キノイエの新しい試みとして始まった企画。『木の家マルシェ』とは、衣食住の分野における『地産地消』の大切さと『安心・安全・健康 』な暮らしに共感する仲間たちの手によってつくられる「小さな暮らしの市場」です。キノイエの理念、マルシェの開催主旨に共感いただき、記念すべき第1回目の出店者は、「こびと窯」さん、「スゥイーツ工房くみ」さん、「土の香工房cotocoto」さん、そして「農業組合法人ファーム富岡」さん。ここから、キノイエと上越地域の様々なこだわりのお店とのコラボレーションが始まりました。
ブログ記事:9/19 木の家マルシェ大成功
9/24・25 秋の暮らし方見学会「おうちキャンプ」開催
ソトとナカをつなぐ、キノイエの住まいだからこそできる暮らし。そこが住宅街であることを忘れるような空間を楽しもう。秋の暮らし方見学会として選んだテーマは「おうちキャンプ」。夜はなんと「キャンドルナイトラウンジ」も開催。おうちを舞台に、他にはない休日の過ごし方を提案させていただきました。
ブログ記事:9/26 おうちキャンプ&キャンドルナイト
いかがでしたか?この間、キノイエスタッフの周りでは他にもたくさんの出来事があり、とても充実した約3ヶ月間した。私たちの考えや家づくりにとってとても参考になる様々な情報なども含め、詳しくは、ブログの記事を一つひとつお読みいただければ幸いです。
次回は、いよいよ10月~12月の後半3か月間をダイジェストでお届けします。どうぞお楽しみに!
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希望に満ちた年になりますように
January 3, 2017
新年あけましておめでとうございます。旧年中は皆様に大変ご愛顧いただき、本当にありがとうございました。この場をお借りしまして心より厚く御礼申し上げます。
そして、年末の12月22日に発生いたしました糸魚川市における大規模火災(糸魚川市駅北大火)により被害を受けられた皆さまに心よりお見舞い申し上げます。一日も早く元の生活と健康な暮らしが戻りますよう願ってやみません。私たちも地域の復興のために全力を尽くしてまいりたいと思いますので、引き続きご指導ご鞭撻を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
しばらくお休みしておりましたキノイエブログも新年より復活してお届けしてまいりたいと思います。
新年第一回目の本日は、ブログのタイトルにちなんで、この詩をお届けしたいと思います。
”Hope” is the thing with feathersー
That perches in the soulー
And sings the tune without the wordsー
And never stopsー at allー
And sweetest ー in the Gale ーis heardー
And sore must be the stormー
That could abash the little Bird
That kept so many warmー
I’ve heard it in the chillest landー
And on the strangest Seaー
Yet, never, in Extremity,
It asked a crumbーof Me.
希望は心のなかにとまる
羽根のあるもの
歌詞のないうたを囀り
決して休むことはない
風の日にもとても優しく聞える
こんなに大勢を慰める
この小鳥を当惑させる嵐は
よほど不機嫌にちがいない
わたしはそれを寒い土地や
見知らぬ海で聞いたことがある
だけど今までどんなにつらくても
たしにパン屑をねだったことがない
(新倉俊一訳)
これは、アメリカの詩人エミリー・ディキンソン(Emily Elizabeth Dickinson、1830-1886)により書かれた一節で、いかなる困難の先にも希望があるという意味が込められた素晴らしい詩です。様々な日本語訳があり、表現は少しずつ違っていますので、読み比べてみても面白いかもしれません。
この詩にあるように、2017年は、皆様にとって希望に満ちた素晴らしい年になりますよう心から願っています。
本年もよろしくお願いいたします。
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がんばろう 糸魚川
December 26, 2016
開設以来、これまで毎日更新しておりましたキノイエブログでしたが、12月22日(木)の投稿依頼、しばらく更新が止まっておりました。楽しみにされていた皆様には、この場をお借りしてお詫び申し上げます。
もう既にご存知の方ばかりかと思いますが、その12月22日(木)、私たちの地元新潟県糸魚川市にて大規模な火災が発生しました。街なかの飲食店の火災に、折からのフェーン現象による強風が重なり、火元から海岸に向かっての144棟、約4万平方メートルが焼損するという甚大な被害に拡大していまいました。被災家屋の中には、新潟県最古の酒蔵として知られている加賀の井酒造様をはじめ、過去弊社にて建てさせていただいた多くの住宅、店舗も存在します。被害を受けられたすべての皆さまに心からのお見舞いの気持ち、そして何よりも被災された皆様が一日も早く平穏な生活に戻られることを願ってやみません。今はただ、地域一丸となって被災者の皆様への対応やケアなど、とにかく今できる限りのことをすべきと考え、本ブログの投稿を控えておりました。
既に、全国でのテレビ報道やSNS等により、この大規模火災の被災の状況が連日のように映像や写真で流れています。火災被害の状況を現地で目の当たりにしている私たちにとっては、その映像や写真が流される度に、そこにお住まいになっていたお客様や住民の皆様お一人おひとりの顔が浮かび、本当に胸が痛くなりました。
なので、ここでは、あえて被災現場の写真を掲載することは致しません。ブログ再開初日の本日の投稿では、火災後の元気な糸魚川市民の様子を写真を交えてご紹介したいと思います。
火災発生から2日後の12月24日(土)のクリスマスイブ、このまちで小さな希望の光ともいえる活動がスタートしました。その名も「がんばろう 糸魚川 プロジェクト」。立ち上がったのは、地元の若者を中心とする有志たち。きっかけは、連日の悲しいニュースや写真で埋め尽くされたフェイスブック投稿の中、一人の糸魚川市民の「がんばろう糸魚川!」という一言から。これに反応した人たちが立ち上がり、およそ1時間後には20名近い仲間が声かけ人の下に集まっていました。
声かけ人と共にリーダーを務めるのは、地元でペンションを経営し、地元消防団で消火活動にあたった岩崎智さん。折しも火災発生から2日後はクリスマスイブ。焼失した住まいには、小さなお子様たちもいます。「この火災でクリスマスも正月もないと、ふと思ったが、いや、そんなことはない!誰にだってクリスマスや正月はある!下を向いているばかりではいけない。」そう考えた岩崎さんは、プロジェクトの最初の取り組みとして、被災した子供たちにクリスマスプレゼントを届けようと企画しました。
SNSを通じた呼びかけに反応し、翌25日の午後には、総勢40名近い有志が集まり、早速子供たちへのメッセージづくりやプレゼントの手渡しの準備が始まりました。
ちなみに、プロジェクトリーダーの岩崎さんと弊社代表猪又とは過去十数年来、様々な地域活動を共にしてきた旧知の仲でもあったことから、このプロジェクトには代表猪又も参加。この日の夕方、自宅を焼失したご家族のお子様がいる避難先にチームメンバーがサンタとトナカイの衣装でプレゼントを届けにお邪魔しました。
プロジェクトリーダーを務める岩崎智さん(写真左端の全身サンタスーツの方)
この活動には、NHKをはじめ多くのメディアが関心を示し、同行取材が入りました。
今回の大規模火災により、今現在、SNSやネットの投稿記事は、悲惨な糸魚川のまちの様子を写した画像で埋め尽くされています。このプロジェクトを通じて、まずは糸魚川の元気な様子、明るく前を向いて歩き出している糸魚川市民の写真に塗り替えていきたいと考えています。
悲しみで下を向くのはもうおしまいです。地元糸魚川を拠点とし、上越地域で夢のある暮らし、まさに「最高の地元ライフ」を提供することをミッションにしている私たちカネタ建設・キノイエチームは、このプロジェクトの趣旨に賛同し、全面的に応援してまいりたいと思います。
糸魚川市の復興はこれからです。カネタ建設も行政や業界団体をはじめ、地元の様々な方々と連携し復興アクションに取り組んでいくことになるため、しばらくはキノイエのブログも毎日更新というわけにはいかないかもしれませんが、少しでも皆様に明るく前向きな情報を発信していきたいと思います。ですので、これからも引き続きこのブログをご愛顧、応援いただければ幸いです。
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解説「パッシブハウス」その3(最終回)
December 22, 2016
3回シリーズでお贈りした「パッシブハウス」の解説も本日が最終回です。
さて、ようやく弊社が昨年、富山県黒部市で施工した「前沢パッシブハウス」の話をしたいと思います。
設計は日本におけるパッシブハウスの第一人者でもある森みわ氏(キーアーキテクツ代表)。森みわ氏は、日本国内でパッシブハウスの普及啓蒙を推進する団体「一般社団法人パッシブハウスジャパン」の代表理事も務められております。そして、この建物の発注者(=お施主様)はYKK不動産株式会社様。つまり、国内サッシの大手メーカーであるYKK AP株式会社をグループに持つYKK株式会社が関与する特別な思い入れのある建物です。そして、その陣頭指揮をとったのは、グループ連結売上高7,400億円超、社員数4万4,000名を超える巨大組織のトップである吉田会長ということからもこの建物には並々ならぬ思いが込められていることが想像できます。
YKK吉田会長と森みわ氏との雑誌対談での出会いから始まったこの「前沢パッシブハウス」プロジェクト、実はこの業界においてはとても革命的な出来事でした。これまで日本の住宅の窓性能は世界的にみて非常に遅れをとっているとされてきました。しかし、3.11東日本大震災を契機に、前述した国内のエネルギー事情に対する不安と省エネ機運の高まりも合わせ、YKK AP社は弱点であった窓性能の強化に全社をあげて取り組むことを決断。その努力の結晶として登場したのが、「APW430」シリーズと呼ばれる高性能樹脂窓でした。ファスナーに始まり、アルミサッシが主力製品であった巨大企業が次世代標準に選んだ窓が、熱伝導率を極力低下させた「樹脂窓」ということ自体が非常に革新的であり、吉田会長率いるYKKグループが本気で世界に通用する窓をつくろうとした情熱がひしひしと伝わってきます。
そして、現在YKKが本社所在地としている富山県黒部市に建設されたのが、この「前沢パッシブハウス」なのです。前々回のブログ記事「その1」でも触れましたように、パッシブハウスはその段違いの高性能基準により、国内にはまだ10数件程度しか施工実績がない建物です。その中にあって、「前沢パッシブハウス」はいくつかの点で国内においてエポックメイキング的な位置づけの建物として業界から注目を浴びており、これまでにも数多くの建築関係者がこの建物に視察に訪れ、業界誌や住宅会社のブログ記事としても取り上げられております。
その大きな特徴は以下の2点です。
その1
【国産サッシを使用した日本初のパッシブハウス認定】
実は、日本国内でこれまで認定を受けたパッシブハウスには全て、海外製品の高性能木製サッシ等が使用されていました。つまり、これまではあまりの性能ギャップにより、国産サッシでは認定が取れないという事実がありました。しかし、この前沢パッシブハウスでは、前段で触れたYKK AP社が自信をもって世に送り出した高性能樹脂サッシ「APW430」(トリプルガラス仕様)を採用することで、国産サッシとして日本初となるパッシブハウス認定を受けた建物になります。このニュースは、業界に大きな衝撃を与えました。
その2
【気候条件の厳しい北陸エリアでの初のパッシブハウス認定】
認定された性能数値は、熱損失係数(Q値)=0.86(W/㎡K)、外皮平均熱還流率(UA値)=0.19(W/㎡K)、暖房負荷=15kwh/㎡・年という値になります。現在、日本の次世代省エネ基準で示されている北陸地域の性能値は、外皮平均熱還流率(UA値)=0.87(W/㎡K)以下、北海道基準までレベルを上げても0.46(W/㎡K)以下とされていますので、その性能差は歴然です。専門的な数値になりますので分かりにくいかもしれませんが、感覚的な表現でいうと「化け物」レベルの性能値です(笑)。どれだけ凄い数値であるかということを言葉で表すのは難しいですが、外気が0℃以下の環境でも、建物内に入った瞬間、その人の体温だけで室内温度が上がると聞いたら、その意味が伝わるのではないかと思います。それだけ、現在の日本国内の「高気密高断熱住宅」という基準が、世界レベルで見た場合にあまりにも説得力が薄いという事実に気付いていただければ、それだけでも皆様にとって大きな収穫になるのではないかと思います。
そして、ここで力説したいのは、その設計数値を現実に施工で実現することは非常に至難の業であるという点です。本体の断熱仕様も通常の住宅の施工レベルとは比較にならない高度な技術を要求されます。壁はフェノールフォーム80mm+セルロースファイバー200mm(東西)/240mm(北)がメインで、天井はセルロースファイバー300mmと断熱材の厚みとその収まりは通常の住宅建設とは比較にならない複雑さ。その上で非常に高レベルでの精度を要求されます。今回、前沢パッシブハウスの隙間相当面積(C値)は0.1㎠/㎡でした。これは、40坪の家に換算するともはや切手1~2枚分程度の隙間、つまり、ほぼ「隙間なし」と呼べるレベルの施工精度です。私たちカネタ建設の技術力が問われるデリケートな部分でもありましたが、建築スタッフたちの努力により、見事に設計の要求レベルに応える建物として完成させることができたことで、YKK AP社をはじめとする関係者の皆様より非常に高い評価をいただくことができました。(このことが、現在YKK様よりK-TOWN二期工事にて社員寮6棟同時施工を任されるきっかけにもつながっていると思います)
YKK APが社のプライドをかけて挑んだ日本初オール国産サッシ使用、かつ気象条件の厳しい北陸エリア初のパッシブハウス認定という、前例のない住宅建設は、絶対に失敗が許されないという点で、同時に弊社の社運を賭ける案件でもありました。設計の森みわ氏曰く「まるで三輪車のメーカーが、いきなりF1の設計図を渡されて作ったみたいね(笑)」と表現。それだけに、このパッシブハウスの成功は、私たちにとって大きな転換点となりました。この建設に至る過程で、上越地域でいちばん最初に省エネ建築診断士の資格を4名同時に取得するなど、カネタ建設の建築スタッフは、温熱環境に関する知識レベルを飛躍的に向上させ、また前例のない高度な施工経験を通じて、地域の高性能エコ住宅を推進するトップランナーとしての確かな手応えを得ることができました。
この成功の裏には、多くの関係者の皆様の支援があります。吉田会長をはじめとするYKKグループの多くの関係者の皆様、森みわ代表、青山さんをはじめとするキーアーキテクツの皆様、そして、きっかけをつくっていただいたオーガニックスタジオ新潟の相模社長・・・他にもここではご紹介しきれないほどの素晴らしいご縁と、挑戦するチャンスを与えて下さった多くの関係者の皆様に、あらためてこの場をお借りして心から感謝の気持ちをお伝えしたいと思います。
3回に渡り解説してまいりしました「パッシブハウス」に関するブログ記事、最後までお読みいただきありがとうございました。これから住まいづくりを考える皆様にとって、少しでも知っておいて損をしない内容の情報をお伝えしたつもりですが、分かりにくい点もあったかもしれません。このブログでは、これからも、時々こうした住宅の性能知識や、住宅業界の真実の部分をお伝えすることで、皆様のお役に立てればと考えています。
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