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小さな門番


October 15, 2016

大谷石

October 15, 2016

塩屋新田の家」の玄関アプローチの真ん中に鎮座するハコ型のオブジェ、実は玄関土間と同じ大谷石を組み上げて製作したものです。

 

 

大谷石

 

 

オブジェといっても、実は仮置きの存在。この場所には本来、将来的に自立型のインターフォンや外付けのポストなどを設置しようと考え、配線が引き込まれているスペースなのです。モデルハウスとしての展示期間、何もないと少し寂しいね・・・ということになり、大谷石の端材を利用して仮組をし、配線部分を隠しているのです。

 

 

大谷石

 

 

ところが、これが思いの外、存在感があってスタッフみんなにも好評。家の前で遊ぶ子供たちを見守る、来客をお見送りする際に玄関先でちょっと立ち話がはずむ・・・そんな時に、ここはうってつけの「ちょこっとベンチ」として活躍します。

 

 

大谷石

 

 

ちなみに、大谷石は、加工性に優れ、温かみのある優しい自然の風合いを持ち、和洋を問わず空間を演出する品ある自然素材。大正時代に建造され、建築家フランク・ロイド・ライトの傑作とい われた旧帝国ホテルに大胆に使用されたことでも有名な素材。音響効果もよく、脱臭性にも優れ、トルマリンのおよそ3倍のマイナスイオンを放出する特性も持っています。ただし、大谷石は柔かい多孔質石材。密度が低く、汲水率は高いため、風化しやすいという性質をもつため、とてもデリケート。風化も味と考えればそれもありです。ただ、外で使うのがちょっともったいないと思うくらい、贅沢な石。この家にとって、まさに門番と呼ぶにふさわしい存在です。

 

 

大谷石

 

 

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木の家マルシェ#2開催決定


October 14, 2016

木の家マルシェ#2

October 14, 2016

先月初めての試みとして開催し、大好評だった『木の家マルシェ』の第2弾が、早くも今月開催させていただく運びとなりました!

 

 

木の家マルシェ#2

 

 

題して、『木の家マルシェ#2』。10月30日(日)10:00a.m.~4:00p.m. 前回と同じく、上越モデルハウス「塩屋新田の家」にて開催させていただきます。まちの中にある小さなお家そのものがマルシェの会場です。ぜひ、ご近所を訪ねる感覚で足をお運びください。

 

 

『木の家マルシェ』とは、衣食住の分野における『地産地消』の大切さと『安心・安全・健康 』な暮らしに共感する仲間たちの手によってつくられる「小さな暮らしの市場」です。この上越地域で暮らす人たちの手による、この地域で生まれたモノや技術。その中でも、暮らしに身近で彩りを与えてくれる選りすぐりのモノ、コトを集め、実際の住まいと暮らし方を通じてもっと多くの方に感じていただきたい・・・そんな思いで企画させていただきました。

 

 

そして、今回の出店者様の顔ぶれがこのほど決定しましたので、こちらでご紹介させていただきます。

 

 

■こびと窯様(前回に続き出店)

 

こびと窯

 

アレルギーやアトピーに関して非常に問題意識を持っており、そのため”イースト”や市販の”天然酵母”は一切使わない主義を貫いています。イーストなどを使わずふっくら焼き上げるのは至難の業ですが、それでも安心安全な手づくりの美味しさを伝えたいという思いを大切にしています。小さいお店ながらもその理念に共感し、少しずつリピーターさんを増やしています。

 

 

■土の香工房 cotocoto様(前回に続き出店)

 

cotocoto

 

「発酵のまち上越」・「上越の自然豊かで四季折々の美味しい素材」を地域の皆さまをはじめ全国に発信しようと、食材をドライ商品や塩糀の商品作りに取り組んでいます。こちらのcotocotoさんも安心安全はもとより、地域に根差した商品づくりへのこだわりが強く、地元上越地域での住まいづくりを考えるキノイエとはとても馬が合うようです。

 

 

■株式会社妙高食品(初出店!)

 

妙高食品

 

土の香り工房 cotocoto様よりかねてよりご紹介いただいており、今回、満を持しての出店です。株式会社妙高食品様は平成27年1月に設立したばかりの新しい会社。地元の美味しい食材を活かした食品作りから始まり、先ずは美味しいお米の麺作りに着手いたしました。今までに無い米が持つ本来のうま味、ごはん味を出せないかと原材料にこだわり米粉のブレンド、製麺方法の研究を重ね第一号商品の『ごはん麺』が誕生しました。『ごはん麺』誕生後、新しいごはんの食べ方のテーマに妙高山麓と日本海に囲まれ、自然の恵豊かな上越地方の昔ながらの食材、新しい調味料で和みの食卓を演出できる逸品のセレクト、販売(食品販売)も行っております。

 

 

■手作りとうふの店 とうふ工房 矢代(初出店!)

 

とうふ工房矢代

 

定番のもめん、きぬのお豆腐から、季節限定の商品のお豆腐。油あげや生揚げなどの揚げ物。また、豆乳・おから入りドーナツなど、様々な商品を取りそろえております。国産大豆100%の豆乳をにがりのみでじっくり固めるという、こだわりの製法をしています。近くに流れる清流矢代川と妙高山を一望出来る場所に当工場はあります。昔ながらの手作り豆腐の味を全国に届けたい。という気持ちを込め家族で毎日こだわりの豆腐を製造をしています。そして、当店のとうふには、おいしさの秘密があります。自然環境豊かな妙高連山の麓、水は矢代の伏流水ときぬ”には沖縄産のにがり、“もめん”には赤穂の塩田にがりを使用して、今どきの豆腐には珍しく、にがりだけで固めています。特撰とうふの大豆は国産100%の大粒大豆を厳選使用し、大豆本来の旨味や甘味をだすために塩素を抜く活水機で大豆を洗い余計な味を排除しています。手間と時間、厳選素材で作られた“究極の矢代とうふ”どうぞ、ご賞味ください。

 

 

今回も素晴らしい出店者様に恵まれ、楽しいマルシェが開催できそうです。今後も少しずつ「最高の地元ライフ」を共有する仲間たちのネットワークを広げていきたいと思います。

 

 

木の家マルシェをはじめ、その他のイベント情報も盛りだくさん詰まった暮らしの情報紙『kinoie times(キノイエタイムス)』も間もなく発刊予定です。今月下旬に新聞折込にも入る予定ですので、ぜひ手に取ってご覧ください。

 

 

キノイエタイムスvol.2

 

 

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「耐震等級」だけでは見えてこない真実(続き)


October 13, 2016

プレウォール工法試験体

October 13, 2016

昨日のブログからの続きです。

 

 

昨日は、「家づくりで考えなければいけないことは、「連続した地震に耐えうる丈夫でしなやかな構造体」を選択する」ということについて触れ、キノイエでは「真壁構造」をもつ「プレウォール工法」という工法を採用しているお話をさせていただきました。

 

 

その中で、メーカー側が提供している「三次元実大振動実験」と呼ばれる連続地震を想定した振動実験結果の映像をご覧いただきましたが、その実験で使用された建物の実際の各接合部位の状態を撮影した写真がありますので、実験の概要と合わせ、こちらで一部ご紹介します。

 

 

プレウォール工法試験体

 

 

試験体の仕様は以下の通りです。

 

7.28m×7.28m 総2階建

建物重量:積雪1.0mを想定した建物

小屋:10.12t、2階床:7.92tの鉄板おもり

許容応力度計算より質点重量を算出

仕上げ :構造体のみ

耐震性能:耐震等級2

 

 

加振スケジュールは以下の通りです。

 

加振回数 地震波
1回目 JMA神戸海洋気象台地震波100%
2回目 JMA神戸海洋気象台地震波100%
3回目 JMA神戸海洋気象台地震波50%
4回目 JMA神戸海洋気象台地震波50%
5回目 JMA神戸海洋気象台地震波50%
6回目 JMA神戸海洋気象台地震波50%
7回目 JMA神戸海洋気象台地震波50%
8回目 JMA神戸海洋気象台地震波50%
9回目 JMA神戸海洋気象台地震波50%
10回目 JMA神戸海洋気象台地震波50%

 

※JMA神戸波は以下を想定

 

100% 震度7相当(X方向818gal・Y方向617gal・Z方向332gal)

 

 50% 震度6弱(X方向409gal・Y方向309gal・Z方向166gal)

 

 

実験結果は以下のようになりました。

 

 

<1階 損傷状況(釘の引抜け)>

三次元実大振動実験

 

 

<1階 損傷状況(釘の引抜け、折れ)>

三次元実大振動実験

 

 

<1階 損傷状況(釘の引抜けなし)>

三次元実大振動実験

 

 

<1階 損傷状況(合板 せん断変形)>

三次元実大振動実験

 

 

<1階 損傷状況(パネル枠材 割れ)>

三次元実大振動実験

 

 

<土台 損傷状況(割れ)>

三次元実大振動実験

 

 

<土台 損傷状況(ほぞ飛び出し)>

三次元実大振動実験

 

 

<土台 損傷状況(めり込み)>

三次元実大振動実験

 

 

<桁 損傷状況(鎌継ぎ 割れ)>

三次元実大振動実験

 

 

<2階 損傷状況(釘の引抜き)>

三次元実大振動実験

 

 

<2階 損傷状況(釘の引抜きなし)>

三次元実大振動実験

 

 

<2階 損傷状況(柱 割れ)>

三次元実大振動実験

 

 

<気密テープ 損傷状況(剥がれ、ちぎれ)>

三次元実大振動実験

 

 

 

<結論>

 

・建築基準法で定められている安全限界1/30rad(90mm※)を「1階9通り」で瞬間的に超える結果でしたが、倒壊には至っていません。

 

・震災建築物の被災度区分判定基準では、残留変形が1/200rad(13.5mm※)以下であれば構造体は健全であると判断します。

 

・一般的な木造住宅では、最大変形量の半分は残留変形として残ると言われていますが、プレウォール工法は最大変形量の1/15以下に納まっています。これは、筋違などのような脆性破壊が少なく粘りのある構造であったと言えます。

 

・構造体として健全ではあるが、釘の引抜けなど損傷も発生しています。震度6弱程度の地震であればそのままでも倒壊に至らないと想定できますが新築時耐震性能を戻すために、釘の増し打ちが必要と思われます。

 

※今回の試験における変位換算値

 

 

いかがでしょうか。「連続地震に強い家」というしっかりとした根拠を見ていただくことで、皆様にもご安心いただけるのではないかと思います。

 

 

キノイエは、イメージだけの家づくりは行いません。ソトとナカをつなぐ独自のデザインと引き算する設計に加え、エコで健康、そしていざという時の地震に対する技術的裏付けをもって、本物の安心安全な住まいを提供することを信条としています。

 

 

10月29日(土)・30日(日)の2日間、「窓・構造・断熱パネル・換気の一流専門メーカー担当者が直接教える! 高性能エコハウスのしくみ大公開」と題した、ちょっとした勉強会を開催します。今回ご紹介した「プレウォール工法」のパネルを製造しているウッドリンク株式会社の担当者より直接説明をいただける機会を設けてありますので、この機会にぜひキノイエ上越モデルハウス「塩屋新田の家」に足を運んでみてください。

 

 

高性能エコハウスを建てよう

 

 

イベントの詳細はこちら

 

 

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「耐震等級」だけでは見えてこない真実


October 12, 2016

連続地震

October 12, 2016

今年4月14日夜に発生した熊本地震から間もなく丸半年が過ぎようとしています。震度7の揺れが連続した熊本地震で多数の住宅が倒壊したことは、皆さんの記憶に新しいところです。あらためて、住宅の耐震性能の重要性についてユーザーの関心が高まっており、住宅購入を検討する際、住宅の「耐震等級」を気にされる方が増えてきているのも事実です。しかし、本当に地震に強い家を考えるなら、その基準だけで判断するのはちょっと早計です。

 

 

連続地震

 

 

本日のブログでは、この「耐震等級」だけでは見えてこない重要な要素について、なるべくわかりやすく解説してみたいと思います。

 

 

その前に、まずは住宅の地震に対する強さの基準である「耐震等級」について、ここであらためて整理してみましょう。

 

 

「耐震等級」は、平成12年に制定された「住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法)」で、建築主・購入者が、建物の耐震性の目安にするためのものとして定められました。

 

 

「等級 1」が、建築基準法で求めている耐震性と同等の強度。

 

「等級 2」が、建築基準法で求めている耐震性の1.25倍の強度。

 

「等級 3」が、建築基準法で求めている耐震性の1.5倍の強度。

 

 

「建築基準法で求めている耐震性」とは、「数百年に一度発生する地震(東京では震度7程度)の地震力に対して倒壊、崩壊せず、数十年に一度発生する地震(東京では震度6程度)の地震力に対して損傷しない程度。」とされています。 当然、耐震等級が高ければ高いほど、震度6を超える地震に対して倒壊もしくは損傷のリスクが軽減されます。

 

 

ところが、今回、連続して余震の発生した熊本地震では、多くの家屋が2回目以降の大きな揺れ、もしくは複数回に渡る連続した余震によって倒壊、損壊しました。今年4月14日夜、熊本県益城町で震度7の揺れを観測した地震で避難した人たちが自宅に戻った後、2日後の16日に発生したマグニチュード7.3の大地震で自宅が倒壊し、死亡するというニュースをご存知の方も多いと思います。

 

 

<熊本地震発生直後からの地震回数(震度1以上)>

熊本地震発生回数

2016年4月14日(木)~29日(金)午前10時までの熊本県熊本地方、阿蘇地方、大分県西部、中部の震度1以上の地震回数(日本気象協会データより)

 

 

実は、建物の強度を定めたこの建築基準法は、2回の大地震を想定しておらず、連続した地震によって耐震補強のための筋交いが外れたり、その固定部分が壊れたりして耐震補強の役目を果たさなくなる等の理由により、構造性能が低下すると言われています。

 

 

つまり、連続地震の発生に耐えられる家を考えるのであれば、「耐震等級」だけでは片手落ちになるということです。ちなみに、気象庁は昨日(11日)、熊本地震の地震回数(震度1以上)を精査した結果、10月10日現在で2137回としていた回数が、約2倍の4081回だったと発表しました。これだけの回数の揺れに対して、住宅の耐震性能を一時的な強度の目安である「耐震等級」だけで判断するというのは、とても危険なことであるということがお分かりいただけると思います。

 

 

そこで、家づくりで考えなければいけないことは、「連続した地震に耐えうる丈夫でしなやかな構造体」を選択するということです。

 

 

キノイエでは、その一つの答えとして、本震だけでなく、繰り返す余震にも備えるため、「真壁構造」を用いた「プレウォール工法」という工法を採用しています。「真壁構造」とは、地震の揺れが構造体に伝わる際、柱と柱の間にある壁が突っ張ってしっかりと耐える構造になっています。これに対し、柱に壁材をくぎで打ち付けるだけの「大壁構造」は、大きな揺れに対して打ち付けたくぎと共に壁材が外れることにより、それ以降の地震に対しては、ねじれを支えることができない状態になります。

 

 

 

プレウォール工法

プレウォールパネル

 

 

<柱と構造壁を上から見た比較>

真壁構造   大壁構造

 

 

イラストのように、柱と柱の間にある構造壁が外れにくい「真壁構造」は、「大壁構造」に比べ柔軟性があり、繰り返しの揺れにも強いので、余震があっても安心な構造になっているのです。

 

 

試験回数

 

 

ここに、プレウォールパネルを採用した住宅の三次元実大振動実験を行った際の映像があります。少し広告っぽい印象が強いかもしれませんが、とてもわかりやすい映像ですので、参考になると思います。(メーカー提供映像)

 

 

 

 

さて、昨日のブログでもお知らせいたしましたが、10月29日(土)・30日(日)の2日間、「窓・構造・断熱パネル・換気の一流専門メーカー担当者が直接教える! 高性能エコハウスのしくみ大公開」と題した、ちょっとした勉強会を開催します。今回ご紹介した「プレウォール工法」のパネルを製造しているウッドリンク株式会社の担当者より直接説明をいただける機会を設けてありますので、この機会にぜひキノイエ上越モデルハウス「塩屋新田の家」に足を運んでみてください。

 

 

高性能エコハウスを建てよう

 

 

イベントの詳細はこちら

 

 

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高性能エコハウスを建てよう


October 11, 2016

高性能エコハウスを建てよう

October 11, 2016

イベント告知ページ、新着情報ページでもお知らせいたしましたが、10月29日(土)・30日(日)の2日間、少し趣向を変えたイベントを開催いたします。

 

題して、「窓・構造・断熱パネル・換気の一流専門メーカー担当者が直接教える! 高性能エコハウスのしくみ大公開」。

 

 

高性能エコハウスを建てよう

 

 

結露せず、足元まで暖かく、年間冷暖房光熱費が極力かからない、高性能なエコハウスに住みたい・・・これは、誰もが願うことです。しかし、巷にはたくさんの情報が溢れており、本当に高性能なエコハウスをどうやって選べばいいのか迷われている方は非常に多いのではないでしょうか?
そこで、住まいの高性能化に欠かせない窓・構造材・断熱パネル・換気システムに関して、実際に多くのハウスメーカーや工務店の住宅づくりに関わってきた専門メーカーのスペシャリストたちを招いて、高性能エコハウスの仕組みや性能の違い、会社選びのヒントを直接聞くことができる企画をご用意しました。「住宅づくりの真実を専門メーカーの立場から話していただきたい」という私たちの企画主旨に、今回3社の一流専門メーカーの皆様が応えてくれました。

 

 

住宅のつくり手からはどうしても一方的に「自社のつくる住まいが一番!」と自画自賛気味になってしまいがち(笑)ですが、彼らは違います。数多くの住宅会社の住宅新築に関わり、そこで実績を認められ、支持されてきた商品があります。そこには、性能を担保するために絶対に譲れない、その分野に関する家づくりの不文律を持っています。住宅の性能に直接影響する部分を担う専門メーカーだけが語れる、家づくりの真実をぜひ皆様にも聞いていただきたいと思います。

 

 

ykkap

 

 

YKK AP株式会社様は、皆様もよくご存じの日本を代表する高性能窓メーカー。元々はアルミサッシで成長したサッシメーカーでしたが、近年、日本の住宅の断熱気密性能のレベルアップのために、相次いで高性能な樹脂窓を開発し、世に送り出しています。

 

 

woodlink

 

 

ウッドリンク株式会社様は、お隣富山県の会社。社名にもあるように長年「木」を専門に扱ってきた会社だけに、精度の高いプレカット構造材の生産はもとより、独自の研究施設を持ち、住宅の高気密高断熱化に貢献すべく高耐久で結露フリーの構造・断熱パネルを開発し、成長しているメーカーです。

 

 

marbex

 

 

株式会社マーベックス様は、換気システムの専門メーカー。社名の由来には、“エコロジカルなシステムによってより快適で健康な建物を作る” という意味が込められています。メーカー側の論理ではなく、お施主様側の論理からオリジナルの商品開発を行い続けている優れた会社です。

 

 

様々な住宅会社を見てきた彼らが感じている家づくりの現場の今と、本当に失敗しない住宅会社選びのためには、どのような点に注意すればよいのか?など、ここでしか聞けない価値のある情報がたくさん詰まったイベントになると思います。

 

 

住まいの性能は大工の腕だけで決まるものではありません。木造の心臓部となる大工技術はもちろん重要ですが、住宅の断熱・気密・換気など、居住環境とエネルギー消費量に直接影響を与える基本的な性能は、あらゆる産業の技術によって支えられており、家づくりにおいては木造技術同等、あるいはそれ以上に重要なファクターです。今回のような、窓・構造材・断熱材・換気システムの専門メーカーが一堂に会する機会はめったにありません。ぜひ、この機会に上越モデルハウス「塩屋新田の家」に足をお運びください。

 

 

イベントの詳細はこちら

 

 

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10月10日の地鎮祭は


October 10, 2016

地鎮祭

October 10, 2016

本日は、糸魚川市内にて地鎮祭が執り行われました。

 

 

地鎮祭

 

 

連日の雨で当日の天候が心配されましたが無事にもちました。

 

 

「今日はお天気に味方していただきましたね。」

 

 

ふと、そんな会話をしていると、お施主様のお父様から、

 

 

「大丈夫。今日は、東京オリンピックの開幕日だから絶対に降らないよ。」

 

 

という言葉が。

 

 

そうなんです。本日10月10日は「東京オリンピック」の開会式が行われた日(昭和39(1964)年)。それを記念しての体育の日。調べてみると、こんな記述がありました。

 

 

‟夏季オリンピックとしては大変遅い開幕でしたが、東京の夏は気温と湿度が高く、10月上旬までは秋雨前線が停滞することなどを考慮して日程が決められました。東京オリンピック開会式を記念して、昭和41年(1966年)に10月10日が「体育の日」として祝日になりました。(平成12年(2000年)にハッピーマンデー制度が導入されたため、「体育の日」は現在では10月第2月曜日となっています。)

10月10日は過去の統計から晴れが多い日として知られており、オリンピック開会式当日も前日の雨模様の天気が一転して朝から絶好の天気に恵まれました。気象庁の発表によれば、東京で「体育の日」に1mm以上の雨が降った回数は、昭和41年(1966年)から平成11年(1999年)までの34年間でわずか5回です。

なお、6月28日には雨が降りやすく、11月3日は晴れの日が多いなど、ある気象状態(晴れ、雨など)がその前後の日に比べて高い確率で現れる日を「特異日」と言いますが、その原因はよくわかっていません。”

 

 

本日もまさに52年前の東京オリンピック開幕の日と全く同じ状況。不思議ですが、こういう特異日に地鎮祭が執り行われたこと、お施主様のお父様は初めからご存じだったのでしょう。

 

 

とても記憶に残る地鎮祭となりました。

 

 

地鎮祭

 

 

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暮らしの勉強会


October 9, 2016

暮らしの勉強会

October 9, 2016

キノイエでは、定期的に「暮らしの勉強会」を開催しています。

 

 

暮らしの勉強会

 

 

毎月1~2回程度開催し、「得する住宅ローンの選び方」、「エコで健康な家づくり」、「木の家づくりコンセプト」、「暮らし方から考える土地相談会」という4つのテーマの中からお客様の知りたいテーマ選んでご予約いただくというスタイルをとっています。

 

 

今月はこの土日2日間に渡り開催。おかげさまで今回も各テーマに様々なお客様からご予約いただきました。中には、「全ての勉強会に参加したい」ということで、2日間に渡って会場に足を運んでいただいたお客様もいらっしゃいました。この場をお借りして心より感謝申し上げます。

 

 

暮らしの勉強会

 

 

各勉強会のテーマは、スタッフがこれまでの経験と最新の住宅事情を元に作成されたプレゼンテーションを中心に、家づくりの前にお客様に本当に知っておいていただきたい重要なポイントをわかりやすく解説します。参加いただいたお客様はこまめにメモをとったり、気になる部分について質問されたりと、皆さんとても真剣。普通の完成見学会や展示場では聴けなかった話がどんどん飛び交います。家づくりで最も大切なことは、作り手とこうした真剣なキャッチボールを何度も繰り返すことで、お客様自身が自分たちが建てようとする家の全てに確信をもつことではないかと思います。

 

 

ちなみに、各勉強会のポイントについてほんの少しだけご紹介すると、こんな感じです。

 

 

「得する住宅ローンの選び方」

✓元銀行マンが行員時代にはお伝えできなかったことを家づくりを応援する立場からホンネで解説

✓住宅ローンの選び方で、一生涯に支払う金額が数百万円も変わる!?

✓金利の種類は大きく分けて3種類、その長所短所をよく理解して金利を選ぶことがとても重要

✓住宅ローンは借りた後のことも考えて選ぶことが大事。借りた後のポイントについても丁寧に解説します

✓e.t.c.

 

 

「エコで健康な家づくり」

✓日本の住宅は環境先進国に比べて何十年も遅れていることをご存知でしたか?

✓どこの住宅会社も唱えている「高気密高断熱」には、考え方やレベルに大きな差

✓快適で省エネな家は注文しても簡単には手に入らない

✓健康を害する家、健康を維持できる家、その違い

✓「見えないコスト」を知る 建てる家の生涯価格を知る

✓e.t.c.

 

 

「木の家づくりコンセプト」

✓なぜ自然素材はいいの?

✓日本人の暮らし方と住まいが果たしてきた役割 そしてこれからの家

✓木の家の本当の価値

✓本物を知ると、家づくりが変わる

✓小さくつくって大きく暮らす「引き算」の設計

✓e.t.c.

 

 

「暮らし方から考える土地相談会」

✓家づくりを本業とする会社だからこそ話せる土地選びの真実。

✓分譲地の中にある4種類の土地、あなたはどこを選びますか?

✓土地は平面だけではなく立体で考える。土地選びに必要な「目」を養いましょう。

✓スーパーで牛乳を買う/不動産屋さんを通じて土地を買う・・・2つの話から学ぶべきこと。

✓e.t.c.

 

 

暮らしの勉強会

 

 

スタッフも常に勉強。そして勉強会を重ねていく中で、お客様からいただいたご意見やご質問を元に、その都度、勉強会の中身をより聴きやすくわかりやすいものへと進化させていきます。家づくりをお考えの皆様に、「参加しておいて本当によかった!」と思っていただけるような、価値のあるユーザーメリットをご提供できる、オンリーワンの勉強会をお届けしていきたいと思います。

 

 

暮らしの勉強会について、ご興味のある方はぜひ私たちまでお声がけください。

 

 

|お問合せページへ|

 

 

 

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技術で「閉じる」、デザインで「開く」


October 8, 2016

|注文住宅|工務店|上越|糸魚川|妙高|土間|大谷石|キノイエ|塩屋新田の家

October 8, 2016

住まいを高気密・高断熱化することで得られるメリットが、単に「冬暖かく」「夏涼しい」ということだけでは、建築屋としてはとても中身の薄い話です。大切なのは、「暮らし方」に与える変化とメリットでしょう。

 

 

例えば、以前のブログ記事「玄関ホールを使い倒す」。この記事では、玄関ホールをリビングの空間として取り込み、小さくつくって大きく暮らす一つの工夫としてご紹介させていただきましたが、それを実現しているのは、高い断熱気密性能、つまり、きちんと「閉じる」技術が確立されているからです。

 

 

キノイエ 土間

 

気密処理

 

キノイエ

 

 

ところが、一方で、高性能な断熱材の吟味に力を入れながらも、内部に寒さを残すような設計を当たり前に行っている家づくりもまだまだ多く存在します。その典型が玄関。玄関が冷える設計のままだと、ホールと廊下も寒くなり、何重ものドアで仕切りをし、風除室まで設けて寒さに備えるような設計になっている住宅をよく見かけます。中途半端な断熱材知識のまま設計を行うと、必然的に、玄関ホールは寒い場所だと常識的に考えて、家の中にあってもさらに閉じてしまう場所が生まれてしまうのです。

 

 

平牛の家_玄関ホール

 

 

これがもし、明確な根拠をもって家のナカとソトをしっかりと断熱できれば、内部は徹底して開放的な空間にデザインすることが可能となり、暮らし方にも様々な可能性が生まれてきます。玄関やホールが居間の一部になるだけでなく、床下や屋根裏も変化に富んだ内部空間になります。

 

 

キノイエ 平牛の家

 

 

正しい技術で「閉じ」、デザインで「開く」という設計思想をもつことで、住まいはよりコンパクトでも広々と暮らせる高性能なものへと進化させることが可能です。「小さくつくって大きく暮らす」をロジカルに実現する。これが「小さな邸宅~キノイエ」のポリシーです。

 

 

 

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世界一「燃費の悪い住宅」


October 7, 2016

増加する家庭のエネルギー消費

October 7, 2016

日本の住宅は世界一「燃費の悪い住宅」であるという話を聞いたことがあるでしょうか。

 

 

その前に、日本という国自体、住宅を建てる上では、世界の主要都市の中でも厳しい気候環境の下にいるという事実を知っておく必要があります。下の表をご覧ください。

 

日本の気候比較

1971年から2000年までの気温(月別平均値)と降水量(月別平均値)

※参考資料:国立天文台編『理科年表』2011年版

 

 

日本の夏は熱帯地域並みに耐え切れないほど蒸し暑く、冬は寒冷地の北ヨーロッパの寒さに匹敵する地域を多く数えます。夏の大阪はタイのバンコクに匹敵し、冬の東京は、酷寒のパリより少し暖かいだけです。一番南端の鹿児島にも雪が降ります。

 

 

冬の北ヨーロッパは都市暖房が標準ですが、日本は各世帯がそれぞれ「間欠暖房(点けたり消したりする暖房方法)」に依存しています。つまり、快適さの質がまったく違っているのです。加えて、日本の住宅は、環境先進国であるドイツやフランス、そしてイギリス等と比較して、住宅の断熱気密性能が平均的にレベルが低く、かなり遅れを取っているのが現状です。

 

 

<世界の樹脂窓普及率>

世界の樹脂窓普及率

出典:樹脂サッシ工業会/日本:2010-2011、アメリカ:2010-2011、ドイツ:2005、樹脂サッシ普及促進委員会/中国:2000

 

 

先ほどもご紹介したように、その過酷な気候条件下から、日本の家は、冷暖房がほぼ一年中活躍しています。にもかかわらず、住宅の断熱気密レベルが世界標準から遅れを取っているために、せっかく暖めた冬の室内の熱は、すぐに外に漏れていき、せっかく冷やした夏の室内には、外の熱気が攻めてくるという構造になっています。要するに、世界一「燃費の悪い住宅」を量産している国といえます。

 

 

その最大の違いは国策。国が義務とする住宅の省エネ基準レベルの違いが大きいと言われています。原因は、エネルギー依存に対する危機意識と国レベルでの対応の遅れ。今や日本の全エネルギー消費量の約14%が家庭用。石油ショック前の1973年から20011年までの間に、2倍以上に増加しています。このまま家庭でのエアコン使用が抑制されずに電気消費量の拡大が続けば、化石燃料のほとんどを輸入に頼る日本国内のエネルギー事情に深刻な影響を与えることになります。近年、ようやく国もその現状に危機感を持ち始めたところです。

 

 

増加する家庭のエネルギー消費

 

 

今まさに、日本の住宅政策は転換点に立っている状況だといえるでしょう。転換点ということは、つまり、現在は様々な意識レベルの住宅会社が混在している状況だということです。2020年に義務化が予定されている「次世代省エネ基準」は最低の基準を定めているだけで、極めてゆるい基準。本当の快適さや省エネ性能を約束するものでは到底ありません。

 

 

「燃費のいい」住まいと「燃費の悪い」住まい、あなたならどちらを選びますか?自動車に例えていうなら、本体価格だけをみて選ぶ人がいないのと同じように、住宅にも本体価格だけでは見えてこない「燃費」に関するしっかりとした根拠を見分ける必要があるのです。

 

 

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キノイエ タイムス vol.2


October 6, 2016

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October 6, 2016

キノイエの暮らし方を広く知っていただくための情報紙「kinoie times(キノイエ タイムス)」第2号の打ち合わせを現在行っています。

 

 

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今回のテーマは、「エコで健康な木の住まい」の魅力にフォーカスして、家づくりをお考えの皆様によりわかりやすく、一つでも有用な情報を持ち帰っていただけるような見学会や勉強会の企画を準備したいと、担当者の間では盛り上がっています。

 

 

ちなみに、現在表紙のデザインを検討中ですが、今のところの案はこんな感じ。このブログをご覧になった方にはちょっとフライングしてお見せしちゃいます(笑)今回の表紙は、先月行われた秋の暮らし方見学会「おうちキャンプ」の1ショット。ソトとナカをつないで暮らしを楽しむ家の魅力を少しでも感じていただければ幸いです。ただし、最終版の表紙デザインは変更になる場合がありますので、あしからず。発刊は今月中旬を予定しています。

 

 

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また、前回好評だった「木の家マルシェ」の第2弾も計画も進行中です。街なかにたった一日だけオープンする小さな暮らしの市場、参加店舗の皆様と仲良くわいわいアイディアを出し合いながら、第2弾も皆様に楽しんでいただけるような催しにしたいと考えています。今回はどんなマルシェになるのか乞うご期待。

 

 

 

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