花の便り
May 13, 2022
先日、陀羅尼町の家のオーナー様から「花の便り」が届きました。
昨年(2021年)の秋にお引渡しをしたキノイエで迎える最初の春でした。
初めてオーナー様とお会いしたのが3年前の秋、築50年のお宅の建て替えのご相談にいらっしゃり、建築地は歴史ある街並みの城下町高田、雁木(がんぎ)通りがある地域。
オーナー様のお土地も、その幅は9.6m。けっして広いとは言い難い敷地環境でした。
家づくりを検討されているお客様は皆、色々な心配をされています。
陀羅尼町の家も、土地の幅に合わせて建てられるのか?
防火地域での建築で外壁に木を使えるのだろうか?
町家の景観に馴染む家になるのだろうか?
オーナー様のお話を聞き、一つ一つご不安を解消しながら計画を進める中、
「隣の公園の桜を家の中でも見れたらいいな」と話された事を今でも鮮明に覚えています。
ソトとナカをつなぐ設計のキノイエにぴったりの場所でした。
敷地調査の様子 : 奥には借景したい満開の桜が咲いている
キノイエのコンセプトをブログにて度々紹介させていただいていますが、歴史ある街並みにも馴染むキノイエを選んでいただき、周辺の景色に馴染み・溶け込む、さらには家の中にとりれる。
現代町屋ならではの、外に開く設計により借景の美しいキノイエが完成しました。
生まれ育った町の四季を感じながら暮らす、最高の地元ライフ。
キノイエで是非ご体感ください。
陀羅尼町の家ルームツアーはこちらから
新たなキノイエ「国府の家」
May 7, 2022
暖かな春の日差しの中、先日キノイエ「国府の家(仮称)」の地鎮祭が執り行われました。
オーナー様ご家族もこれから始まる家づくりに胸の高鳴りを抑えられない様子でした。
「国府の家」が建てられる上越市国府は、越後国府が設置されていた所とされ、
五智国分寺や居多神社などの由緒ある社寺が点在する場所であり、
近くには親鸞聖人が上陸した居多ヶ浜(こたがはま)もあります。
この新潟県上越市の史跡が数多く残る国府に建てられるキノイエ。
写真 : 五智国分寺
写真 : 居多ヶ浜
写真 : 居多神社
現代町屋のディティールは古くからある街並みにも、新しく作られた造成地にも馴染みます。
これから始まる「国府の家」のお話をたくさん伝えられればと思います。
オーナー様との出会いから、なぜキノイエが選ばれたのか。
どのようにして敷地から考える設計を行ったのか。
住宅の性能はどうなのか。
これから家づくりを考える皆様の参考となればと思います。
10年後、20年後も続く絆
October 11, 2021
先日、キノイエ「陀羅尼町の家」の家の引き渡し式を行いました。
着工というと、これから始まる家づくりにワクワクとしますが、
お引渡しの時は少し寂しい気持ちになります。
オーナー様との出会いから、打ち合わせを重ねた日々が次々と思い出されます。
「終の棲家を求めて家づくり考え始め、初めてキノイエのモデルハウスに訪れた時、ビビッときました。そしてファーストプランを見た時、もっとビビッときました。これは、上品な住まいになりそうだと感じました。」
「10年、20年後のお付き合いはもちろん、さらに健康に配慮した住まいをつくってくださったので、30年後も変わらず皆様とお付き合いできると今から楽しみにしています。」
オーナー様からいただいた言葉が本当にありがたく、この仕事をしていて本当に良かったと感じる瞬間です。
これからもどうぞよろしくお願いします。
スタッフ一同御礼申し上げます。ありがとうございました。
10年後、20年後も健康でいられる住まい。
モデルハウスにて是非ご体感ください。
オーナーインタビュー動画公開しました
July 30, 2021
上越市内に建てられた「西本町の家」のオーナー様に、キノイエを選ばれた理由、住み心地、暮らしてみての感想などをインタビューした動画をYouTubeで公開しました。
家づくりを考えるようになって、ふとキノイエのモデルハウスに足を踏み入れて以来、ずっとキノイエの住まいが気になっていたB様ご家族。その後たくさんの住宅メーカーの展示場を見て回って出した結論が、自然素材を生かしたデザインと高性能、庭との連続性を考えた間取りのキノイエに住むことでした。
実際に暮らし始めてみると、その快適さと暮らしやすさに満足されている様子。ソトとのつながりによって、生活スタイルも少しずつ変化していったようです。
オーナー様の声を編集した動画は以下の画像をクリックしてください。
木陰を楽しむアプローチ、大谷石の開放的な土間玄関、ソトとナカをつなぐでウッドデッキなど、キノイエのアイデンティティが随所にちりばめられた西本町の家。コンパクトでありながら、広がりを感じる視界設計、パブリックとプライベートを“つかず離れず”絶妙につなげた生活動線など、見どころいっぱいの住まいです。
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建設地:新潟県上越市西本町地内
設計・施工:株式会社カネタ建設
竣工 2018年
UA値 0.45 W/㎡K
HEAT20 G1 (5地域)
C値 0.4㎠/㎡
耐震等級 2
認定長期優良住宅
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歴史ある街並みだからこそ
April 14, 2021
先日、上越市内にて地鎮祭が行われました。
青空と満開の桜を見ながら、あらためて四季のある日本の良さに気付かされました。
これから着工となる「陀羅尼町の家」は城下町高田の歴史ある古き良き街並みの中に建てられます。
間口が狭く、奥行きが広い「町家造り」が残る城下町高田。雁木(がんぎ)と言われる家の前に出した庇(ひさし)が有名で、かつては日本海側の諸都市で見られましたが、明治以降は減少しました。
高田地区では、現在も雁木が数多く残っており、その長さは日本一と言われています。そんな歴史的町並みの中で地域の皆様に親しんでいただけるように、そして桜の美しさになじむように設計されたキノイエ。
オーナー様も桜の並木越に「完成すればこのようにこの桜の後ろに我が家が見えるんですね」と嬉しそうにお話していました。
この桜は高田城址公園と同じく、樹齢100年以上の見事な「ソメイヨシノ」です。歴史ある街並みだからこそ選ばれるキノイエ。
今から来年の春が楽しみです
丁寧な暮らし 続き
June 16, 2020
西本町の家の2年定期点検の様子、続きです。
玄関の中に入ると、家族のライフスタイルがまるでアート作品のように整然と並べられてお客様をお出迎え。
デンマークの暮らしに通じる、自転車をベースにした移動スタイルがとても絵になります。
玄関ホールに置かれたオブジェたち。一つひとつ丁寧に選ばれています。
こちら、お子様のために手づくりされた木製キッチンはなんとご主人の作。現在、第2作目のドールハウス製作に取り掛かっています。
まちなかの立地でも上手に視界を遮り、自然を取り込むことで、住まいはコンパクトでも広がりのある上質な空間に変わります。
また、実際、暮らしてみての率直な感想として、オーナー様からは、“おかげさまで温熱環境に関しては夏も冬もストレスフリーな暮らしをさせていただいております。”というお言葉もいただいています。
そして、オーナー様からのメールの文末には、こんな嬉しい言葉が。
“新型コロナウイルスの影響で移動の自粛が求められる中、住宅の価値が見直されていると思います。「家に居る」事へのストレスを少なくするには、住宅の気密断熱性能はもちろんのこと、人と人とのちょうどいい距離感を作る間取り、適材適所に使う自然素材、そして快適な庭空間による癒しも重要な要素だと思います。色々考えることはありましたが、今、この家に住めて本当によかったなと思っています。カネタさんの個人住宅でのますますのご活躍を期待しています!”
私たちにとっては何物にも代えがたい最上級の賛辞。お施主様との出会いに心から感謝の気持ちでいっぱいです。
緑に囲まれた西本町の家の丁寧な暮らしぶりは、キノイエ の理想形の一つとも言えるかもしれません。上越地域で最高の地元ライフを暮らしをお求めの方は、ぜひ私たちにご相談ください。
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丁寧な暮らし
June 14, 2020
先日、西本町の家の2年定期点検にスタッフがお邪魔させていただきました。
2018年6月、お引き渡し直後は上の写真のような感じでしたが・・・
<写真:オーナー様提供>
お引き渡し後2年で、緑に囲まれた素敵なアプローチに成長しました。
<写真:オーナー様提供>
自然との相性がとてもよいキノイエ の住まい、ソトとナカをつなぐ、コンパクトでハイクオリティな暮らしは、こうして年月を重ねる中で完成していきます。
<写真:オーナー様提供>
後日、オーナー様よりお礼のメールと共に、お住まいの素敵な写真を送っていただきました。メールの内容を少し抜粋してご紹介します。
“建築時に木を植えていただいたおかげで庭造りに興味が出てきて、今では庭のことを考えない日はないくらいドップリはまっています。
木を植えることは、建物の外観を美しく見せる最も低コストで最も効果のある方法だと本当に思います。これからも、木に興味のない施主にも積極的に植樹を勧めてあげてください。最低でも3本。重要なのは、リビングなどからよく見える位置に木と下草類を植えることです。毎日目に入れば、イヤでも庭に手を入れたくなりますよ(笑)。
我が家では今回、ウッドデッキに思いきり近づけて高木(ナツツバキ)を植えてみました。日当たりが悪くなるかなとちょっと心配しましたが、緑をより近くに感じられるようになり、気がつくといつも庭を眺めています(娘も)。建物の窓に思いきり近づけて植えるのも、ありだなーと思います。”
<写真:オーナー様提供>
<写真:オーナー様提供>
<写真:オーナー様提供>
庭のお手入れ道具もオーナー様の手作り。
<写真:オーナー様提供>
生ゴミもコンポストのキエーロを使い、腐葉土にされています。中ではカボチャの種が発芽し、スクスク育っているようです。オーナー様からは、こんなお勧めのコメントが。
“我が家が使用している生ごみコンポスターのキエーロですが、本当におすすめで、ゴミの削減のためにもっとみんなに使ってほしいです。夏場は本当に生ごみが2週間程度で消えます。他のコンポスターのようにゴミでいっぱいになりませんし、天ぷら油も投入できますし、ニオイも気になりません。”
<写真:オーナー様提供>
緑と共生する丁寧な暮らし、ご家族が価値観を共有し、お手入れもとてもしっかりされている様子が伝わってきます。
お家の中の様子、その暮らしぶりもご紹介したいと思います。続きは後日。
※2020年6月15日 オーナー様からいただいたメールと写真がとても素晴らしかったので、本文の追記と一部写真の差し替えを行いました。
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オーナー様からのフォトお便り(頸城の家)
May 19, 2020
昨年12月にお引渡しをさせていただきました「頸城の家」のオーナー様から近況写真が数枚届きました。
今年の1月。住み始めてひと月ほど過ぎた頃。
2月。今年は小雪でしたが、ちゃんと雪だるまをつくれました。透き通る空気の向こうに見える米山が美しいです。
今月の様子。夕暮れ時の水田に映る米山のシルエット、マジックアワーで少しずつ変化する色合い、なんとも贅沢な時間です。
新緑が美しい季節。これから夏に向けて、窓の向こうの水田は一面鮮やかな緑のカーペットに変わっていきます。
それぞれの季節を楽しむ暮らしぶり、お子様たちがのびのびと育っている様子が伝わってくる、何とも言えない素敵な写真です。写真を送っていただきました頸城の家のオーナー様に心から感謝申し上げます。
また、同時に今後もキノイエのオーナーの皆様からの近況写真をお待ちしています。いただいた際には、順次こちらのブログでご紹介してまいりたいと思いますので、ぜひコメントを添えて送ってください。
今、コロナ禍により、多くの人たちが日常での移動や活動を制限されている状況ですが、このように、オーナー様がおうち時間を楽しんでいる姿を拝見することができると、私たちの家づくりは間違っていないということを強く実感でき、家づくりを仕事にする者にとってこの上ない喜びです。
今後もおうち時間を楽しむ家族のたくさんの笑顔を想像しながら、最高の地元ライフを創造していきたいと思います。
昨年12月の完成見学会の様子。スタッフでパチリ。
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永遠のパートナーに
May 8, 2020
先日のブログでもご紹介をさせていただいておりました 南寺町の家 をお施主様にお引き渡しさせていただきました。
いつもとは少し雰囲気の違う、三密対策を意識しながらのお引渡し式となりましたが、出会いからこの日を迎えるまでを振り返りながらの「密度の濃い(笑)」お引渡し式となりました。
キノイエの住まいのコンセプトのひとつに「飽きのこないデザイン」があります。
何十年経っても色褪せない、時が経つほどに深みと愛着が増す家。
これからスタートをして何十年も歩み続けていく、そんなご家族の暮らしを私たちはずっと支え続けていきたいと考えています。
お引渡しをして終わりではなく、これから先も共に。
オーナー様ご家族の皆様、これからもキノイエをよろしくお願いします。
「南寺町の家」の施工写真はこちらをどうぞ
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今できることを
April 1, 2020
全世界で猛威を振るう新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大。欧米の各都市で医療崩壊が発生し、世界中が震撼しています。次はいよいよ東京がロックダウン(都市封鎖)宣言を発令するのでは?という噂までがメディアを駆け巡るなど、国内にも大きな不安と緊張が走っています。それが現実にならないことを祈るばかりです。
感染はしたものの症状が出ない、いわゆる無症状感染者数の実態が分かっていません。自分を含めた周囲に感染者がいるかもしれないという危機意識の下、まずは目の前の感染リスクを防ぐ手段を私たち一人ひとりができる限り考え、一つでも多く行動に移すことが大切になってきます。
そんな中、弊社では先日、関係者の方のご協力をいただき、除菌用の次亜塩素酸水を大量に分けていただくことができました。次亜塩素酸除菌水とは、塩酸または塩化ナトリウム水溶液を電気分解することにより得られる、次亜塩素酸(HClO)を主成分とする水溶液で微酸性に調整した除菌水で、食品加工等の分野において洗浄・消毒用途などで使用されているものです。アルカリ性で毒性の高い「次亜塩素酸ナトリウム」とは違い、人体への影響も少なく、アルコール消毒液のような臭気や手荒れの心配もない、環境にも優しい新型除菌水でありながら、ノロウィルスやインフルエンザウィルスなどを数十秒で死滅させる高い殺菌力(ppm/濃度にもよります)と消臭効果が特徴です。
ちなみに、通常この次亜塩素酸水の最大の弱点は、保存期間が短い(通常製造から3ヶ月~6ヶ月ほどで効果がなくなる)ことで、粗悪な商品の場合、納品後に成分を分析したら「ただの水(=0ppm)」になっていたという事例も報告されています。しかし、今回私たちが調達した次亜塩素酸水は、製造元企業が地元の大学と共同研究で考案した独自の製法により、最大18ヶ月間除菌効果が持続するという優れもの(特許取得済み)。安心して長期保存が可能な製品です。
そこで、まずはこの除菌水を入れたスプレーボトルを社内全事業所並びに建設現場の必要箇所に設置し、全社員と関係者に接触感染防止策を徹底するよう情報共有すると共に、従業員の各家庭に必要な分を小分けにして配布することにしました。この他にも社内でわずかですが従業員向けのマスクの調達も行うなど、できる限りの安全策を模索中です。
今できること・・・まずは、私たち従業員とその家族の安全を守ることが、ひいてはお客様や関係協力企業の皆様を守ることにつながると考えて、一つひとつ行動に移していきたいと思います。
※今回、このブログをご覧になった弊社のお客様、お取引先の皆様の中で、もしご家庭や職場に除菌水がなくお困りの方がいらっしゃいましたら、弊社の各担当者まで直接ご相談ください。少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。
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