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キノイエの母体

July 1, 2016

キノイエは、今年生まれたばかりの新しい住宅ブランドです。新しい会社ができては消えていく、変化の激しい時代の中、初物をなかなか信用できる人はいません。ですので、私たちの家づくりについて、共感していただき、信用をいただくまでには、まだ少し時間がかかるのかもしれません。

そこで、本日は、私たちの母体となっている「株式会社カネタ建設」という会社の歴史について少しお話しをさせてください。

 

カネタ建設ロゴ

 

カネタ建設の創業は、昭和8年に遡ります。旧糸魚川町三反田(現在の糸魚川市中央)、辺り一帯が広大な田園地帯であった時代の昭和8年3月に小さな会社が産声をあげました。創業のきっかけは、その前年の昭和7年12月、糸魚川町の中心部の住宅368棟を焼失させた大火に端を発します。

その当時、創業者である猪又匤(タダシ)は、生計を立てるため、大阪の製材所で丁稚奉公(でっちぼうこう)をしていました。自分の故郷の大火の一報を耳にした匤はすぐさま帰省を決め、当時力士として活躍していた兄宏と共に地元の住宅復興のために立ち上がったのが、現在のカネタ建設の前身である「カネタ猪又製材所」の始まりでした。その後、匤と同じく製材所の丁稚奉公を経験した弟の米吉も加わり、3兄弟が協力し合い、寝食を忘れて仕事に没頭しました。

 

カネタ猪又製材所

 

ちなみに、「カネタ」という名前の由来は、大工道具の曲尺(かねじゃく)に自身の名前である「タダシ」の「タ」の字を入れたものです。当時から、地元の糸魚川には「猪又」の姓が多く、会社の名前として判別がつきやすいようにと付けたのが理由のようです。加えて、当時社名にカタカナ文字を入れるというのは非常に斬新であり、当時でいう「ハイカラ」なネーミングでした。偶然ですが、現在の「キノイエ」というネーミングの発想もこうしたDNAが継承されているのかもしれません。

 

カネタ猪又製材所法被

 

カネタ猪又製材所法被

 

当時の仕事はとても過酷でした。仕事の大半は全て人力。雨の日は蓑を被りながら山から切り出した丸太を全身で抱えながら運んでいたそうです。リアカーに始まり、それが次第に木炭車、そしてオート三輪へと進化していきました。やがて、小さな製材所は「カネタ猪又材木店」と名前を変え、少しずつ商いを広げていきました。それまでは、地元の大工職人に原材料としての杉材を卸すのが主な仕事でありましたが、後に大工職人と共に住宅づくりを始めるような仕事のスタイルに変容していきました。当時は、代表者の匤の自宅に大工職人が何人も寝泊まりし、同じ釜の飯を食べながら家づくりの技術を向上させていきました。

 

糸魚川産杉

 

現在のカネタ建設は、建築・土木事業を中核に不動産・訪問介護・家政婦紹介・介護タクシー・福祉用具レンタル販売事業、予防介護事業を含め、住生活に関する地域の皆様のあらゆるご相談にお応えする、この地域で唯一の「住生活ワンストップ企業」を目指し、進化を続けています。

皆様に愛され続け、おかげさまで今年で創業83年を迎えました。長い歴史の中で数えきれないほどの人のご縁とお客様に支えられ、この地域で発展を続けることができました。

キノイエはまだ産声を上げたばかりのブランドですが、その背景にある家づくりの原点に、この地元で生まれ育ち、木を扱い続けてきた人々の手と心が息づいていることを感じとっていただければ幸いです。

 

オレンジフェア2015

 

オレンジフェア2015

 

オレンジフェア2015

 

オレンジフェア2015

毎年8月にカネタ建設が開催している感謝祭「オレンジフェア」は毎年3,000人が訪れるモンスターイベントに成長しています。(今年は8月11日(祝)に糸魚川市民会館前特設広場で開催します)

 

カネタ建設のサイトはこちら

 

 

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