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アレルギー症状はなぜ起こる?(その2)

November 2, 2016

昨日の続きです。引き続き、換気システムの専門メーカー株式会社マーベックス様のお話から。

 

 

ご存知でしたか?一人当たり1日に摂取する食物の量は2~3kgが標準ですが、実は 1日に呼吸で摂取する空気の量はその約10倍の20kgといわれています。

 

 

一日の摂取量

 

 

また、2007年のNHK 国民生活時間調査によると、人が家の中にいる時間は平均15.8時間と言われています。(内訳:勤め人=12.5h/学生=13.4h/主婦=19.9h/70歳以上=19.7h)仮に人生を100年とすると、なんと65年間は家の中で暮らす計算になります。

 

 

この数字を踏まえて上で、以下の映像をご覧ください。

 

 

 

 

これは、一般的な現代の住宅の室内を撮影したものです。

 

 

昨日のブログでもご説明いたしましたが、成人ぜんそくの患者数はここ10年間で2倍に急増。ぜんそくの子供の割合も急速に増えており、その最大の原因は住宅の中の空気環境、特に室内に飛散する埃やアレルゲン物質の吸引によるものと考えられています。

 

 

実は、1950年代まではアレルギー患者はいなかったというデータがあります。ではなぜ、近年になって、住まいの中でアレルギーを引き起こす人が増えたのでしょう?

 

 

答えは簡単です。それは、昔の家が「自然に換気ができていた」から。言い換えると、それだけ家は「すき間だらけ」であったからです。

 

 

昔の家

 

 

しかし、現在の住宅事情はそうはいきません。花粉やPM2.5、その他で外気の環境もひと昔前のような環境ではなくなった上、気候の変動と人々の快適さの追求により、暑さ寒さには断熱・気密と室内空調で対処する暮らしが定着しました。

 

 

だからこそ、しっかりとした換気システムの構築が住まい選びにとってとても重要になってくるのです。現在新築住宅には設置が義務付けられている24時間換気システムですが、「熱交換」システムを選択しなかったことにより「寒いから」という理由で常時OFFにされている方も少なくありません。

 

 

1年分のホコリ

 

 

しかし、換気が出来ないと、室内でこれだけのホコリを1年間で吸っていることになります。また、天井給気型の排気口と、床下吸気型の排気口では、舞い上がるハウスダストの影響も大きく違ってくるということも昨日のブログで触れました。

 

 

このブログでも度々強調していますが、本物の健康住宅をつくるには、単に住宅建材を自然素材に変えるだけではけして実現できません。「自然素材=健康住宅」と謳っている住宅会社は要注意です。外気を確実に遮断する高い気密性能、結露やカビの原因となる外気との温度差(熱橋)を発生させない高い断熱性能に加え、チリ・ホコリやアレルゲン物質が飛散しやすい室内の汚れた空気を効率的に除去し、クリーンに保つことができる換気システムをいかに組み合わせることができるかによって、はじめて実現できるのです。

 

 

ハウスダストを制する家こそ健康住宅への第一歩です。このことを深い部分までしっかりと理解できいる住宅会社を選びましょう。

 

 

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