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上刈の家 木の壁


June 23, 2018

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June 23, 2018

糸魚川市内で建築中の「上刈の家」、いよいよ外壁の施工が始まりました。

 

 

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今回、キノイエとしては初の横板張り仕様。より自然に溶け込み、経年変化の中で風景とよく馴染んでいくデザインとなっています。

 

 

今回、採用された外壁塗料は「キシラデコール」と呼ばれる保護塗料。この塗料を選択したポイントはいくつかあります。まず、最大の特徴は浸透性の保護塗料であるという点。文字通り、塗布すると木の中に浸透していくため、保護塗膜(皮膜)を作るタイプの塗料のようにいずれ表面が剥がれてしまうという心配がなく、美観とともに高い耐久性と持続効果が期待できます。ただし、浸透型塗料は塗膜を作らないため、物理的な摩擦に弱く、比較的メンテナンスサイクルは短くなるというデメリットはあります。その代わり、キシラデコールはとても入手がしやすく、近くのホームセンターにほぼ必ず置いてあるといってもいいほどの定番商品。DIYにおける入手のしやすさは住まいのメンテナンスにとってとても重要。入居後、業者さんに依頼しなくても、ご自身の手でいつでも簡単に塗布が可能です。

 

 

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ちなみに、キシラデコールと同じような機能を持つ浸透性保護塗料の代表格に、「ウッドロングエコ」という塗料があります。キシラデコールは、顔料が含まれているので、木材に好みの色をつけることができるのに対し、ウッドロングエコは、天然成分を染み込ませるだけで、その木材そのものの劣化色を引き出す方法を採用しています。より自然な経年変化色にこだわる人にとっては、ウッドロングエコの方がより適していると思いますが、反面、樹種や現場状況により、どのような色味に変化するのか、乾燥してみないとわからないというリスクがあります。また、キシラデコールが防カビや防腐性能を保持するために多少の化学成分を含んでいるのに対し、ウッドロングエコは、天然成分だけで防腐・防蟻性能を実現しています。安全性の高さでは、ウッドロングエコに軍配が上がります。

 

 

色を選べるという点と入手のしやすさという点では、キシラデコールが。また、色味、成分共により自然に近いものを求めるならウッドロングエコといった具合に、求めるメリットによって選択をしていくことがベストでしょう。今回は、総合的な判断でキシラデコールをチョイスしました。シルバーグレーの味わいのある色味が、周囲の風景によく馴染むと思います。

 

 

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外壁はこの後、設置が全て完了した段階で二次塗装に入ります。

 

 

 

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