ちいきのたより
March 4, 2019
四季の移ろいを楽しみ、地域とのつながりを大切に住まう人を応援するウェブマガジン『住まいマガジンびお』の「ちいきのたより」のコーナーに、弊社のコラムが掲載されました。
このコーナーは、地域の記者として登録されている全国各地の個性的な工務店の担当者が、自分たちの地域を独自の目線で紹介するコラム。読み物としてのクオリティも非常に高いものになっています。
3月1日アップデートされた最新号は、弊社カネタ建設からの寄稿。「ヒスイと日本最古のラブソング」と題し、翡翠文化発祥の地として知られる地元糸魚川市の奴奈川姫にまつわる伝説と、地元天津神社の「けんか祭り」にスポットを当て、代表猪又が寄稿しています。
今から5500年以上も前、高度なヒスイの加工技術と文明をもった当時の糸魚川の地を治めていた一人の賢くて美しいお姫様「奴奈川姫(ぬなかわひめ)」。その奴奈川姫の美しさを噂で聞きつけた出雲の大国主命(おおくにぬしのみこと)が、わざわざ糸魚川の地まで求婚に訪れたという古事記に記された話を紐解き解説しています。
また、その奴奈川姫を祀る奴奈川神社を境内にもつ天津神社が毎年4月10日に開催する春大祭(通称「けんかまつり」)の様子をご紹介しています。
こうしてあらためて読んでみると、糸魚川という土地がいかに文化都市としてのポテンシャルが高い神秘のまちであるかということに気づかされます。ぜひ、他の地域のコラムと読み比べてくみてださい。
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品質向上勉強会
March 2, 2019
先日は、上越支店の主催による品質向上勉強会が開催されました。
これは、上越エリアの協力企業の皆さんが集まり、住宅業界にまつわる最新の情報を共有し、現場の技術、安全衛生の品質向上を目指そうというもので、今年で3回目を迎えました。
今回は、外部講師による法改正情報や現場の留意点、そしてお引き渡し後のお施主様アンケート結果の共有などを行いました。なるべく生きた情報を用いて、みんなでベクトルを合わせることに主眼を置いています。
座学でしっかり頭に汗をかいた後は、参加者みんなで恒例の懇親会。ここでの飲みニケーションはとても重要。お互いの本音をぶつけ合うことで、より血の通った現場づくりが実現します。
こうした取り組みは、とても地味である意味手間のかかる活動です。しかし、時々報道される性能偽装の問題は、こうした取り組みを軽視し、何が正しいのか?という判断基準を見失ってしまうことから始まっていると考えます。私たちは愚直に勉強会を継続することで、チームのベクトルを合わせ、お客様にとって本当に信頼される現場づくりを目指していきたいと考えています。
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小さな春、見つけました
February 28, 2019
皆さま、こんにちは。
先日の残った雪で小さな雪だるまを1人で作っていたら、通りかかった小さな子どもに何だか切ない目で見られたスタッフのながさきです。
先日のブログで「ようやく冬らしくなった」と言っていたのに、あっという間に春の陽気になりましたね。マフラーや手袋などの、冬に活躍もこもこアイテム達ともお別れの時期が近づいているようです。
さて、そんな中私は最近スーツを買いました。
春が近づく中、春を代表する買い物の一つではないでしょうか?
何の為に買ったかは、次回の内容として・・・実はなんと!私、初めてスーツを買いました!(≧∀≦)/
・・・どうでもいいカミングアウトですね。しかしながら私には就活スーツが姉のお下がりだった為に、やっと叶った念願の自分用スーツなのです。
社会人4年目。初スーツまで、長かった・・・
※イメージです
そんな感じでわくわくしながらスーツ店へ行った私。入社・卒業シーズンだった為、店内はたくさんの親子連れでいっぱいでした。私がそそくさとスーツを決め、興味本位で店内をウロウロしていると、様々なご家族の様子が見えました。
初めてのスーツで少し恥ずかしくも、ドキドキ嬉しそうな女の子。
「新入社員には少し派手すぎじゃないか?」と心配するお父さん。
「最近はこれくらいがかわいいのよ!」と楽しそうなお母さん。
少し離れたところでは、卒業式でしょうか?ネクタイの色で悩む親子がいました。
「そんな派手なネクタイ、俺には似合わないよ!」と恥ずかしがる男の子。
「こういうのがこれからいろんな場所で役に立つんだよ!」と自慢げなお父さん。
などなど。ここでは語りきれないほどの、ご家族それぞれの幸せなドラマを見ることができました。今までは、まるで別の世界のもののように思えていたスーツは、多くの人たちの大切な思い出に一役買っているようでした。
皆さんは、初めてスーツを買った日のことを覚えていますか?そこにはどんな思い出があるのでしょうか?
私にとっては、様々な家族の幸せな時間に触れられたことが、一番の思い出となりそうです。
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復興のその先へ
February 26, 2019
リノベーションスクール@いといがわ、3日間の激闘が終わりました。
このスクールは、糸魚川市の協力のもと、実際に糸魚川駅北エリアに存在する遊休不動産を題材に行われます。スクールの受講生は、ユニット(8人程度のチーム)のどこかに所属し、対象案件となる遊休不動産の再生を通じた新しいビジネスを計画します。ユニットで作成した事業計画は、ショートプレゼンを行い、内容をブラッシュアップ。途中、リノベーションまちづくりの先駆者が行うライブアクトがあり、スクール最終日には、不動産オーナーに対して、プレゼンテーションを行います。
スクールと言っても、その目的は学ぶことではなく「実践」。なので、オーナーの共感・了承を得られれば、実際の事業化に向けて動き出します。
課題ユニットは全部で3つ。その一つ、ユニットCを指導するユニットマスターには、日本まちやど協会の代表理事でもあり、HAGI STUDIO代表取締役の宮崎晃吉さんが担当。“超”がつくまさにその道のエキスパート。
そのユニットCのサブユニットマスターとして、弊社代表猪又が参加させていただきました。ちなみに、ユニットCの課題物件は、雁木通りの長屋に存在する元美容室の空き家。たった3日間で、収支までを見通した本気の事業計画にまで落とし込む、まさに「虎の穴」のような道場です。
サブユニットマスターの仕事は、ユニットマスターの補佐役として、地元を知る立場からスクール生の現地調査活動や会議をサポートする役割を担っているのですが、気が付けば、猪又自身も調査、事業計画、そしてついには出資まで(⁉)参加することに(笑)でも、それくらいにチームメンバーの情熱に惹き込まれ、彼らと一緒になって復興のその先を見たいという気持ちになったというのが本音です。細かい説明はともかく、私たちユニットCの再生事業計画「雁木と寺と路地の家 One Roof」をはじめ、全3ユニットそれぞれの素晴らしいプレゼンの様子ぜひをご覧ください。
復興のその先へ ~ これから糸魚川のまちが大きく変わる予感がします。
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リノベーションスクール@いといがわ いよいよ開講
February 22, 2019
糸魚川市駅北大火から2年。
復興が進んできた今だから少し未来を考えてみよう。
糸魚川のほんとうの豊かな暮らしってなんだろう。
大切な子どもたちのために、自分たちでできることはなんだろう。
きっとそこにあるのは、これまでとまったく違う新しい復興のカタチ。
いといがわリノベーションまちづくりのはじまりです。
***** スクール情報サイトより *****
糸魚川市では、糸魚川駅北エリアの遊休不動産の再生を通じて新しいビジネスを生み出し、エリアを再生する実践の場『リノベーションスクール』を本日2/22(金)から3日間開催します。
スクールの受講生は、ユニット(8人程度のチーム)のどこかに所属し、対象案件となる遊休不動産の再生を通じた新しいビジネスを計画します。ユニットで作成した事業計画は、ショートプレゼンを行い、内容をブラッシュアップ。途中、リノベーションまちづくりの先駆者が行うライブアクトがあり、スクール最終日には、不動産オーナーに対して、プレゼンテーションを行います。
そして、オーナーの共感・了承を得られれば、実際の事業化に向けて動き出します。
まちに繰り出し、まちを知り、まちを楽しむ3日間。実は、弊社代表猪又もサブユニットマスターとして3日間、スクール生と共に汗をかきます。どんなまちづくりのうねりが生まれるのか?今から楽しみです。
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凡事徹底~すき間のない家
February 19, 2019
石井啓一国土交通相は19日の閣議後記者会見で、連日報道されています賃貸アパート大手企業の施工不良について、173の自治体が1895棟(1月末時点)を建築基準法違反と認定したと明らかにしました。今後、再発防止のための有識者検討委員会を近く設置する方針も示したようですが、被害者となってしまわれた全国大勢のオーナー様、そして最大1万4000人超の入居者様が転居を迫られる事態となっている報道を見るに、同じ住宅を扱う企業として本当にやるせない気持ちです。
本来であれば業界をリードするべき有名大手企業から次々にこうした不正が発覚するという状況は、業界全体の信用を大きく失墜させることにつながり、絶対にあってはならないことです。住宅の供給競争の副作用が「性能度外視」となっている状況に、私たちは絶対に巻き込まれないという意志を強くしたところです。
さて、上記の事件は、防火性能にまつわる重大な違反になりますが、戸建て住宅において性能が省略されやすい項目の一つに「すき間」の大きさがあります。このブログでも再三登場する内容ですが、住宅の隙間の大きさを示す「隙間相当面積(C値)」は、本来、設計上の住宅の断熱性能が正常に機能するか否かを大きく左右する重要な指標。設計数値では表すことができない性能値であり、実測定しなければ担保できない性能値になります。にもかかわらず、2013年に改正された省エネルギー基準でなぜかこの項目が突如除外されています。「断熱性能は設計上で表示できるけど、すき間については表示義務化されていないからどうにでもできる」という悪意ある業者が表れたとしても、それを防ぐことはできないのが現在の法律なのです。
そこで、弊社は、計測を自社基準で全棟義務化しています。
例えば、こちらは昨年12月、上越市内で建築中の住宅について気密測定試験を行った時のものです。
3回計測した数値をそのままお見せします。
隙間相当面積(C値)数値の算出方法は、少し難しいですが、こうです。
C値 = 家全体の隙間の合計(3回測定試験の中間値) 28㎠ ÷ 延床面積 119.785㎡ = 0.23375・・・ ≒ 0.3㎠/㎡ という結果です(ほぼC値=0.2㎠/㎡)
C値=0.3㎠/㎡、つまり、仮に40坪の住まいであれば、家全体でなんと名刺の7割程度のサイズのすき間しかないということになります。
ちなみに、弊社はC値=0.5㎠/㎡以下にならなければ、次工程に進まないということを社内基準として徹底しています。法律で義務化されていない数値であっても、住宅の省エネ性能そのものに直接影響を及ぼすものであれば、しっかりと実測してお客様に安心していただくということが大事であると考えています。
少し専門的な内容になりますが、ご興味をお持ちの方は、ぜひ過去のブログ内容にも目を通していただければ幸いです。
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とある冬の日
February 16, 2019
皆さま、こんにちは。今年の冬もこたつが恋人、スタッフのながさきです。
2月も半ばになって、ようやく冬らしい景色になりましたね。
都心でも雪が降るなんて予報もありましたが、予報ほどの量じゃなくて良かったです(´ω`)♪
ちなみに糸魚川は一面真っ白になりました。会社の前も真っ白です。
会社の車もこんもりです。
しかし、今年は暖冬と言う予報が的中し、とても雪が少ないですね。ここまで積もらないのは中々珍しいです。各スキー場とも、今年の雪の少なさにはヒヤヒヤしたのではないでしょうか?
そう!冬と言えばスキー、スノーボードなどがシーズンを迎えます。
各地のスキーヤー、スノーボーダーにとっては嬉しい季節ですね。とは言え、私はまったく行きません。「滑ろ」と言われたら滑りますが、自ら進んでは行きません。
理由は一つ。
インドア派なんです。
こたつが大好きなんです。
猫と一緒でこたつで丸くなっているのが、私の中では冬の醍醐味です。
・・・まぁ、猫飼っていませんけどね。
つまり、私が何を言いたいかといいますと。新潟県民がみんなスキーやスノーボードが好きだと言うのは大間違い!! と、いうことを私は多県民の皆さんに声を大にして言いたい・・・!!
あっ、ちなみに誤解しないで下さいね。嫌いな訳ではありません。普通なだけです。行かないですけどね・・・
けれど私は、冬自体はすごく好きです。冬の景色は、個人的にどの季節よりもきれいだと思っています。だって、普段ゴチャゴチャしていて良く分からないものも、雪に覆われると一面真っ白に覆われるでしょ?
余計なものがない白銀の世界。何だか、素敵に思いませんか?
とは言え、生活するにはやっぱり大変。今日も夜から除雪車の音がそこらじゅうで鳴り響いていました。
出社すると、休憩中の除雪車を発見。
今日も夜通しお疲れ様でした(●´ω`)
雪が降る、あたりまえ。
雪が降っても道路が通れる、あたりまえ。
ついつい見逃してしまいそうになる「あたりまえ」は、勝手な思い込み。それはすべて、自然がもたらす恩恵と夜に働く方々のおかげであることを、忘れてはいけません。
今日も多くの皆さんのおかげで、無事に家路に着くことが出来そうです。
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web説明会
February 14, 2019
先日、来年度の新卒採用募集に伴い、就職サイトに掲載されるweb会社説明会用のビデオ撮影を行いました。会社の概要や特徴、仕事の内容などを簡潔に説明するもので、代表と採用担当の2名で撮影に臨みました。
収録する本編は時間にしてわずか6分間ほど。ですが、なかなか1テイクでは上手くいかないものですね。セリフを噛むことはもちろん、緊張で笑顔を忘れていたり、よそ行きの喋り方になってみたり、原稿を読むことに集中するあまりカメラ目線を忘れてしまったり、今度はうまくできた!と思ったら、外のトラックの騒音を拾ってしまい、再度撮り直しなど・・・その昔、お笑い番組で、何度も牛乳を一気飲みさせられるCM撮影を題材にしたコントがありましたが、そのシーンを彷彿とさせる気分でした。「ドリフターズ」、「ケンちゃんの健康牛乳」と聞いてピンときた方はおそらく昭和40年代以前の生まれの方でしょう(笑)
また、紺屋の白袖・・・私たちの本社は事務所がとても古く、スタジオ収録レベルに対応できる場所自体がありません。なので、普通の長テーブルにパイプ椅子、壁には工事現場で使う社旗をとりあえず設置しての撮影。このアナログ感漂う雰囲気が後日ウェブ配信されます(笑)・・・ということで、これを機に事務所の壁面一枚くらいは綺麗に貼り換えようと心に誓ったのでした。
この収録内容は、「にいがた就職応援団ナビ」にて、3月1日よりweb説明会ページが開設され、そこに弊社カネタ建設のページも登場します。地元就職をお考えの方は、ぜひご覧ください。
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ジャックランド様取材
February 12, 2019
先日の新建新聞社様の取材に続き、今度は地元のタウン情報誌『ジャックランド』様より取材を受けました。
『ジャックランド』3月号のレギュラーコーナー『Vision ~ 企業が描く未来像』にて、弊社の歴史や取り組みなどが4ページに渡り紹介される予定となっています。
先日、弊社代表猪又への取材も完了。早速記事構成案の確認がありましたが、とても分かりやすくまとめられてあります。3月号発売前なので、今の段階では記事をお見せすることができないのが残念ですが、弊社の考えや社風が伝わりやすい内容で、これから就職を考えている方にとっても、とても参考になる読み物になっていると思います。ぜひ多くの人に手に取ってもらえたらと思います。
『ジャックランド』3月号は、今月下旬発売予定です。上越・妙高・糸魚川エリアの書店・スーパー・コンビニエンスストアなどでお買い求めできます。どうぞお楽しみに。
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「最高の地元ライフ」をプランする
February 9, 2019
現在、キノイエのプランがいくつか進んでいますが、本日はその中から一つエピソードをご紹介します。
お客様との最初の出会いは、以前に行われたキノイエの完成見学会。地元工務店での家づくりを考えていると、最初は奥様お一人でご来場。ご覧いただいたキノイエの雰囲気がとても好きだということで、後日ご主人様と一緒にモデルハウスにご来場いただきました。
ご計画地は、ご主人様のご実家がある古くからの長屋が並ぶまち。いろいろとお話を伺っていくうちに、まちなみに合う飽きのこないデザイン、庭との一体感、自然素材を使って丁寧に暮らすキノイエの暮らし方がとてもしっくりするという結論に。深い共感をいただき、プランがスタートしました。
ちなみに、後日、お主人様のお父様からは、「どうしてもキノイエで建てたい」というお嫁さんの話を聞いて、キノイエを提供するカネタ建設という会社がどんな会社なのかとても気になっていたと打ち明けていただきました。お話を伺っていると、お父様の職場のお知り合いの方に弊社のお施主様が。少しご安心いただけた様子でした。また、キノイエのコンセプトが世代を越えて愛される住まいであることをご両親にも丁寧にご理解いただきながら、プランを進めていきたいと考えています。
奥様のご希望をとても尊重されているご主人様、実はお爺様の住まわれていたご実家にご自身も幼い頃に暮らしていた記憶があり、「いつかはここに戻って来たかった」と話して下さいました。幼少の頃の様々な思い出が、暮らし方に様々な影響を与えています。
前面道路は夏になると山車が通るにぎやかな通りになります。ご家族とまちの歴史が息づくまちでの新築計画、「最高の地元ライフ」というコンセプトがとてもしっくりする家づくりになると感じました。
ファーストプランから暮らしのイメージがどのように膨らむのか・・・続きはまた後日。
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