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断熱材は施工精度が命


November 12, 2016

断熱材

November 12, 2016

過去に家を新築された方の中で、おそらくこのように内部の状態を確認することは、大規模なリフォーム、もしくは建て替えのために家を解体する場合を除いて、ほとんどないのではないでしょうか?

 

 

断熱材

 

 

写真は、現在普及率がいちばん高い繊維系(「グラスウール」や「ロックウール」など)の断熱材が内部結露によってカビが繁殖した状態を写したものです。この状態を何年も、あるいは何十年も放置していると、その間、人体に及ぼす影響は計り知れません。さらに腐食が進行すれば、シロアリ等の発生も含めて建物そのものの寿命を縮める結果となります。しかし、自分の家が今どのような状態になっているのかを知ることができる人、あるいは我が家は絶対に大丈夫だと確信できる人はほとんどいないでしょう。

 

 

断熱材

 

 

ではなぜ、このような現象が起こるのでしょう。その最大の理由は、「施工不良」によるものです。特に、柱と柱の間に断熱材を敷き詰めていくという施工方法の中で、施工不良が非常に発生しやすいとされています。

 

 

まずは、正しい施工状態を見てみましょう。

 

 

<正しい施工状態>

断熱材

 

 

断熱材同士、あすいは柱と柱の間に断熱材が隙間なく正常に敷き詰められた状態を性能面で100としてみた場合、以下のような施工不良によって、その性能差は格段に変化します。

 

 

<長さ大 端部押し込み>

断熱材

 

これは、断熱材のサイズが大きすぎて端の部分が若干たわんでしまった状態。これだけでも断熱材のゆがみにより、断熱性能そのものが約8割強に下がってしまいます。加えて、たわみの影響で隙間の発生が懸念されます。

 

 

 

<長さ不足 隙間大>

断熱材

 

今度は断熱材のサイズが小さすぎたことにより、断熱材同士あるいは断熱材と柱との間に隙間が発生するケース。これだと、性能値はおよそ67%にまで低下。さらに、外気の侵入及び内部の空気が至る所から漏れ出す結果となり、断熱材の周囲は常に熱橋(激しい温度差)が発生し、たちまちに結露の原因となります。

 

 

<長さ大 押し込み度大>

断熱材

これはもう断熱材の効果としては半分以下です。断熱材のサイズがあまりにも大きすぎて完全にそり上がってしまい、至る所に結露の発生を許してしまいます。

 

 

この他、施工当初は整然と敷き詰められているように見えた断熱材も、タッカー(ホチキスのような止め金)打ちが正しく行われず、不用意に断熱材の袋に穴を空けてしまい、そこから湿気の侵入を許してしまうケーズがあります。また、タッカー打ちが不足、もしくは弱かったことで、長年の間に断熱材がずり落ちてしまい、大きなすき間を発生させるケースも少なくありません。

 

 

以上のように、同じ性能の断熱材でも、特にグラスウールをはじめとした敷き詰め型の断熱材の場合、施工をする大工もしくは施工業者の技術力のばらつきの影響を大きく受けやすく、製品として表示されている正しい性能値を100%発揮させることが非常に難しいということがお分かりいただけるかと思います。

 

 

そこで、キノイエでは、設計通りの断熱材をあらかじめ工場で採寸し、構造材と合わせてをパネル化した「プレウォール工法」を採用することにより、技術者の習熟度や技術力に最も影響を受けにくい方法にしています。これにより、どの現場でも断熱性能を100%発揮できる高い精度を実現しています。

 

 

 

プレウォール工法

 

 

プレウォール工法では、写真のように、断熱材はあらかじめ工場で正確にカットされ、構造用合板と共に隙間なく施工されたパネルとして現地に運ばれます。

 

 

また、この工法では、結露の発生メカニズムまでをもしっかりと把握。一般的に水蒸気を通しやすいグラスウールを使わず、水分を一切通さない「フェノールフォーム」と呼ばれる素材をこの上越エリアでもいち早く採用し、現在標準化しています。

 

 

フェノールフォーム

 

 

さらに、このフェノールフォームは、熱伝導率も現在クラス最小。現在、高性能をうたう様々な断熱材が各社で採用されていますが、その中ではトップクラスの性能値です。

 

 

フェノールフォーム断熱材

 

 

施工精度の高さも合わせ、その恩恵は、上記のようなカビ・腐食の発生リスクの最小限化と共に光熱費の大幅な削減につながります。

 

 

気密処理

 

 

光熱費の節約

 

 

光熱費の節約

 

 

私たちの目指す家づくりの一つ、それが、「建てた後に壁の中の心配をしなくてもいい」住まい。つまり、具体的な根拠をもって「長年にわたってエコで健康、安心な暮らし」を実現する住まいを提供することにあります。

 

 

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気密試験×2


November 10, 2016

気密試験|キノイエ|新潟県上越市・妙高市・糸魚川市の注文住宅|木の家づくり工務店|

November 10, 2016

先日は、現在新築中の住宅の気密試験を行いました。

 

気密試験|キノイエ|新潟県上越市・妙高市・糸魚川市の注文住宅|木の家づくり工務店|

 

 

カネタ建設では、キノイエブランドを含めた新築住宅は原則全棟気密検査を行います。気密試験では専用の気密測定器を使い、家の中の「C値」を調べます。おさらいですが、C値とは、家の延床面積に対する 「 隙間面積 」 の割合を示す数値で、床面積1㎡当たりどれ位(何㎠)の隙間があるのかを表した数値です。この値がゼロに近いほど、隙間が少なく、気密性が高いことを意味します。

 

C値 = 家全体の隙間の合計(㎠) ÷ 延床面積(㎡)

 

 

気密試験|キノイエ|新潟県上越市・妙高市・糸魚川市の注文住宅|木の家づくり工務店|

 

 

以前のブログ(「すき間だらけの日本の住宅」/「住まいの呼吸法」)でもご紹介したように、日本の既設住宅の90%以上がC値=5㎠/㎡以上(5㎠/㎡を超えると、測定不能になるケースが大半)と言われておりますが、実際そのほとんどは未測定のため実態は不明です。ちなみに、C値=5㎠/㎡の場合、40坪の住まいであれば、すき間の大きさはA4型ノートパソコンの画面サイズとほぼ同じ位になります。これに対し、仮にC値=0.3㎠/㎡であれば、40坪の住まいであれば、名刺の7割程度のすき間ということになり、その差は歴然です。これが夏冬の冷暖房機器の運転効率に大きな影響を与え、結果として光熱費の削減につながります。また、それ以上に隙間がないことによって結露からのカビの発生を防ぎ、長年にわたって健康な住まいを維持することができます。

 

 

C値の比較_キノイエ

 

 

ちなみに、この気密検査、私たちは建物の下地施工完了後と内装工事完了後に分けて2回実施します。仮に下地施工後の気密試験結果が良くても、その後の内装工事の段階で配線工事や配管工事、手直しなどで建物に再び穴をあける作業が行われるなどすると、このC値は途端に悪くなることがあります。このため、この気密試験を下地施工時1回のみで終わらせる(よい数値を残す)住宅会社もありますが、私たちは品質管理にこだわり、内装工事後に最後気密検査を行い、下地後の施工で隙間の発生がないかをチェックします。こうすることでお施主様にも「本物の性能値」を確認してもらい、安心していただくことができます。

 

 

気密試験|キノイエ|新潟県上越市・妙高市・糸魚川市の注文住宅|木の家づくり工務店|

 

 

今回は、その下地施工完了後の第1回目。その数値は・・・

 

 

気密試験|キノイエ|新潟県上越市・妙高市・糸魚川市の注文住宅|木の家づくり工務店|

 

 

C値≒0.3㎠/㎡という上々の結果でした。建築に詳しい方でないと、上記に映っている計測結果のレシートの内容から、直接C値を割り出すことは難しいと思いますので、横に計算した電卓の数値をご覧ください。C値 = 家全体の隙間の合計 60㎠ ÷ 延床面積 209.499㎡ = 0.28639・・・ ≒ 0.3㎠/㎡ という結果です。今回の住まいは標準的な住まいより一回り以上大きなお家になります。

 

 

次回は、内装工事完了後になります。また検査後に、こちらのブログでご紹介したいと思います。

 

 

 

本物の木の家のつくり方|キノイエ|新潟県上越市・妙高市・糸魚川市の注文住宅|木の家づくり工務店|

 

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悪いサンプル


November 5, 2016

カネタ建設

November 5, 2016

ここのところ晴天のため、日中はそれほどの気温の低下はありませんが、キノイエの母体であるカネタ建設の本社事務所では、既にブルーヒーターが動き出しています。

 

 

カネタ建設

 

 

そこで、その事務所内の温度分布をサーモカメラで撮影してみました。

 

 

カネタ建設

 

 

まさに医者の不養生(笑)築年数が「ん十年」となるこの事務所は、すき間だらけかつ断熱処理がなされていないため、真冬ともなると足元と天井の温度差はさらに広がります。高気密高断熱の住まいで地域の皆様にエコで健康・快適に暮らしていただくことを仕事にしている私たち自身、膝にタオルケットを掛けて仕事をしているのはとても皮肉なことです。

 

 

ところで、この写真で注目していただきたい部分があります。ブルーヒーターからの熱が半径1mにも満たない距離でヒーターの温風熱の効力が完全に失われてしまっています。ブルーヒーターの最大出力は18kw以上(ピーク時はこの他にペレットストーブが稼動)ですが、せっかくのパワーもこれでは効果を100%発揮できていません。ここまでくると暖房機器の性能UPでは、根本解決は望めません。

 

 

下の写真は、今年弊社で新築させていただいた住宅のリビングダイニング内部並びに吹き抜けの2階天井部分をサーモカメラで撮影した様子です。

 

 

高気密高断熱の家

 

 

撮影時期は2月。外気温もたしか5~6℃のタイミングでしたが、内部は上下にわたって安定した温度を保っています。

 

 

高気密高断熱の家

 

 

しかも、この時の熱源は、1階床下に設置した家庭用のエアコン1台のみ。通常であれば真冬でも「弱」運転で十分です。私たちがつくるキノイエの住まいは、この状態を標準仕様としています。なので、真冬でも家にコタツを入れたり、電気カーペットを入れる必要がありません。

 

 

「イマドキの新築住宅はどれも性能がいい」と考えるのは早計です。住宅の外皮性能の差は、こうしてみると歴然です。そういう意味では、私たちの事務所は今のところ、建物の高気密高断熱化がいかに重要であるかを分かりやすく説明する悪いサンプルでもあります(笑)

 

 

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燃費の悪い新潟県


November 3, 2016

光熱・水道費県別ランキング

November 3, 2016

ここに県別の光熱・水道費の件別ランキングデータの抜粋があります。

 

 

光熱・水道費県別ランキング

 

やはり、東北・北陸地方を中心に世帯当たりの光熱・水道費の金額は高い傾向にあり、中でも新潟県はランキングで7位に位置しており、全国的にみても非常に燃費の悪い地域であるということがわかります。なんだかとても損した気分になりますね。

 

 

以前のブログ『世界一「燃費の悪い住宅」』でもお話しさせていただきましたように、日本の住宅の断熱性能自体が世界と比較しても非常に低く、その低く設定された日本の省エネルギー基準を満たす住宅ですら、未だに全国でも5%しか存在しません。

 

 

そこで、私たちのつくるキノイエは、日本の次世代省エネルギー基準で設定されている新潟県の設定値よりも2ランク高い東北地域の基準をクリアする性能値を標準とすることで、住宅燃費を下げる家づくりにこだわっています。住宅燃費を下げることと同時に住まいの結露やカビを防ぎ、家中どこにいても健康で快適に暮らせる空間づくりにこだわっています。

 

 

住まいの価格は「生涯価格」でみなければなりません。生涯価格とは、前述の光熱・水道費はもちろん、維持メンテナンス費、冷暖房機器設備の入れ替えコスト(台数/劣化時期)、住まいで病気になるリスクとそれに伴う医療費・介護費用、それに伴う生活への影響(介護離職等)等、様々な角度から考えなければなりません。ローコストとよばれる住宅の生涯価格と高性能住宅の生涯価格を冷静に比較した時、はじめて自分たちに必要な住まいの選択肢が見つかるのではないでしょうか。

 

 

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アレルギー症状はなぜ起こる?(その2)


November 2, 2016

ホコリ

November 2, 2016

昨日の続きです。引き続き、換気システムの専門メーカー株式会社マーベックス様のお話から。

 

 

ご存知でしたか?一人当たり1日に摂取する食物の量は2~3kgが標準ですが、実は 1日に呼吸で摂取する空気の量はその約10倍の20kgといわれています。

 

 

一日の摂取量

 

 

また、2007年のNHK 国民生活時間調査によると、人が家の中にいる時間は平均15.8時間と言われています。(内訳:勤め人=12.5h/学生=13.4h/主婦=19.9h/70歳以上=19.7h)仮に人生を100年とすると、なんと65年間は家の中で暮らす計算になります。

 

 

この数字を踏まえて上で、以下の映像をご覧ください。

 

 

 

 

これは、一般的な現代の住宅の室内を撮影したものです。

 

 

昨日のブログでもご説明いたしましたが、成人ぜんそくの患者数はここ10年間で2倍に急増。ぜんそくの子供の割合も急速に増えており、その最大の原因は住宅の中の空気環境、特に室内に飛散する埃やアレルゲン物質の吸引によるものと考えられています。

 

 

実は、1950年代まではアレルギー患者はいなかったというデータがあります。ではなぜ、近年になって、住まいの中でアレルギーを引き起こす人が増えたのでしょう?

 

 

答えは簡単です。それは、昔の家が「自然に換気ができていた」から。言い換えると、それだけ家は「すき間だらけ」であったからです。

 

 

昔の家

 

 

しかし、現在の住宅事情はそうはいきません。花粉やPM2.5、その他で外気の環境もひと昔前のような環境ではなくなった上、気候の変動と人々の快適さの追求により、暑さ寒さには断熱・気密と室内空調で対処する暮らしが定着しました。

 

 

だからこそ、しっかりとした換気システムの構築が住まい選びにとってとても重要になってくるのです。現在新築住宅には設置が義務付けられている24時間換気システムですが、「熱交換」システムを選択しなかったことにより「寒いから」という理由で常時OFFにされている方も少なくありません。

 

 

1年分のホコリ

 

 

しかし、換気が出来ないと、室内でこれだけのホコリを1年間で吸っていることになります。また、天井給気型の排気口と、床下吸気型の排気口では、舞い上がるハウスダストの影響も大きく違ってくるということも昨日のブログで触れました。

 

 

このブログでも度々強調していますが、本物の健康住宅をつくるには、単に住宅建材を自然素材に変えるだけではけして実現できません。「自然素材=健康住宅」と謳っている住宅会社は要注意です。外気を確実に遮断する高い気密性能、結露やカビの原因となる外気との温度差(熱橋)を発生させない高い断熱性能に加え、チリ・ホコリやアレルゲン物質が飛散しやすい室内の汚れた空気を効率的に除去し、クリーンに保つことができる換気システムをいかに組み合わせることができるかによって、はじめて実現できるのです。

 

 

ハウスダストを制する家こそ健康住宅への第一歩です。このことを深い部分までしっかりと理解できいる住宅会社を選びましょう。

 

 

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初めてのコラボセミナー&マルシェ第2弾


October 31, 2016

木の家マルシェ#2|キノイエ|新潟県上越市・妙高市・糸魚川市の注文住宅|木の家づくり工務店|

October 31, 2016

週末の29日(土)・30日(日)の2日間に渡り開催されました「窓・構造・断熱パネル・換気の一流専門メーカー担当者が直接教える! 高性能エコハウスのしくみ大公開」並びに、30日(日)1日限りの開催「木の家マルシェ#2」の模様を写真を交えてご紹介します。大勢のお客様にお越しいただき、スタッフも対応に追われていたため、写真撮影が追い付かず、限られたショットで申し訳ありません。

 

 

木の家マルシェ#2

 

 

 

 

高性能エコハウスを建てる方法

 

木の家マルシェ#2

 

木の家マルシェ#2

 

こびと窯

 

前回に引き続きご出店いただきました「こびと窯」さん。人気の天然酵母パンは、この日もほぼ完売状態。自作の看板類やハロウィン仕様のオブジェも新登場し、お店作りがグレードアップ。キノイエのファサードとしっくり合います。

 

 

木の家マルシェ#2

 

途中、助っ人として奥様も参加。イベント出店と自店の運営はお二人のコンビネーションで上手に切り盛りされています。

 

 

木の家マルシェ#2

 

cotocoto

 

こちらも第1回目に続き、ご出店いただきました「土の香工房cotocoto」さん。独自の乾燥技術と商品開発のセンスは抜群。キノイエスタッフの中でも一番人気は「バジル塩麴」。パスタに絡めてもよし。白身魚のムニエルにもよし。弊社代表猪又の一押しは「目玉焼き」(笑)

 

 

 

木の家マルシェ#2

 

とうふ工房矢代

 

今回初参加いただきました「とうふ工房 矢代」さん。代表の沼倉さんとは弊社代表猪又とも地域活動でご縁があり、今回のイベントで満を持してコラボが実現。主力のとうふ商品は、どれも濃厚で香りが特徴。皆さんもぜひ一度お試しあれ。

 

 

木の家マルシェ#2

 

ごはん麺

 

そして、同じく今回初参加いただきました「株式会社妙高食品」さん。かねてよりcotocotoさんよりご紹介いただいていたお店です。主力の第1号開発商品の「ごはん麺」を皆さんに試食でふるまい。見た目はうどん、でも食感はモチっとしていて、噛んでいるとそれはまるでご飯。この独特の食感がたまりません。茹でたごはん麺をオリーブオイルでcotocotoさんの「バジル塩麴」と一緒に絡めると、イタリアン風になります。太麺と細麺がありますのでお好みに応じてどうそ。

 

 

 

高性能エコハウスを建てる方法

 

住まいの見学と各種セミナーにも大勢の皆様にご参加いただきました。既に、キノイエ、カネタ建設のセミナーを数回受けていただいているお客様も多数。

 

 

 

高性能エコハウスを建てる方法

 

モデルハウス内の至る所で、お客様との相談・打ち合わせ。スタッフも大忙しでした。

 

 

高性能エコハウスを建てる方法

 

 

今回、初の試みである各専門メーカーを交えてのセミナーにも、高性能エコハウスに非常に関心の高いお客様を中心に多数ご来場いただきました。そして、何より、各専門メーカーのスペシャリストたちの説明は「さすが」の一言。専門メーカーとしての豊富な経験と知識、そして自分たちの仕事にかける絶対の自信とプライドが、聴く人たちの心を掴んでいました。キノイエスタッフにとっても新たな発見と気づきがあり、家づくりの奥深さと共に責任の重さを再確認した2日間でした。ぜひ、近いうちにこのテーマでもう一度開催したい!と思える内容でした。

 

 

高性能エコハウスを建てる方法

 

誰もがよく知る国内屈指の窓メーカーYKKAP株式会社様からは、上越支店長高島様、田中様にご参加いただきました。窓を知り尽くした専門メーカーだからこそ語れる、開口部が住まいに与える影響について非常に詳しい解説と、時々飛び出すクイズ、そして具体的な商品サンプルを交えての解説により、お客様にとって非常にわかりやすいセミナーになりました。

 

 

高性能エコハウスを建てる方法

 

構造・断熱パネルのメーカー、ウッドリンク株式会社様は、上越支店長の林様より2日間ご対応いただきました。阪神淡路クラスの地震で一体住宅業界に何が起こったのか?連続地震に強い家づくりに欠かせないポイントは何か?など、住宅の構造を知り尽くした木の専門メーカーだけに非常に説得力のある説明をいただきました。また、「(キノイエを運営する)カネタ建設さんの要求はとても面倒で手間がかかるんです(笑)。でも、それだけに、ここまで取り組んでいる会社は他にはほとんどありません!」という、「下げて上げる」タイプのお褒めの言葉をいただきました(笑)

 

 

高性能エコハウスを建てる方法

 

換気システムの株式会専門メーカー、株式会社マーベックス様は、はるばる大阪より本田専務取締役にお越しいただきいただきました。大阪弁を交えてのユーモアたっぷりの、それでいて非常にロジカルな換気システムのお話をしていただきました。家の中で舞い上がるハウスダストやダニの実態、映像を交えての具体的な説明を皆さん食い入るように聴講されていました。

 

 

高性能エコハウスを建てる方法

 

少し遅いお昼休憩の様子をパチリ。マーベックス株式会社様のお二人と、YKKAP株式会社の高島支店長。日曜日は天気も良かったので、庭先でソトメシタイム。ビールと焼き鳥があればもっと喜んでいただけたのでしょうが、ここでは我慢(笑)

 

 

木の家マルシェ#2

 

キノイエのイベントは多くのご協力者の皆様の手で実現し、成長しています。この場をお借りして心より厚く御礼申し上げます。

 

また次回のイベントもお楽しみに!

 

 

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カビと温度と湿度と換気・・・のお話


October 27, 2016

カビと温度と湿度と換気

October 27, 2016

家と生命の関係については、昨日のブログ『家は安全ではない?』でもお伝えした通りですが、本日は、「カビと温度と湿度と換気」のお話をしてみたいと思います。アレルギー疾患などでお悩みの方は必読の内容です。また、こちらについては、さらに以前のブログ『低温住宅は病気のもと』と合わせてお読みいただけると、住まいの高気密高断熱化と健康の因果関係などが深く理解できるのではないかと思います。

 

 

以下の表をご覧ください。これは、アレルギーや風邪の原因となる微生物の発生率と相対湿度との関係を表したものです。アレルギーの大きな要因は、ハウスダスト、カビ、ダニ、ダニの死骸、ダニの糞…と言われています。これをご覧いただくと、湿度が40~60%の状態が、それらの発生源を抑制するのに適した状態であることがお分かりいただけるかと思います。

 

 

カビと温度と湿度と換気

 

 

続いて温度について。カビが増殖しやすい温度は20~30℃で、特に25℃前後で活発に発生すると言われています(30℃以上で発生は衰え始め36℃以上で発生が殆ど止まると言われている)。この温度範囲はダニと同じですが、特筆すべきは、カビは低温度でも繁殖するという点です。冷蔵庫の中でもカビが生える(好冷菌)ケースは皆様もよくご存じかと思います。また、特にこれからの季節、低温状態で猛威を振るうのは、インフルエンザを代表とするウィルス群です。

 

 

カビと温度と湿度と換気

 

 

以上を総合しますと、住まいには健康を維持すべき適温と適正湿度が決まっているということです。その数値が、室温で20℃~25℃、湿度40~60%という数字になりますが、問題は、激しい暑さと高い湿度に悩まされる夏季、厳しい寒さと乾燥に苦しめられる冬季をまたぎながら、この数値をいかに住まいで安定させることができるかという点になります。

 

 

そのためには、しっかりとした住宅の高気密・高断熱化とロスとムラのない計画換気が必要になります。現在、日本の多くの既設(ストック)住宅の9割以上は、断熱性能、気密性能共に非常に不完全な状態です。そのために、住宅の壁の間に外気と室内の空気の接点(熱橋)が生まれ、その温度差による結露が発生し、先に述べたようなカビの発生源を生み出します。一度家が新築されると、壁の中の状態はほとんどわかりません。知らないうちに、カビやダニを繁殖させた病原壁に囲まれた住まいの中で、24時間換気システムによって次々と体内に病原体やアレルギー物質を取り込んでしまっているケースもあります。

 

 

その対策として、キノイエでは、高い断熱性能と防湿性能を持つフェノールフォーム素材を使用したパネル断熱と共に、「第一種熱交換換気システム」を標準導入しています。キノイエで採用している第一種熱交換換気システムは、外気の影響を極力緩和して室内に取り込む仕組みになっています。

 

 

第一種熱交換換気システム

 

 

さらに、このシステムでは、「PM2.5」等の超微細物質もフィルターで98%カットします。外気の影響を極限までなくし、内部では徹底した温度・湿度管理を行う仕組みこそ、本物の健康住宅です。自然素材をふんだんに使うだけでは片手落ち。健康住宅は科学的な根拠をもってはじめてつくり上げることができます。

 

 

PM2.5対策

 

 

これからの季節、インフルエンザや風邪などが流行する時期です。まずは室内の温度と湿度を見直すだけでも、発症リスクがかなり抑えられますので、ぜひ参考になさってみてください。そして、今後の家づくりの重要なテーマとして捉えていただければ幸いです。

 

 

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高性能エコハウスのしくみ大公開

木の家マルシェ#2

家は安全ではない?


October 25, 2016

気密断熱が不十分な住まい

October 25, 2016

冬が近づいていますので、家と生命の関係について、既にご存知の方もいらっしゃると思いますが、極めて重要なデータをこちらで紹介させていただきます。

 

 

家の中、とりわけ入浴中にお亡くなりになる方の年間人数が、交通事故でお亡くなりになる人の約4倍近い数に上るという事実を皆様はご存知でしたでしょうか。厚生労働省の人口動態調査では、2011 年の交通事故による死亡者が6,741 人に対し、浴室事故による死者数は17,000 人(推定)、そのうち9 割が65 歳以上であると発表しています。

 

 

<一年間の交通事故死亡者数と入浴中の死亡者数の比較>

 

ヒートショック死亡者数

 

 

この主な原因は「ヒートショック」によるものだと言われています。「ヒートショック」とは、家の中の急激な温度差がもたらす身体への悪影響のことです。急激な温度変化により、血圧が大きく変動することで、失神や心筋梗塞、脳梗塞などを起こすことがあります。これにより、入浴中に意識を失い、溺死するというケースが非常に多くなるのが、まさにこれからの季節なのです。

 

 

ヒートショック

 

 

加えて、注目していただきたい点は、死亡者数の裏側に隠れた数字についてです。ヒートショック死者数が事故件数の約2割で、完治するのは事故件数のたった2割といわれています。つまり、残りの6割の約5万1,000人は、ヒートショックが原因で後遺症となっていることが推測されます。後遺症となった方の、医療・介護面での負担は相当なものになると予想されます。

 

 

ヒートショック

 

 

そして、その根本原因は、住まいの中に激しい温度差が発生していることにあります。現在、日本国内のストック住宅(既設住宅)の9割以上は、世界の先進諸国の断熱気密性能で後れを取った低性能の住宅であると言われており、さらに2020年に義務化が決定している住宅の次世代省エネ基準についても、先進国の水準には及ばない最低レベルの基準とされています。(以前のブログ『世界一「燃費の悪い住宅」』、『すき間だらけの日本の住宅(前編)』、『すき間だらけの日本の住宅(続編)』参照)

 

 

気密断熱が不十分な住まい 高気密高断熱の家

左(上):断熱気密が不十分な家/右(下):高気密高断熱の家

 

 

「本物の安心安全な家を選ぶ」というテーマを、軽く見てはいけません。本物の高気密高断熱住宅を選ぶことは、単なる光熱費の削減だけではなく、医療費や介護費用などを含めたその後の生涯コストに大きく影響します。繰り返しになりますが、以前のブログ記事『建てた後に気付く大事なこと』でも触れている通り、「快適で省エネな家は注文しても簡単には手に入らない」という現実を知っている人はそう多くはいません。家は命を守る最重要デバイス。見た目のイニシャルコスト(=販売価格)に惑わされない、賢い買い物をしましょう。

 

 

 

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高性能エコハウスのしくみ大公開

 

未来の支出増加リスクを抑えるために


October 24, 2016

日本のエネルギー事情

October 24, 2016

いよいよこの上越地域も夜の冷え込みが一段と増してきましたね。そろそろ各ご家庭でもエアコンの暖房を入れたり、ストーブなどの準備が進んでいるのではないでしょうか。そこで、今回は、以前のブログ記事『世界一「燃費の悪い住宅」 』で少し触れました、日本のエネルギー事業について、もう少し詳しくお伝えしたいと思います。

 

 

日本のエネルギー事情

 

 

その目的はズバリ一つです!皆様の「未来の支出増加リスクを抑えるため」です。住宅の選び方で、これからますます生涯コストの差が大きくなることはほぼ間違いないのではないかと思われます。これまでも、キノイエは一貫して住宅性能を上げることが将来に渡って多くのメリットをもたらすことをお伝えしてきましたが、以下に記載している日本のエネルギー事情の変化を見れば、住まいの断熱気密性能を無視した家づくりがいかに危険であるかということがご理解いただけると思います。

 

以下は、YKKap様が発行している資料から抜粋したもので、「日本エネルギー事情」に関する非常にわかりやすい記述ですので、ぜひご参考になさって下さい。

 

 

 

1.家庭でのエネルギー消費量は年々増加しています。

 

日本のエネルギー消費は、2004年をピークに下がりつつあります。それでも40年前に比べ、運輸部門では1.8倍、家庭部門では2.0倍、企業・事業所他部門では1.1倍となっており、家庭部門のエネルギー消費量の増加が最も多くなっています。家庭部門の省エネが今後のエネルギー消費削減のポイントとなっています。

 

最終エネルギー消費量の推移

 

 

 

2.家庭で消費するエネルギーの約1/4は、冷暖房です。

 

家庭のエネルギー消費量のうち、冷暖房による消費量が約25%を占めています。家庭での消費エネルギーを減らすためには、冷暖房の消費量を減らす必要があります。

 

世帯当たりの用途別エネルギー消費

 

 

 

3.家庭の電気料金は、4年で約25%アップしています。

 

2005年以降で電気料金(単価)が最も低かった2010年に比べ、2014年では家庭用の電気料金で約25%上昇しています。使用量の増加と料金アップのダブル効果で、支払額はさらに倍増。もう他人事では済まなくなっています。

 

家庭用電灯料金の平均単価の推移

 

 

 

4.「光熱水道費」が物価上昇第1位。家計の支出を圧迫しています。

 

暮らしにかかる費用の中で2005年以降、最も物価が上昇し、家計の支出に占める割合が増えたものが「光熱水道費」です。エネルギー関連費用を抑えるために、燃費の良いハイブリッド車を選ぶ人も増えています。家の燃費「光熱水道費」にも注目してみてはいかがでしょうか。

 

消費者物価指数の推移

 

 

いかがでしたか?家の燃費「光熱水道費」の圧縮には、高い断熱気密性能をもった住宅を選択することが不可欠です。省エネ機器を選択する以前に、省エネ機器の運転効率を上げ、かつ導入台数を減らす元となるのが、住まいの外皮性能です。以前のブログ記事『建てた後に気付く大事なこと』でも触れている通り、「快適で省エネな家は注文しても簡単には手に入らない」という現実をよく理解し、より慎重な住宅会社選びをしていただくことをお勧めします。

 

 

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高性能エコハウスのしくみ大公開

 

 

技術で「閉じる」、デザインで「開く」


October 8, 2016

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October 8, 2016

住まいを高気密・高断熱化することで得られるメリットが、単に「冬暖かく」「夏涼しい」ということだけでは、建築屋としてはとても中身の薄い話です。大切なのは、「暮らし方」に与える変化とメリットでしょう。

 

 

例えば、以前のブログ記事「玄関ホールを使い倒す」。この記事では、玄関ホールをリビングの空間として取り込み、小さくつくって大きく暮らす一つの工夫としてご紹介させていただきましたが、それを実現しているのは、高い断熱気密性能、つまり、きちんと「閉じる」技術が確立されているからです。

 

 

キノイエ 土間

 

気密処理

 

キノイエ

 

 

ところが、一方で、高性能な断熱材の吟味に力を入れながらも、内部に寒さを残すような設計を当たり前に行っている家づくりもまだまだ多く存在します。その典型が玄関。玄関が冷える設計のままだと、ホールと廊下も寒くなり、何重ものドアで仕切りをし、風除室まで設けて寒さに備えるような設計になっている住宅をよく見かけます。中途半端な断熱材知識のまま設計を行うと、必然的に、玄関ホールは寒い場所だと常識的に考えて、家の中にあってもさらに閉じてしまう場所が生まれてしまうのです。

 

 

平牛の家_玄関ホール

 

 

これがもし、明確な根拠をもって家のナカとソトをしっかりと断熱できれば、内部は徹底して開放的な空間にデザインすることが可能となり、暮らし方にも様々な可能性が生まれてきます。玄関やホールが居間の一部になるだけでなく、床下や屋根裏も変化に富んだ内部空間になります。

 

 

キノイエ 平牛の家

 

 

正しい技術で「閉じ」、デザインで「開く」という設計思想をもつことで、住まいはよりコンパクトでも広々と暮らせる高性能なものへと進化させることが可能です。「小さくつくって大きく暮らす」をロジカルに実現する。これが「小さな邸宅~キノイエ」のポリシーです。

 

 

 

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